【日本の「自然を愛する文化」が、英語リスニングのハードルを上げる理由①】

 from 師範代Shinya

先日、3歳の上の娘を連れて、久しぶりに静岡の実家に帰りました。

東京から静岡は新幹線で行けるので、朝の保育園の登園時間と同じタイミングで家を出て、日帰りで帰って来れます。

でも、今回はあえて前日の夕方から前乗りしました。

なぜなら、娘に産まれて初めてのホタルを見せたかったからです。

ちょうどこの時期は、僕の実家のそばにある柿田川公園で、天然のホタルが見れます。

柿田川公園は、富士山の雪解け水が湧き水として出てくる場所です。

柿田川の水は透き通っていて、すごくキレイです。

今はどうか分かりませんが、僕が小学生の頃は「出てくる水をそのまま飲めるぐらいキレイ」と教わりました。

そのため、柿田川の水辺には天然のホタルが生息しているのです。

毎年6月~7月上旬頃にかけて、夜にゲンジボタルがたくさん飛び回ります。

僕は、結婚前に妻のサヤをホタル観賞に連れて行きました。

サヤは子どもの頃から東京に住んでいて、東京のホタル祭りに行った記憶があるそうです。

ただ、サヤがこれまで見てきたホタルはすべて養殖だったそうです。

ホタルたちは大きな網の中に入れられて、その前にたくさんの人たちが並んで順番待ちをします。

そして、自分の番が来たら、決められた時間内に網の外側からホタルが光るのを眺める、というスタイルだったそうです。

そのため、僕が初めてサヤを柿田川公園に連れて行った時には、初めて見る天然のホタルに感動していました。

自然の木々が生い茂る広い空間を、自由に飛び回るホタルを見るのは、初めてだったそうです。

祭りと違って、見に来る人の数も少ない中、ホタルの光を独り占めできることに、特別感を感じたそうです。

川辺の方に降りていくと、目の前にホタルが飛んできて、僕らの服に止まりました。そして、服の上で光りました。

僕らはホタルをそっと手の中に入れて、光らせたりもしました。

そして今、上の娘に同じ体験をさせてあげるために、今回は静岡に前乗りしたのです。

期待通りの体験

梅雨の時期なので雨が心配でしたが、なんとかギリギリ天気が持ってくれて、柿田川公園に行くことができました。

公園と言っても、木製のせまい遊歩道の周りは、川と木々ばかりです。

自然の中にグイグイと入っていくような環境を、娘は怖がって泣くかと思いきや、意外にも大丈夫でした。

ホタルゾーンに着きましたが、まだ光は見えません。

そこで僕は、ホタルを呼び出す作業を始めました。

スマホの「懐中電灯モード」をオンにして、ライトの部分を手で覆います。

そして、手をパッと離してから、すぐ隠すという動作を繰り返しました。

つまり、手動で点滅させるのです。

すると、ホタルたちはスマホの光を他のホタルの光だと勘違いして、自分たちも光り始めます。

この手法を使うと、ほぼ百発百中でホタルたちを光らせることができるのです。

今回も、この作戦がうまくいきました。

娘は、夢中になって短い指を伸ばしながら、

「あっ!あそこが光った!ホタルがいるよ!あっ!またここも光った!」

と叫びながら、興奮していました。

その後、川辺に降りていったら、期待した通りホタルがこっちに向かって飛んできました。

ホタルは僕の身体にぶつかった後に、地面に落ちました。

それを拾おうとしたら、すぐにまた飛び立って、娘のムチムチの腕に止まりました。

その後はまたすぐ飛び立って、僕らの手の届かない上の方で飛び回りながら、光り続けていました。

本当は、娘の小さな手の中でホタルが光るところの動画を撮影したかったのですが、一応、目の前でホタルを見せたれて、触らせることもできたので、期待通りの体験をプレゼントできたと思います。

前乗りした甲斐がありました。

自然と触れ合う文化

翌日は、朝から僕の母が娘を田んぼに連れて行って、「オタマジャクシ狩り」を体験させました。

娘は、オタマジャクシを見たことがありますが、それは上野動物園の中で、ガラスケースに入った状態を外から眺めるだけでした。

でも今回は、自分ですくってバケツに入れて、獲ったオタマジャクシを手で触れるのです。

足が生えてカエルになりかけのオタマジャクシや、すでにカエルになり切っている段階のものをつかまえて、娘に触らせました。

さらに午後には土手に連れて行って、バッタの赤ちゃんをつかまえて手の上で跳ねさせる体験をしました。

僕は静岡に娘を連れて行く時には、できるだけ「東京ではできない体験」をさせるように意識しています。

その1つは、「自然と触れ合う文化」です。

東京にも自然と触れ合う文化はありますが、静岡ほど気軽ではありません。

ちなみに、西洋の英語圏の国々には、こういった「自然と触れ合う文化」はあまりないそうです。

特に虫や小さな生き物に関しては、何の情緒も感じることはないそうです。

実際にアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人のネイティブたちに聞いたので、本当だと思います。

そしてなんと、この自然を愛でる文化のあるなしが、英語のリスニングに影響を与えていることを、最近僕は知ったのです!

まさか、こんなところに相関関係があったとは!!

 

・・・つづく

 

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2件のコメント

「自然と触れ合う文化 」いいですね!
昨日庭の巣箱からシジュウカラが飛び立っていきました。親鳥のフォローにはいつも胸が熱くなります。

日課にしている散策では山道を登りながら放牧されている牛たちの仲間意識が強いこと、仔牛がオッパイを
求めて母牛に甘える光景に出会うことが一番の楽しみです。

ありがとうございます!
庭に巣箱があるんですね。
山道も毎日散策できて、動物たちをすぐ近くで見ることができるのは、とても良い環境だと思います。
自然を観察することから得られる学びや感動は多いですよね!

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