【なぜ学校で英文法が得意だった人が、英会話になるとさっぱりダメになってしまうのか?】

from 師範代Shinya

「学生時代、英語の成績はいつも学年上位だった。文法の穴埋め問題は瞬時に解けるし、構文の分析も得意。それなのに、いざ外国人を前にすると、中学レベルのあいさつフレーズさえ出てこない……」

この悩みは、日本の教育を受けてきた多くの英語学習者が抱える、共通の悩みと言えるかもしれません。

英文法が得意だった人も、苦手だった人も、関係なく「英語が話せない」と感じているのです。

これは、大人になってからやり直し英語を始めた時にも起こります。

「これほど勉強しているのに、自分には才能がないのだろうか」と、積み上げてきた努力を否定したくなる瞬間もあるでしょう。

でも、英会話で言葉が出てこない原因は、決して能力の不足でも、根気のなさでもありません。

実は、マジメに積み上げてきた「読むための英文法」というツールが、英会話という「瞬発力」を求められる現場では、皮肉にもブレーキとして働いてしまっている可能性があるのです。

なぜ文法が得意な人ほど、実践の場でフリーズしてしまいがちなのか。

そのメカニズムを分析して、あなたの中に眠っている知識を「生きた言葉」に変えるための視点を探ってみましょう。

「いやいや、私の中には眠っている知識すらないよ!」という方でも大丈夫です。

学生時代とは別のアプローチを使えば、もっとシンプルに短い期間で文法をマスターできます。

 脳内にある「高性能すぎる翻訳工場」のジレンマ

学校教育の中で培われる英語力は、多くの場合、複雑なパズルを解くような「精密な分析能力」に基づいています。

英文を反対方向の文末から訳していき、自然な日本語になるように和訳する作業が、多くの学校で教えられている英語の授業です。

これが、英会話でブレーキの役割を果たしてしまうことがあるのです。

英文が耳に入った瞬間、脳内の「翻訳工場」がフル稼働しはじめて、「主語はこれ、述語動詞はこれ、関係代名詞の制限用法だから……」と、頭の中で細かい設計図を作り始めます。

話す時も同じです。まず日本語で長い文を考えて、それを文法ルールに照らし合わせ、完璧に検品して「間違いがない」と確信してからでないと、言葉が出荷(発話)されない仕組みになっています。

でも、実際の英会話は、時速150キロで飛んでくるボールを打ち返すバッティングのようなものです。

0.5秒の間に反応しなければならない現場で、いちいち設計図を引き、細部を検品していては、どうしても間に合いません。

「完璧な正解」を組み立てている間に会話の波は過ぎ去り、沈黙だけが残されてしまうのです。

文法が得意な人ほど、この「精密すぎる検品作業」が重いOS(オペレーティングシステム)となり、結果としてスムーズな発話を妨げてしまうという皮肉な現象が起こりやすいのです。

 ネイティブの脳にあるのは「ルール」ではなく「情景のイメージ」

一方で、英語を自由に操るネイティブスピーカーの頭の中には、文法用語の辞書は存在しません。

彼らは話す時に「ここは現在完了の継続用法を使おう」などとはまったく考えていないのです。

彼らが持っているのは、ルールではなく、言葉一つひとつが持つ固有の「手触り」や「情景(イメージ)」です。

例えば、多くの学習者がつまずきやすい「現在完了形(have + 過去分詞)」

学校では「継続・経験・完了・結果」の4用法として暗記することが一般的ですが、ネイティブの感覚はもっとシンプルです。

彼らにとっての「have」の基本イメージは、ただ何かが「自分の人生の中にある」という状態です。

① I lost my key.(過去形:過去に鍵を失くした。今は持っているか不明)

② I have lost my key.(現在完了形:鍵を失くした状態が、今も「人生の中にある」)

というイメージです。

②の have を使った表現には、単に過去に起きた事実だけでなく、

「だから今、家に入れなくて困っている」

という「現在の感情や状況」がダイレクトに乗っています。

ネイティブはこの「今、抱えている感」を have という響きに乗せて表現しているだけなのです。

文法とは本来、分析するための規則ではなく、話し手が「どんな景色を見ているか」を伝えるための道具です。

用語というフィルターを外し、言葉の裏側にある「コア・イメージ」を掴むこと。

そうすることで、脳内の翻訳工場を使わずに、直感的に言葉が飛び出すルートが構築されていきます。

 蓄積された知識に「命」を吹き込む:OSのアップデート

真面目に文法を学んできた学習者には、一つ大きなアドバンテージがあります。

それは、これまでの学習を通じて、脳内の倉庫に「膨大な量の部品(構文の知識)」がすでに蓄えられているという点です。

これは、ゼロから始める場合には得られない貴重な財産です。

ただ、その部品を動かすための「エネルギー(イメージの力)」が不足していたために、機能が止まっていただけかもしれません。

イメージで文法を捉え直すことは、決して新しい知識を無理やり詰め込む作業ではありません。

倉庫に眠っている「知識」を、実際に使える「言葉」へと再起動させるための、OSのアップデートなのです。

もちろん、もしあなたが英文法が苦手なタイプだったとしても大丈夫です。

そもそも学校英語とは違うアプローチでゼロから文法を学ぶルートで進めば、ずっと短時間で英会話ができるでしょう。

僕自身は、以前は文法アレルギーで、大きな挫折を経験しました。

でも、後に「ネイティブの感覚(イメージ)」で文法を捉え直す手法に出会ったことで、学習の質が激変しました。

日本にいながらにして、文法を「情景」としてインストールし直した結果、英検1級やTOEIC900点を突破し、ネイティブからも驚かれるほどの「自然な英語」を身につけたのです。

これは、木に例えるなら「根っこ」を鍛えた結果と言えます。

用語を暗記する「枝葉」の勉強から、本質を感じ取る「根っこ」の勉強へ。

視点を少し変えるだけで、英文法が今とはまったく違って見えてきます。

 英文法の楽しさに気付く

英文法を学ぶことは、本来楽しいものです。

ルールの丸暗記ではなく、ネイティブの気持ちに目を向けることで、異文化も同時に学べます。

「正解を組み立てなければならない」という呪いから心を解き放ち、言葉の向こう側にある景色を楽しむ視点を持つこと。

難しい文法用語を一度脱ぎ捨て、「イメージ」という直感の回路を開いた時、英語は自由な道具となり、新しい世界への扉を開いてくれるでしょう。

ネイティブが話す時の文法イメージを脳内にインストールする講座

今回の記事で触れた「イメージで捉える英文法」を、より具体的かつ体系的に学べるのが、僕の『イメージ英文法マスター講座』です。

この講座は、まさに「学校英語は得意だったけれど、会話になるとさっぱりダメ」「そもそも学校の英語の授業についていけなかった」という日本人のために設計されています。

1つの文法項目を、1本5分〜15分程度の動画に凝縮。

難しい用語をできるだけ使わず、ネイティブがどのような「イメージと感覚」でその文法を選んでいるのかを、視覚的にインストールしていきます。

長年蓄えてきた「知識」を、実際に使える「能力」へとアップデートする。

そもそもこれから入れる知識を、「話すためにチューニングされた内容」だけに絞る。

それを、この講座で見つけることができます。

まずはこの勉強法が自分に合うかどうか、基本の20項目を厳選した「体験版」をみることをおすすめします。

英語という言語の見え方が、今日から劇的に変わる体験が待っているはずです。

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英文法の本が読めないのは、あなたの脳が「会話向き」なだけです

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From  師範代Shinya(新村真也)

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