【TOEICの停滞期から抜け出して、800点台を突破したHさんの体験談⑤】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
Hさんは、英語の達人養成ジムの五反田スクールを卒業後も英語学習を続けていました。
 
 
仕事を変えたことで、英語を勉強せざるを得ない状況に自分の身を置いたことも、続けるモチベーションにつながったようでした。
 
 
さらに、会社から要求されているわけではないのに、自主的にTOEICの勉強を続けていました。
 
 
そしてついに、先日メールが届き、
 
 
「初めてTOEIC800点超えました!」
 
 
という嬉しいニュースをいただきました。
 
 
長い停滞期を超えてこの結果が出たことは、僕にとってもすごく嬉しいことでした。
 
 

Hさんが800点取るまでの道のり

Hさんが初めてTOEICを受けた時には、まだ初心者レベルの300点台だったそうです。
 
 
そこからコツコツ続けて800点台まで上げたのです。
 
以下は、Hさん自身の言葉です。(いただいたメールの抜粋です)
 
↓↓↓
Shinya先生の生徒さんには、英語学習を絶対に諦めて欲しくありません。
 
 
私が最初に受けたTOEICは320点でした。
 
 
「特別なことをした訳ではなく自然に800点取れちゃった」と言いたいところですが、
 
 
いやいや「毎日、凄く勉強しました」と言えます。
 
 
(Shinya先生の学習量にはまだまだ辿り着けない量ですが)
 
700点台のときは「こんなにやってるのに」と思っていたのですが、今思えば中途半端な学習でした。
 
 
1日の中で改まって勉強する時間が限られているので、去年9月の675点(2年半ぶりのTOEIC)からこの6月の805点まで時間がかかってしまいました。
 
 
近道なんてありませんでした。
 
 
実は800点取っても、LもRも達成感がないんです。
 
 
だからこそ、900点目指していきたいです。
 
 
迷った問題もたくさんありましたし、塗り絵も10問しています。
 
 
会社での、実際の会話やメールや翻訳作業の中で、「ん?」と思うことがあるので、その辺のうやむやな部分が私の不足しているところだと思います。
 
 
私のような短大卒の幼児教育科しか出ていなくて、しかももう53歳の私です(バックグラウンドを紹介しても構いません)。
 
 
やる気さえ失わなければ、辿り着ける数字だと思います。800点までは。
 
 
このあとがとても厳しい道のりだとは思いますが、頑張ります。
以上が、Hさんのメッセージでした。
 
素敵ですね!
 
 
#Hさんの言葉から感じること
 
Hさんの言葉には、リアリティーが満ちています。
 
 
TOEIC800点台になっても、「実感がない」という言葉はよく聞きます。
 
 
実際に自分がその域に達すると、意外に実感がわかないものです。
 
 
Hさんの言葉の中でも特に印象的だったのは、この一節です。
 
↓↓↓
「特別なことをした訳ではなく自然に800点取れちゃった」と言いたいところですが、
 
 
いやいや「毎日、凄く勉強しました」と言えます。
これは、ある程度の高さの英語力を手に入れた人達が、みんな口を揃えて言う言葉です。
 
 
僕自身も、TOEIC900点を初めて越えた時には、まったく同じ感覚になりました。
 
 
「これだけやって、初めて900点台に乗るのか・・・やはり英語学習に近道はないな・・・」
 
 
という気持ちで、しみじみスコア表を眺めていました。
 
もちろん、中には短期間でTOEICの点数を上げた経験のある人もいると思います。
 
 
「ひたすらTOEIC問題集を解きまくって、正解を導き出すことだけにすべての時間と労力を捧げる」
 
 
というような徹底した受験力アップトレーニングを行えば、そこまで長い時間をかけずに800点台、900点台を取る人もいるかもしれません。
 
 
たまに本やネットで、そういう「短期間でTOEICスコアアップした体験談」を見かけます。
 
 
でも、僕やHさんのように
 
 
「TOEICの点を第一の目的にするのではなく、会話力を伸ばす音読系トレーニングをしながら、その成果としてTOEICの点数も伸ばす」
 
 
というスタンスを取った場合、やはりある程度の年数と学習量が必要になります。
 
 

Hさんの学習メニュー

参考までに、Hさんの学習メニューをご紹介します。(メール原文の抜粋です)
 
↓↓↓
公式問題集の青と1〜5でpart3とpart4はそれぞれ100回以上練習しました。
 
学習後はテキストを使って音読です。
あとは通勤でpart2を車の中でひたすらやっていました。
 
それに飽きたらpart3、4のオーバーラッピングをしていました。
文法は、でる1000を1周(少ないですよね)
 
part7は公式問題集の内容を覚えてしまったので、韓国YBM超実践模試やToeic精選模試も追加で2周ずつやりました。
あと私は海外業務課なので毎日、イギリス、イタリア、中国とのコレポン、あと海外研修生との毎日のトーク(コロナの話、政治、教育、恋愛、食、マナー)を続けていますが、1日の中で改まって勉強する時間が限られているので、昨年9月の675点(2年半ぶりのToeic)からこの6月の805点まで時間かかってしまいました。
これを見て、
 
 
「うわぁ~!大変だ!自分にはムリだ!」
 
 
と思うか?
 
 
それとも
 
 
「これだけやればこの点数になるなら、自分はまだまだ学習量が足りていないだけだな。よし!やろう!」
 
 
と思うか?
 
 
人によってとらえかたは様々だと思います。
 
 

長いからこそ、道のりを楽しむことが大事

こうやって「道のりだけ」を見ると大変そうに見えます。
 
 
でも、この道のりを楽しむことができれば、精神的にはそんなに苦になりません。
 
 
というより、実は英語学習は「道のり」そのものに価値があると僕は思っています。
 
 
道のりをあえて苦しいものにする必要はありません。
 
 
僕は今まで音読トレーニングを「ツラい!苦しい!」と感じないように工夫してきました。
 
 
ツラい!苦しい!と感じる文章は、自分が興味を持てない内容だったり、あまりに難しすぎて理解できない文章だったりすることが多いです。
 
 
そういう文章に出会ったら、すばやく撤退して、自分が興味を持てて、楽しく音読できる素材に乗り換えてきました。
 
 
そして実力が上がると、以前は「ツラい!苦しい!」と感じて一度撤退した文章に興味がわいて、久々に開くと「楽しい!やってみたい!」と思えるようになる・・・そんな不思議な感覚を味わいました。
 
 
英語学習は、学習量を大幅に減らしたりといった裏技はありません。
 
 
でも、「学習を楽しめるものにする」という部分は、自分でコントロールできます。
 
 
うまく楽しみながら学習を進められれば、英語力は自然と積み上がっていきます。
 
 
Hさんも僕も、まだまだ道の途中を歩いている状態です。
 
 
あなたも僕らと一緒に楽しみながら、英語道を進んでいきましょう!
 
 
Hさんの体験談(完)
 
 
 
 

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