From 師範代Shinya(新村真也)
(※今日の記事は、「息抜き記事」です。英語学習とは関係ありませんので、ご注意ください)
先日、新居で使うための「置き時計」を買いに、妻と一緒に新宿の東急ハンズに買い物に行きました。
僕は男性的な「金属素材」や「メカ」が好きなので、時計は外側が透明で、中の金属の歯車が動いているところが透けて見えるデザインに魅かれます。
また、それを作る職人のこだわりが見えるようなストーリーを聞くと、心が動きます。その時計が作られるまでの「過程」にロマンを感じるのです。
対して僕の妻は、女性的なぬくもりのある素材が好きなので、木や明るい色の素材を選びます。
妻にとっての重要ポイントは、「色や形」です。かわいさやオシャレ感を大事にします。
その時計が職人の手作りかどうか?とか、作るまでが大変かどうか?などにはまったく興味がありません。
共通のこだわり
そんな正反対の好みを持つ僕らにとって、時計に求める共通点がひとつだけあります。それは、「ちゃんと時間が分かること」です。
ものすごいオシャレな時計は、秒針がなかったり、数字が12と6しか書いてなかったり、1分刻みの目盛りが書いてなかったりします。
僕と妻はふたりとも、1分刻みの目盛りがあって見やすい時計が好きです。
この条件を満たしつつ、僕らの正反対の好みが同居する時計なんてあるのか?
と思ってましたが、なんと見つかりました!!
それが、「手づくり時計工房 KICORI(キコリ)」の時計です。(これは、僕らが買った時計です)
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キコリの時計は、僕の中にある「男性的な価値観」と、妻の中にある「女性的な価値観」を見事に融合した時計づくりをしていました。
こだわりの素材
キコリブランドの時計は、すべて「木製」です。しかも、日本にしかない「信州カラ松」の素材を使っています。
強度と耐久性があり、木目に味があるのが特徴です。
しかし、その反面、加工しにくいという欠点があります。
そんなカラ松素材を、熟練の職人の手作業でひとつひとつ加工することで、質の高い時計を作り出しています。
パンフレットにも、この職人の手作業の「過程」が見える写真がところどころにちりばめられています。それが、僕の男性的な価値観を刺激して、キコリの時計にロマンを感じさせます。
丸っこいデザイン
僕らが選んだのは、全体的に丸っこくてかわいいデザインです。そして、秒針が少し変わっていて、貝殻の形をしています。
木目のぬくもり、丸いフォルム、オシャレなデザインの秒針が、妻の価値観を満たしています。
そして、文字盤もちゃんと1分刻みの点がついていて、見やすいです。
海のイメージカラー
文字盤の色は、青です。しかも、下が濃い色で、上に向かってだんだん薄い色になっていきます。
この絶妙な色使いが、僕と妻の両方の好みを満たしました。
文字盤も素材は木です。塗料は薄く塗ってあるので、下の木目が透けて見えます。
そして、よく見ると・・・その木目がさざ波のように見えるのです。
そして、秒針は貝殻のデザイン。
そうです!この時計のテーマは「海」です。製品名は、「海の置き時計」。
見ていると海の中にいるような気分にさせるので、リラックス効果もありそうです。
美しい木目
近づいてよく見ると、木目がハッキリしていてすごく美しいのが分かります。そして、この丸い形にするために、いくつもの木のパーツを組み合わせて、「寄せ木細工」のようにして作られています。
時計の側面を見ると、木目の流れが変わっているので、パーツの切れ目が分かります。
このフレームは、全部で6個のパーツを組み合わせて作られているのです。
つなぎ目を触っても、まったくひっかかりがありません。すごくなめらかです。
このあたりの細かさが、日本の職人芸ならではだと思います。
世界にひとつだけの時計
最後に、これをお店のレジに持って行くとき、衝撃を受けました!
店員さんが、展示品ではなく新品をバックルームから持ってきてくれたのですが、念のため箱を開けて中身を確認したのです。
その中身を見て、ビックリしました!!
ぜんぜん雰囲気が違うのです!!
木目の流れや、文字盤の青の色の濃さ、全体の色味など、あらゆる点で違います。全部で同じ製品が3点あったので、すべて箱を開けて見比べさせてもらいました。
ひとつひとつ、まったく違います。とても同じ製品とは思えません。
「本当に、世界にひとつだけの時計なんだなぁ!」
そんな衝撃を受けながら、僕らはその中で最も木目が美しく、文字盤の青も自然な色のものを選びました。
育てる時計
家に帰って部屋に置いてみると、思った以上になじみます。
きっと、この時計の木の素材が主張しすぎず、本棚や机などの同じ木製の家具とマッチするからでしょう。
手に取ると、木のぬくもりが伝わってきます。
きっと、これから年月を経るごとにこの木は変色していくでしょう。
でもそれは、「色あせる」のではなく、「味わいと深みが増す」という感覚だと思います。
ビンテージのジーンズと同じです。ビンテージ・ジーンズも、何年もかけて色落ちや変色を楽しみながら、自分だけの一本に仕上げます。
この時計も、その部屋の気温や日当たりなどによって、独特の変色をしていくでしょう。
実際、この時計の説明書にはこんな風に書かれています。
「気温や湿度によって、変形やゆがみが生じます。」
もともと木目がひとつひとつ違う、「世界にひとつだけの時計」が、長年かけて一緒に暮らすことで、さらに自分だけの時計になっていく・・・
それはまさに、「育てる時計」と言えるかもしれません。
こういう感性って、日本文化の良い面のような気がします。
こだわって作られたひとつのモノを大事に長く持ち、自分だけのモノに育て上げる・・・みたいな感覚。
なんとなく西洋文化は、「良いもの=より新しいもの&革新的なもの」というイメージがあります。(実際には、古いものを好む人もいると思いますが)
最近は、日本も西洋化がかなり進んでいますが、こういうモノ作り文化はなくならないで欲しいなと思います。
参考までに、僕らが買ったキコリの時計の詳細リンクを貼っておきます。
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「キコリの時計」 木の時計 【海の置時計】(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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