from 師範代Shinya
「自分には英単語が足りない!」
「もっと英単語があったら・・・」
「自分はもう年だから、若い頃のような記憶力はないし・・・」
そう思うことがありませんか?
もしあなたが、英単語を勉強しているのに、なかなか覚えられない時には、これを読んでみてください。
きっと、希望とやる気ががわいてくるはずです。
覚えられないのは、年齢のせいではない
よく「私はもう年だから、若い頃のように覚えられない」というセリフを聞きます。
もし年齢が原因だとすると、今後僕たちは、年を取るごとに記憶力が衰えていくことになります。だとしたら、悲しいですよね・・・
でも、安心してください。
記憶力は年齢重ねると低下していくわけではない、というデータがあります。
「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがありますか?
人は記憶した後、1時間後には約半分を忘れ、24時間後には約70%を忘れてしまう。という流れを示した、有名な実験データです。
この、時間と共に忘れる部分をグラフ化した曲線が、「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれています。
実はこの忘却曲線は、20代と60代で差はない、ということが、実験で証明されたそうです。
100才を超えても、脳は老化していない?!
脳科学専門家の東大の教授、池谷裕二氏によると、
「最新の研究では、115才のオランダ人女性の脳を解剖したところ、脳の機能がほとんど老化していないことが分かった」
そうです。
また、「年齢に関係なく、物忘れの回数はほぼ一定になる」という実験結果も出ています。
ではなぜ、僕たち大人は昔に比べて、物忘れが多くなったと感じやすいのでしょうか?
それは、3つの理由が関係しています。
自分が昔と比べて物忘れをしやすくなったと感じる3つの理由
1つ目の理由は、若い頃と比べて大人は「記憶のストック」が増えているせいです。
子供の頃の記憶の総量を、10だとします。
大人になった今は色んな経験をしているので、記憶の総量は100以上に増えています。
10の中から1つを引き出すのにかかる時間。
100の中から1つを引き出すのにかかる時間。
どちらが時間がかかると思いますか?
そうです。100の方ですよね。
大人は経験値が増えて記憶量が増えているので、同じデータを引き出すのにも時間がかかるそうです。
2つ目の理由は、「時間感覚」です。
10代の頃には、1年前というのは、かなり昔に感じます。
身体も心も大きく成長しているので、遠い昔に感じるものです。
1~2才年上の先輩も、すごく大人に見えたりします。
でも、大人になってからの1年は、あっという間に過ぎる感覚がします。
40代以降の1年は、「気付いたら今年も終わってた・・・」という感覚に近くなっていきます。
これは、自分の人生の総量に対する1年の長さが違うためです。
大人と子供では、時間感覚がまったく違うのです。
子供が1年前のことを忘れても、「1年も前か・・・大昔のことだからなぁ~あの頃は若かったぜ!」となるので、あまり気になりません。
でも、大人が1年前のことを忘れると、「あぁ、つい最近のことなのに、もう忘れてる・・・」と感じるのです。
3つ目の理由は、「大人になると、子供の頃ほど反復して覚えようとしない」ことです。
大人も子供も、記憶を維持するためには、反復が大事になります。
子供の頃は、学校で体験したことや学んだ情報を、友達や親に報告します。
僕の家の近くには公園があり、近くを通るとよく小学生たちが大声で会話しているのが聞こえます。
「ねぇ、ねぇ、○○って知ってる?」
「え、知らないよ。」
「○○なんだよ。」
「へぇ~」
(離れた場所にいる別の子供の所に走って行って)
「ねぇ、ねぇ、○○って知ってる?」
「知らな~い」
「○○なんだよ。」
「へぇ~」
こんなやりとりを、何度も繰り返しています。
学んだことを、すぐにアプトプットする。
そして、同じことを何度も繰り返す。
子供達は、自然にこれをやっています。
でも、僕たち大人は学んだことを人に話す機会は多くありません。
自分で振り返る機会も多くありません。
その結果、「自分は覚えたことを忘れやすい」と感じるそうです。
僕たち大人が英単語力をアップさせるためには、「記憶力には年齢は関係ない」という事実を知るところから、スタートする必要があります。
その上で、学生時代とは違うアプローチを取る必要があるのです。
次回の記事では、大人に有効な英単語学習法をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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