from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、英単語を文脈で覚えるメリットについてお伝えしました。
言葉は、自分の気持ちや考えを相手に伝えるためにあります。
機械的に英単語を丸暗記していくよりも、文章の中で覚えた方が、使い方がリアル分かります。
記憶にも定着しやすくなります。
特に大人の場合は、人生経験が豊富なので、文脈の例文を見て場面をイメージしやすくなります。
たとえば、例文で「会社のオフィスで同僚と話をするシーン」が出てきた場合、学生のうちは場面を想像することしかできません。
でも、大人になって会社のオフィスで働き、同僚と話した経験があれば、その時の記憶が強烈に蘇ってきます。
オフィスの空気感や、仲の良かった同僚の顔が浮かんでくるかもしれません。
そういった人生経験が、文脈を使った英単語学習と相性が良いのです。
1日の中のすきま時間に、英語学習を組み込みやすい
文脈を使った英単語学習のもう1つのメリットは、1日の生活の中のすきま時間に、英語学習を組み込みやすいことです。
文脈で練習する場合、まとまった長さの読み上げ音声をマネしながら声に出す、シャドーイングという練習方法が使えます。
シャドーイングは、テキストを見ないでモデル音声の後に少し続けて声に出していく学習法です。
つまり、目と手が自由になります。
あまり頭を使わずにできる単純作業の最中に、同時進行でやりやすいのです。
たとえば、
・通勤途中の徒歩
・車の運転中(まっすぐで広い道)
・洗濯物を干している最中
・皿洗いの最中
・料理中(慣れたメニュー)
・掃除機をかけている最中
・お風呂に入っている最中
・トイレに入っている最中
などなど、色んなシーンで使えます。
そして、これらのすきま時間を合計すると、けっこうな時間の長さになるのです。
僕たち大人は、学生時代のように机に向かう時間をまとめて取れなくても、日常のすきま時間をうまく活用すれば、学生時代以上に英語の練習時間が取れる可能性があります。
回数カウントして、モチベアップ
文脈を使って練習すると、回数がカウントしやすくなります。
文章の始まりから終わりまで読み上げられたら、1回とカウントします。
そして、回数をノートやテキストの空欄などに書き込みます。
自分がこの英文を何回音読したか?が目に見えるようになると、モチベーションが保ちやすくなります。
「これだけの回数を続けられた自分=継続できる自分」
という、セルフイメージ(自分はこういう人間だ、と自分で思うイメージ)が出来てくるのです。
その自信が、英語学習以外のことにチャレンジする時にも生きてくることが多いです。
「積み重ねた回数を記録する」
たったこれだけのシンプルな作業で、得られる効果は絶大です。
1ユニットの例文は1分以内の例文がオススメ
最初は、文章の始まりから終わりまでの読み上げ時間が1分以内で終わる英文を使うのがオススメです。
慣れてきたら、1ユニット1分以上の長さの英文を使えるようになってきます。
とはいえ、僕の経験上では、読み上げ時間が1ユニット3分を超える長さだと、かなりしんどくなってきます。
長すぎて、場面が記憶に残りにくくなってくるからです。
それだったら、1ユニット1分前後の長さの英文を、2~3ユニットにまたいで練習した方が効果的だと思います。
1ユニット1分の英文を6回連続で回してから、次のユニットに行ってあと6回連続で回す・・・という流れの方が、記憶に定着しやすくなるように感じます。
この反復のしやすさは、文脈を使ったトレーニングならではのメリットです。
ちなみに、文脈を使って英単語を覚えるテキストの代表格は、
「速読速聴英単語シリーズ」
です。
ターゲット英単語を上手にちりばめた、まとまりのある英文ストーリーを音読するうちに、どんどん英単語力が上がっていく仕組みです。
初心者=Basic2400
中級者=Daily1500
上級者=Core 1900 & Advanced 1100
ビジネス英語上級者=GLOBAL 900
という感じで選ぶと、レベルに合わせた英単語学習ができます。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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