【子どもが母国語を身に付ける過程の観察日記:爆速で伸びる時期①】

 from 師範代Shinya

3年前に上の娘が生まれて以来、僕は娘の日本語習得の過程をメモしています。

最初はくちびるをつけながら空気を出して、「ブー!ブー!」という空気音を出すところから始まりました。

そこから、同じ破裂音系の「ママ」や「パパ」などの、短い言葉を発するようになりました。

娘が初めて「パパ」という言葉を発した時には、僕は嬉しくて感動し、何度もビデオを録画したものです。

その後、だんだんボキャを覚えていって、「お花」「公園」など、身の回りで目にするものの単語を発音できるようになりました。

同時に、「これは?」という最強の疑問文をマスターしました。

英語で言えば「What’s this (that)?」です。

「これは?」を言い続けることで、親や保育園の先生など、周りの大人を電子辞書化することができます。

指を指しながら、「これは?」と言えば、ネイティブ発音が何度も聞けるのです。

娘は「これは?」を1日の中であまりに言い過ぎたせいで、だんだんなまってきて、一時期は「じじば?」になっていた頃もありました。

僕はそれを見て、自分がジーンズショップの店長時代に「いらっしゃいませ~」と「ありがとうございました~」を言い過ぎて、逆に舌が回らなくなり、正しく発音できなくなった時期のことを思い出しました。

その時期は、「しゃせ~!」「あした~!」しか言えなくなってしまったのです。

本気に言おうと思っても言えず、一時は「ヤバい!脳か神経の病気じゃないのか?」と心配になったぐらいです。

それから仕事を辞めてカナダにビジネス留学し、英語オンリーの世界で脳と舌の筋肉をリセットしてから帰国したら、ちゃんと「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」が言えるようになっていて、ホッとしたのを覚えています。

それ以来、コンビニ店員さんとか八百屋さんが「しゃせ~!」「あした~!」と言っているのを見ると、

「職業病だよね。ラクしてるわけじゃなくて、ちゃんと言いたくても言えないんだよね。分かるぞ!」

と思うようになりました。

小さな子どもでさえも「これは?」がいつの間にか「じじば?」になってしまうんだから、大人も同じでしょう。

そんな感じで細かく、娘の言語習得日記を付けていたのですが、最近大きな変化が起こりました。

進化のスピードが一気に加速する

2歳半になった頃を境に、娘の言語能力が急に引き上がったのです。

それまでは単語のみの発音、もしくは主語と動詞のみの2語の文章が限界でした。

「公園行く~」

「これ食べる~」

などです。

(日本語では「自分が主語=I」の時には言わないのが普通なので、厳密には目的語や副詞句と動詞を組み合わせている感じです)

ところが!2歳半から急に、

「今日、公園に行きたいんだよ!」

「ねえ、これ食べたいの!パパ!」

「ご飯食べたくない!ミカン食べたい!」

「来週、静岡行く?」

など、文章が一気に長く完全体になってきました。

今日、来週、明日など、時期を表す副詞も使えるようになったのです。

さらに、「~したい(I want to )」という表現を覚えたことで、自分の欲求をガンガンぶつけてくるようになりました。

一気に文字数が増えて長文を言えるようになったので、僕のメモが追いついていません。

途中で細かい記録をあきらめました。

代わりに、何か象徴的な出来事があって驚いた時だけ、記録を取ることにしました。

そして最近、その象徴的な出来事が起こったのです。

衝撃を受けた朝

それは、朝ご飯を食べている時に起こりました。

娘は、いつものように僕が準備した朝食を、ベビーチェアに座った状態でもぐもぐ食べていました。

僕も、いつものように娘の目の前に立った状態で、自分の朝食を準備しながら、横を向いてバナナをもぐもぐとほおばっていました。

その時、僕は横顔に娘からの視線を感じました。

ふと見たら、娘が僕の顔をボーッとしながら見ていました。

子どもに注目されると、エンターテイナーとしての血が騒いでしまうのが、僕の性格です。

思わず僕は、娘の前でダンスを始めてしまいました。

といっても、食事中なのでそんなに激しい動きはできません。

バナナを持った右手をクネクネと動かして、「波が腕を伝ってくる」ような動きをしました。

クネクネの波が右手の指先から始まり、手首→ヒジ→肩まで来たら、今度は左肩を上げます。

そして、そのまま左肩→ヒジ→手首→指先の順番にクネらせながら、波の動きを通して行きました。

この動きを、ダンス用語で「ウェーブを通す」と言います。

そして、ウェーブの最後を娘のおでこにしました。

つまり、クネクネの動きの終着点が、娘のオデコになるようにしたのです。

1回目のウェーブが終わったら、また右手の指先からウェーブを通して、腕全体を通って左指先まで到達させて、娘のオデコにちょこんとタッチする・・・という動きを、3回連続で行いました。

娘は、それを見ながらキャッキャとはしゃぎました。

3回目が終わった後、娘は僕に質問してきました。

娘:「パパ何やってるの?」

そこで僕は、言いました。

僕:「今、ウェーブを通したの。」

もちろん、この言葉の意味を、娘が分かることなど100%あり得ません。今まで一度も教えたことがないからです。

次に、娘が言いました。

娘:「ウェーブを通す?」

僕:「うん、そうだよ。ウェーブを通したの。・・・ん?え?今何て言った?」

僕は、娘が正確にリピートしてきたことに驚きながらも、もう1つの驚きを感じていました。

僕:「今言ったこと、もう一度言ってみて!!」

娘:「え?ウェーブを通す?」

僕:「な、なにぃーーーー!!!な、なぜ??」

僕は衝撃を受けて、その場に立ち尽くしていました。

 

・・・つづく

 

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