From 師範代Shinya(新村真也)
前回に引き続き、オンライン英語テストのCASECの対策法をお伝えします。
CASECは、TOEICや英検などに比べると、試験時間が短くて集中力が保ちやすいテストです。
でも、TOEICや英検にはない「注意力をそがれるポイント」があります。
それを踏まえて、3つのCASEC対策をお伝えします。
①携帯の電源を切る
自宅の部屋でテストを受けられることは、一見メリットのように思えますが、デメリットもあります。
自宅の部屋のデスクには、ふつうは集中力をそらす誘惑がいっぱいあります。
やりかけの仕事、スマホへのメール着信や電話など、気になってしまうアイテムが満載です。
TOEICなどの外で受ける試験では、スマホは強制的に電源オフされて、バッグにしまわなければなりません。
でもCASECは、そんな縛りは一切ありません。
CASECのリスニング中に、机の上に出しっぱなしにしておいたスマホが突然光って着信を知らせたら、一瞬でも集中力がそがれてしまいます。
その一瞬が命取りになったりすることもあるのです。
なので、CASEC受験中はスマホの電源を切っておくことは必須です。
また、パソコンのメール着信もお知らせ機能をオフにしておいてください。
②問題を間違えてもヘコまない
TOEICなどの紙のテストでは、試験中に自分の回答が正解か不正解かを知ることはできません。
でも、CASECではそれが分かることがあります。
CASECの仕組みは、
「正解したら次の問題はレベルアップ」
「不正解なら次の問題はレベルダウン」
です。その仕組みによって、出題数を減らして試験時間を短くすることに成功しています。
ところが、これは受験者にとっては集中力をそぐ原因になることがあります。
何度も不正解を選ぶと、次の問題がどんどん問題がカンタンになっていくので、受験中に自分が不正解を選んだことに気づきやすいのです。
僕も何度か、それにハマったことがあります。
「絶対これだ!」
と思って選んだのに、次の問題が今のヤツよりカンタンだと、急に心配になります。
「あれ?さっきの問題、もしかして正解はAじゃなくてBだったか?」
みたいに考え始めると、目の前の問題に集中できなくなります。
僕の場合は、先へ進むたびに問題がどんどんカンタンになっていきました。
僕はすごく不安になってきて、
「あれ?なぜだ?なぜなんだ!!どこが間違っていると言うんだ?」
と叫びたくなりました。
(もしかして、そのときはスペルミスをしたか、入力方法が間違っていたのかも知れません)
その結果、問題にまったく集中できなくなり、最終点数結果はボロボロでした・・・
③ブラインドタッチをできるようにしておく
CASECのリスニングのパート4は、聞こえた英語をタイピングして穴埋めしていく問題です。
キーボードを見ないで打つ「ブラインドタッチ」ができれば、パソコン画面を見たままで、英語を聞きながら打つことができます。
打つスピードも速いので、時間が余ります。その時間でじっくり見直すこともできます。
でも、ブラインドタッチができなかった場合、次の3つのステップを高速で行う必要があります。
①英語を聞く
②キーボードを見ながら打つ
③パソコン画面を見て確認する
この3つの作業をほぼ同時に行うのは、かなりの意思の力を消費します。
特に、人間は目線を移動すると、それまでの記憶が飛びがちです。
キーボードとパソコン画面をめまぐるしく行ったり来たりする動きは、脳を疲れさせ、集中力がダウンする原因になります。
英語力と関係ないところで点数を落とすのはもったいないです。
ぜひ、英語のブラインドタッチはできるようになっておいて損はないです。
僕はブラインドタッチを約1ヶ月でマスターできました。
この本を読みながら練習したら、1ヶ月後には、英文、日本文ともに見ないで素早く打てるようになりました。
「らくらくキーボード練習帳」
↓↓↓
ワープロ・パソコンのためのらくらくキーボード練習帳―ブラインド・タッチからワープロ検定まで〈1 ローマ字入力編〉
↑残念ながら、古いのでもう絶版になっているみたいです。
以上、今日お伝えした内容は、
①携帯の電源を切っておく
②問題文が急にカンタンになってもヘコまない
③ブラインドタッチをできるようにしておく
の3つでした。
次回は、CASEC受験対策の最終回です。
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