From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※ボイストレーナーの毛利大介さんのマンツーマンレッスンを受けた体験談の続きです。
滑舌トレーニングの次は、声を響かせるトレーニングをしました。
声というのは、空気の振動です。
のどの辺りにある「声帯」が空気の振動を起こすことで、声を出しています。
この振動の周波数が変わると、声が違って聞こえるのです。
振動の周波数を変える方法がわかれば、声の雰囲気やボリュームを自在にコントロールすることができるようになります。
声のボリュームをコントロールする方法
毛利さんから教わった、声のボリュームをコントロールする方法は2つでした。
1つ目は、のどを開けること
2つ目は、口を開けること
人間の声が口から出るまでには、のど&口の2カ所を通ります。
ここが開いていないと、どんなにガンバって大きな声を出そうとしても、声のボリュームが下がってしまいます。
逆に、口&のどが両方とも開いている状態で声を出せば、ジャマするものがないので、少ないエネルギーで大きなよく通る声にすることができます。
とは言っても、「じゃあ、口とのどを開けて!」と言われてそんなにカンタンに開けられるものではありません。
そもそも僕は、自分の口やのどが今まで閉じていること自体に気付いていませんでした。
毛利さんは、僕に鏡を片手に持たせた状態で、あの手この手で僕がのどを開けられるように指導してくれました。
のどが開いている感覚
しばらく練習を繰り返した後、なんとかのどが開いている状態を作ることができました。
その状態で声を出すように言われました。
「あー!いー!うー!えー!おー!」
おぉ!!言いやすい!!しかも、さっきよりも明らかに大きな響く声になっているのが、自分でも分かります。
にも関わらず、「声を絞り出している感」はありません。むしろ最初よりラクに感じられるぐらいです。
のどが開くだけで、こんなにラクに声が通るようになるとは・・・驚きです!!
僕は、自分の過去の体験を思い出しました。
僕は、プロマジシャンとしてステージに立つときには、会場の規模によっては300人~500人ぐらいのお客さんの前で演じることがあります。
その時にはもちろん、ヘッドマイクを使って話します。
たとえマイクを使っても、会場が大きくて人数が多くなると、かなり声を張って話さなければ、伝わりません。
ところが、日によって「おっ!今日は声が通りやすいな!」と感じる時と、「あぁ、なんか今日は声が前に出ない感じがするな・・・」と感じる時がありました。
その違いは、「のどの開き具合」にあると思います。
調子の良い日は、のど周りの筋肉がリラックスしていて、無理している感がないのです。
一方、調子の悪い日は、のど周りの筋肉が動きづらいというか、詰まっている感じがして、どんなにガンバっても自分の声が前に出ていかない感じがしていました。
今回の毛利さんのボイストレーニングを受けて、それまで感じていた「調子の良い時&悪い時」の違いの原因がハッキリしました。
原因が分かれば、直すこともできます。
口を開ける感覚
これは、僕たち日本人に特に多い傾向だと思いますが、話すときに、口があまり開かないのです。
日本語は、口の動きが小さくても発音できます。
なので、日本人は英語圏の人たちに比べると口の動きが小さい傾向にあります。
ところが、口の動きが小さいと、せっかくのどを開けても、口の中で声がブロックされてしまうのです。
僕の場合は、長年英語をやっているおかげで、くちびるは割と開いていたのですが、歯が開いていませんでした。
つまり、口が開いている時も、上の歯と下の歯がくっついていたり、十分に開いていないのです。
これは、自分の過去のYouTube動画を何度か一時停止しながら見ることで、一目瞭然でした。
どこで止めても、上の歯と下の歯の間にすきまがないのです。
これでは、確かに声が口の中でこもってしまいます。
僕は衝撃を受けました!
言われないと気付かないことですが、気付けば意識して直すことができます。
しかも、パワーを絞り出すような必要はありません。「声の通り道を開いてあげる」だけで、今までとは違う次元のボリュームで声が出せるようになるのです。
・・・つづく。
※このブログで解説しているボイトレメソッドは、毛利さんのYouTube動画チャンネルでも見ることができます。良かったらチェックしてみてください。
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