from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
初めてのネイティブの先生相手のオンライン英会話レッスンで、思い切り痛い思いをした僕は、次のレッスンの予約作業が重く感じました。
これは跡から分かったのですが、オンライン英会話とリアル対面の英会話レッスンとの違いは、
「先生が教えている環境から来るモチベーションの違い」
だと思います。
オンライン英会話では、先生たちは自宅のパソコンからついなでレッスンをしています。
リアル対面の英会話スクールでは、先生たちはわざわざ母国から日本に移住してきた上で、スクールに出勤し、教室で教えています。
両者は、英語を教える仕事をすることに対する「覚悟」がまったく違う確率が高いです。
もちろん、オンライン英会話の先生たちの中にも、モチベーション高く、親身になって教えてくれる人もたくさんいます。
でも、確率だけにフォーカスすると、やはり日本に移住している先生の方が、日本文化に自分自身をフィットさせようという意思が強い気がするのです。
環境で変わるモチベーション
また、「環境の力」で気持ちが切り替わることもよくあります。
人間は、住んでいる場所や環境によって心境が大きく変わると言われているからです。
僕が大手英会話スクールで講師をしていた頃、ネイティブの同僚の先生が1~2年に1回ペースで入れ替わりました。
多くの場合、ネイティブの先生たちは1年間契約で日本に来るので、元から1年の滞在のつもりでいる人が多い印象でした。
期間が決まっているのもあるとは思いますが、新しく来る先生たちはとにかくモチベーションが高く、初めて来る日本にワクワクしているのが伝わってきました。
仕事はもちろん、自分の人生にワクワクしているのが、一緒にいて分かるのです。
僕もそのワクワクを一緒に感じたくて、休日になるとよく、新人のネイティブの同僚を東京の観光名所に連れていきました。
そこで、ネイティブの先生が初めて見る光景に瞳を輝かせる姿を見て、僕も自分が初めて東京観光をした時の感動を思い出していました。
毎日が新しくて刺激的で、人生全体に対するモチベーションが高ければ、当然、教える仕事にも熱が入ります。
異国に住むというのは、それだけで心境を大きく変える効果があります。
オンライン英会話の先生の場合、そういう環境にはないので、モチベーションを保つのは大変だと思います。
翌日からのレッスン
初回のネイティブレッスンで恐怖を感じた僕は、翌日からのレッスンを慎重に予約するようになりました。
先生の自己紹介動画を見るだけではなく、カスタマーレビューをじっくり見て、特に評価の低い人がどんなコメントを書いているのか?をチェックするようになったのです。
そのせいで、予約作業自体で30分以上かかることもありました。
これでは、レッスン時間と同じです。
予約作業にこんなに時間をかけていては、本末転倒です。
それに、どんなに慎重に選んだ先生でも、自分には合わずにイマイチだったことも何度かありました。
さすがに、最初のレッスンほどひどい態度の先生に当たることはなかったのですが、それでも緊張はしました。
僕のこれまでの4年間の経験上、最初の3ヶ月が一番ツラかったです。
予約作業も面倒で時間がかかるし、レッスン自体も緊張して、毎回脇汗がびっしょりになりました。
季節は冬なのに、頭も身体もすごく熱くなって、毎回オーバーヒートしていました。
わずか25分のレッスンなのに、その後しばらくボーッとしてしまうほど、疲れました。
以前は、外国人バーに3時間居座ってそこにいるお客さんやバーテンの人達と英会話しても疲れなかったのに・・・
また、ネイティブの友達と丸一日外出して話し続けても、こんなに疲れなかったのに・・・
あの頃より英語力が上がっているはずの今、わずか25分のレッスンでここまで消耗するのは、なぜなのか?
その時には理由が分かりませんでした。
同じことの繰り返しでマンネリ
また、オンライン英会話では人気の先生ほどすぐ予約が埋まってしまうため、慣れないうちは毎回、違う先生のレッスンを受けていました。
その結果、毎回同じような会話パターンの繰り返しになり、マンネリ化していったのです。
体力を消耗する上に、マンネリ化して上達実感がわかない。
そんな苦しい状態が、3ヶ月続きました。
僕は、オンライン英会話レッスンが続けられない人の気持ちが、この時期によく分かりました。
特に英語初心者レベルの人が、オンライン英会話レッスンを受け続けるのは、相当しんどいと思われます。
この時期の経験が、後に僕が「オンライン英会話が楽しくなる!動画セミナー」を開発するキッカケになりました。
・・・つづく。
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