from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
最初の3ヶ月でドキドキ~マンネリ期を経験して、挫折する人の気持ちがよく分かりました。
そこで僕は、このマンネリ期を打開すべく、「自己紹介で言う内容」を事前に準備して覚えることにしたのです。
話がふくらむように、できるだけたくさんの情報を盛り込みました。
自己紹介だけでも20分程度話し続けられるぐらいまで、台本を練りました。
もちろん、暗記したとしても、本番の会話中には忘れることはあります。
でも、これだけネタを用意しておけば、部分的に忘れて飛び飛びでも、まったく問題なく会話が盛り上がることが分かりました。
リアルな場面での英会話(外国人バーで知り合った人と話すなど)とオンライン英会話の違いは、「準備の必要性」だと思います。
リアル英会話であれば、時間制限もないし、お互いに情報を小出しにしながら少しずつ時間をかけて話していけます。
1回ですべてを出し切らなくても、また同じバーで会う確率が高いので、次回続きを話せば良いのです。
また、バーでは1対1で話し始めても、他の人が混じってきたりして、グループトークになることもよくあります。
オンライン英会話は自己紹介ありき
でも、オンライン英会話の場合は、終始1対1で会話が進みます。
途中で他の人が混じってくることはありません。
そしてレッスンでは、「まずは自己紹介しましょう!」的な流れで進むので、事前にしっかり内容を考えておかないと、本番でたじたじになってしまうのです。
これは英語力の問題ではなく、日本語でも自己紹介し慣れていない日本人にとっては、苦労するパートだと思います。
英語圏の文化では、
「自分語り=相手への信頼&仲良くなりたい気持ちの証」
と捉えられ、日本文化では、
「自分語り=ナルシスト&自慢屋」
と捉えられる傾向があるように感じます。
海外生活の様子を発信している日本人ユーチューバーの方のコメント欄を見ると、「自分の留学経験をシェアしている人のコメントに対して、攻撃的なコメントが付いている様子」をたまに目にします。
その内容はたいてい、「自分語りはやめろ」とか、「おまえのことは誰も聞いてない」といったものです。
おそらく、そういうキツい言い回しのコメントを書く世代は、まだ反抗期のノリが残っている10代後半~20代前半の若い人だと予想しています。
言い方のキツさは横に置いておいて、気になるのは発言内容です。
海外生活に憧れて、そういう動画を見ている若い世代の人達でさえ、「自分語り=悪いこと。相手に迷惑をかけること。」という認識があるわけです。
この認識がある限り、いざ自分が英語で自己紹介する場面になったら、たじたじになってしまうのは、当然の結果でしょう。
英会話を上達させるには、「自己開示が社交術として大切にされている英語圏の文化」を、まずは学ぶ必要があると思います。
自己紹介なしでレッスンを受けた場合の印象
ちなみに、DMM英会話ではレッスンを予約する時点で、「自己紹介なしでレッスンに入りたい」という項目が選べる仕組みになっています。
これは、日本文化に適合させて作られたのではないかと思います。
なぜなら、僕がDMM英会話の先生たちに聞き込み調査をした結果、
「初対面なのに、自己紹介なしでいきなりレッスンに入ること」
に対する抵抗感がある人が、予想以上に多かったからです。
中には、僕が質問したことで「よくぞ聞いてくれた!」と不満を爆発させる先生も何人かいました。
「仕事だからガマンしながらやってるけど、初対面なのに自己紹介しないままレッスンだけするなんて、失礼だよ!俺はロボットじゃない!」
と。
このリアクションはまさに、生まれ育った国の教育と、文化の違いだと思います。
どっちが良い悪いは置いておいて、英語圏のネイティブと楽しく会話したいのであれば、やはりある程度の自己紹介は必須だと、僕は改めて気づきました。
伝える情報量が少ないと、自分が苦労する
英会話レッスンの中で、こちらの自己紹介の情報量が少ないほど、相手の先生も話題に困って話が色んな方向に飛びます。
でも、事前に用意した自己紹介の内容があれば、その内容に沿った質問が先生から飛んできます。
事前に質問内容を予測しやすいので、すごく答えやすくなるのです。
自己紹介のネタを考えるようになってから、僕はオンライン英会話レッスンの負担が激減しました。
「自分で会話全体をコントロールしている感」が味わえるようになったのです。
それまで先生任せだったレッスンが、一気に手応えを感じられるようになりました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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