from 師範代Shinya
人によって色んなパターンがあると思いますが、中でも人気なのは、英検やTOEICなどの検定試験を受けることです。
ふだんはジャッジしづらい英語力を「見える化する」という点で、英語の検定試験は有効です。
TOEICの点数や英検の合格級などで、英語力を見える化することができれば、それを社会的に証明することもできます。
たとえば、仕事の面接で、「私は英語ができます」と言うよりも、
「私は英検準1級を持っています」
とか、
「私はTOEIC800点を持っています」
と言う方が、相手に与える印象は分かりやすくなります。
転職の予定がなくても、資格試験で英語力を証明できた場合は、人前で自分が英語を勉強していることを堂々と言えるようになるきっかけになります。
そういう点で、英語の資格試験を目標にするのは、モチベーションを保ちやすくなるメリットがあると思います。
実際に僕自身も、自分が英検準1級や1級に合格した時に、周りの人たちの自分を見る目が変わったのを実感しました。
特に英検の場合は、「英語にまったく興味が無い人たちでも知っている」という点で、日本社会での知名度を実感することが多いです。
これはたぶん中学~高校時代に、「英語がキラいでも強制的に英検を受けさせられた経験」がある人が多いからだと思われます。
実際に僕が以前、チャラい雰囲気の若い男性と話した時に、お互いの仕事の話になりました。
その流れで彼が、
「英語の先生ってことは、英検とか持ってるんスか?」
と聞いてきました。
そこで僕は、
「英検は1級を持ってますよ。」
と答えたら、彼はものすごい大きな声で、
「マジっすか!!神っすね!!俺、英語について何も知らないんスけど、英検1級持ってる人は神って聞いたことがありますよ!スゴいっすね!マジでリスペクトっす!!」
と言われました。
その時に、僕は英検の浸透率の高さに驚いた経験があります。
ついでに僕は彼に、
「じゃあ、TOEICはどう?点数が何点ぐらいだとどのぐらいの英語力か、イメージつきますか?」
と聞いてみました。
すると彼は、
「TOEICっすか~。いや~俺には縁の無い言葉っすね。なんかその言葉自体は聞いたことはあるけど、点数がどのぐらいあったら、どのぐらいスゴいとかは、わかんないッス!」
と返ってきました。
英語に興味がまったく無い人たちへの知名度と言う点では、まだ英検の方がTOEICよりも高いような印象を受けました。
やっぱり、日本の中学&高校の英語教育に英検が絡んでくるからこそ、みんなの記憶に残りやすいんでしょうね。
大人こそ英検
何となくイメージとして、「英検は学生向けで、TOEICは大人向け」という先入観があるかもしれません。
実際に試験会場に行くと、
「英検3級の受験者は自分以外は全員小中学生だった・・・なんとなく恥ずかしかった。」
という声を聞くことがあります。
でも僕は、大人こそ英検を受けることをオススメしています。
なぜなら、先ほどお伝えした「日本社会への浸透率の高さ」が魅力だからです。
英語力を見える化することで、周りの人たちの自分を見る目が変わるという点では、英検合格はインパクトが大きいです。
また、合格証が送られてきた時の嬉しさも、ひとしおです。
額に入れてカベに飾ると、最高の気分になります。
「自分は英検○○級ホルダーなんだ」
という自負心が生まれるので、毎日の英語トレーニングにもよりいっそう身が入るようになります。
自分のレベルに合わせた級を選べるメリット
また、英検の場合は自分の英語力に合わせた級を選べるのが魅力です。
背伸びしすぎない級を受験すれば、最後の問題まで「できた実感」を味わいながら、楽しく受けることができます。
TOEICの場合は、全受験者がまったく同じ問題を受けるので、自分のレベルに合わない問題も解かなければなりません。
初級~中級レベルぐらいまでの人にとっては、分からない問題の方が多いため、試験時間はかなり苦痛です。
また、上級レベルになっても、易しすぎる問題を受けている時には退屈で、集中力が落ちて凡ミスをやらかしてしまうこともあります。
そういう点では、試験中の時間を楽しめるのは英検の方だと思います。
英検が2024年にリニューアル
そして英検は今年、2024年に試験内容をリニューアルする予定です。
2023年の後半に速報が出たときにもお伝えしましたが、ライティング問題が1問増えるそうです。
しかもその内容は、「要約問題」です。
長い文章を読んで、短くまとめて書くという、日本人が苦手なタイプの問題です。
これは、受験者にとってはかなり影響が大きいと思われます。
この要約問題に関する情報が、英検協会のホームページで以前よりもしっかり出そろっているので、次回はその内容を見ながら、今後の対策を一緒に考えていきましょう。
・・・つづく。
p.s.いつか英検を取ってみたい!と思っている場合は、ぜひ昨日のブログを読んでみて下さい↓↓↓
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