from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回に引き続き「黄金テンプレ三箇条」が詰まった本「自己紹介の英語:改訂版」を詳しくチェックしていきます。
今回は、進化した音声データをレビューします。
改訂前の旧作では、よくある音声CD付きのタイプでした。
しかし、ここ数年で時代が急速に変化して、CDは姿を消しつつあります。
今は、誰もがスマホやタブレットで音声を聞く時代です。
改訂版の本の英文の中でも、旧作で使われていた「CD」という単語が消えて、wine に入れ替わりました。
たしかに、wine だったら時代が変化してもなくなることはなさそうです。
そして、本文からCDが消えたのと同様、テキストからもCDが消えました。
改訂版は、音声データのダウンロード形式です。
旧版より使いやすくなった音声データ
旧版のCDでは、1ユニットにつき1トラックになっていました。
そのため、「例文テンプレ3本分」+「肉付け&入れ替え用例文」の読み上げ音声が、すべて1トラックに収録されていました。つまり、見開き2ページ分で1トラックです。
一方、今回の改訂版では、見開き1ページごとにトラックが分かれるようになりました。
・例文テンプレ3本で1トラック。
・肉付け&入れ替えよう例文で1トラック。
という感じです。
英語学習者としては、トラックはできるだけ細かい方がありがたいです。
しかも、細かくした時のデメリットである「トラックの頭出し」がラクになる工夫がされています。
それが、QRコードです。
QRコードで音声ダウンロードのデメリットを解消!
通常の音声ダウンロードのデメリットは、「音声をスマホやタブレットで聞けるようになるまでの手順が面倒」ということです。
普通のダウンロード手順はこんな感じです。
↓↓↓
①出版社のウェブサイトに行く。(ウェブサイトのリンクだけはQRコードになっていることが多い)
②ウェブサイトから、音声データを一括ダウンロードする。
③ダウンロードデータがスマホ内のどこに入っているか?を探す。
④スマホに音楽プレーヤーアプリが入っていない場合は、アプリストアから選んでインストールする。
⑤音声ダウンロードデータを、音楽プレーヤーアプリにインストールする。
といった手順が必要です。
スマホ操作が苦手な人にとっては、ハードルが高いと感じるかもしれません。
今回の「改訂版:自己紹介の英語」のテキストには、この面倒さがありません。
改訂版は、「見開き1ページごと」にQRコードが付いています。
スマホやタブレットのカメラアプリでQRコードを読み込むと、一瞬でそのトラックのページが表示されて、すぐに音声をプレイできます。
Wi-Fiが繋がっている場所であれば、ダウンロードの必要すらないのです。
もしあなたが、オーバーラッピングやシャドーイングなどの声出しトレーニングを家でしかしないのであれば、ダウンロード操作なしで毎回QRコードを読み込ませた方が、ラクに感じるかもしれません。
ムダのない運用ができる
また、もし外でも聞きたいからダウンロードしたい!という場合は、カンタンにできます。
QRコードで読み込んで表示されたトラックの再生ボタンのすぐ下に、ダウンロード用のボタンが用意されています。
ダウンロードボタンを押せば、その1トラック分だけをダウンロードできるのです。
この、小分けでダウンロードできる仕組みが、このテキストの目的と合っていて、とても使いやすいです。
このテキストは、「テンプレ集」です。
テンプレ集は、1ページ目からきっちり読み込んでいく必要はありません。
自分の話したいトピックを選んで、その中から自分の環境に一番近い例文を選んでお手本にする、という使い方です。
場合によっては、
・ユニット3の「大学」の話
・ユニット39の「仕事」の話
この2つをつなげて、1つにしたい!ということもあるでしょう。
そうなると、自然に「テキストつまみ食いスタイル」になります。
自分が選んだテンプレ例文だけを音読する時には、他のページのトラックはジャマになります。
音楽プレーヤーのアプリを立ち上げた時に、88トラックも出てきたら、その中から自分が今欲しいトラック(ユニット3とユニット39)を見付けるのは面倒です。
でも、この改訂版の見開きQRコードがあれば、自分が欲しいトラックだけを選んでダウンロードすることができます。
音楽再生アプリには、常に自分が今必要なトラックだけが入っている状態を保てるのです。
そして、練習期間が終わったら、気軽に削除できます。
次の必要なトラックは、すぐにまたQRコードを使ってピンポイントでダウンロードできます。
スマホ内には、常に「今使うトラックだけ」が入っている状態になるので、データ容量が圧迫されることもありません。
めちゃくちゃ効率が良いです。
この本の「テンプレ集」としての使い方に合わせた音声データの仕組みが、すごく良く考え抜かれているなと感じました。
次回の記事では、この本の具体的な使い方をお伝えします。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
「自己紹介の英語:改訂版」
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