From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※通学コースの受講生のKさんがスランプを抜け出した体験談の続きです。
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Kさんは当時「TOEIC沼」にハマっていました。
良い点が出ない
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悔しくて猛勉強する
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テスト本番でなぜか集中できない
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悔しくて猛勉強する
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また本番で集中できない
というサイクルを繰り返していました。
TOEICなどの英語試験は、単に英語力が高ければ良い点が出るわけではありません。
英語力+受験力+(当日の集中力)=TOEICの点数
という式があります。
そのため、ネイティブでも必ず満点が出るわけではありません。
平均的な大卒ネイティブの英語力はTOEIC換算で3,000点~5,000点ぐらいでしょう。(TOEIC満点は990点なので測れませんが)
でも、実際に大卒ネイティブがTOEICを受けた時の平均点は、950点前後というデータがあります。
これは英語力の問題ではなく、テストへの慣れや当日の集中力の問題です。
ネイティブがTOEICのようなテストに本気で集中し続けるとは思えません。
途中で飽きて集中力が落ちたり、別のことを考えているうちにリスニング問題が流れてしまったり・・・ということが重なった結果でしょう。
集中力が落ちる原因
当日の集中力は、脳の疲れ具合やストレスに大きく影響されます。
僕たち日本人英語学習者の場合は、テスト本番直前まで英語の勉強をし過ぎてオーバーワークになっていたり、「何としてでも良い点を取らねば!」と意気込み過ぎていると、脳がストレスを感じて本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。
もちろん中には「極限まで追い込まれると実力を発揮できる」という超人タイプの人もいると思います。
でも普通の人は、疲れと緊張が高まると実力が発揮できません。僕もそのタイプです。Kさんも同じでした。
Kさんは1日も休まず音読トレーニングとTOEIC問題集を解く練習を続けて、毎月TOEIC本番のテストを受けていました。
1年前にTOEIC700点台を取ってから、600点台に落ちたりまた700点台に上がったりを繰り返しながら、なかなか800点台に行けずに悩んでいました。
しばらく離れている間に・・・
そんな時、僕の書いた本「やり直し英語革命」が出版されました。
そして僕は、コーチSayaと一緒に全国を回ってセミナーを行うために、五反田スクールを3ヶ月間だけお休みすることにしました。
そのため、これまで半年通ってくれたKさんとは、しばらくお会いできなくなりました。
僕が全国を回っている間も、Kさんは動画セミナーで僕のレッスンを受けながら音読トレーニングを続けました。
しばらくぶりの連絡
そんなKさんから、しばらくぶりに連絡がありました。
近況報告をしてくれた後に、おまけのようにサラッと
「ところで最近、TOEIC815点が取れて自己ベストを更新できました」
と教えてくれました。
「おぉーーー!!マジですか!!ついに!!やりましたね!!」
と僕は熱くなりました。
対照的に、Kさんはとても落ち着いた様子でした。
これまでとはトーンが違っていました。
「今はTOEICの結果に一喜一憂するのはうんざりなので、今後は適度な間隔で結果にこだわらずに気楽に受けたいと思っています。それよりも毎日の英語学習や音読トレーニングは順調に楽しく続けています。」
と僕に伝えてくれました。
これはすごい違いです!
以前は、「何としてでも次回で自己ベスト超えます!」というような、気合いの入った発言が多かったのですが、今はすごく落ち着いた雰囲気になっていました。
Kさんは「良い点数が取れたから、結果にこだわらなくなった」のではないと思います。
そうではなく、「結果へのこだわりを手放したから、良い結果が手に入った」のだと思います。
さらに嬉しいことに、Kさんがこだわりを手放したのは、僕の書いた「やり直し英語革命」を読んだのがきっかけだと教えてくれました。
僕が本に書いた体験談の中で、「休まなかったせいで英語力ダウン」という項目があるのですが、そこがKさんの心に響いたそうなのです。
そして、休むことを取り入れたら、それまでの「切羽詰まった感覚」がなくなっていき、TOEICに対して冷静に向き合うことができるようになったとのことでした。
そして今回、自己ベスト更新でついに念願の800点台が取れたのです!
僕はこれを聞いて、とても嬉しくなりました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
しんや先生 おはようございます。
私は先生のセミナーで、ハイブリッド、basic2400、
瞬間英作文14日、前置詞14日トレーニングを受けてきました。
できる事がたくさん増えました。文法、音読、発音もキレイだと言われました(お世辞かもですが)
とりあえず、自分の言いたいことは、中学英語レベルで言えるようになりました。
こちらのコメント欄から質問は受け付けてないかもしれませんが、もし教えていただけるのなら教えてください。
しんや先生が、1年半で言いたい事が言えるようになったのは会話のキャッチボールまで出来るようになったのでしょうか?
私は、キャッチボールはできません。相手が言っていることが聞き取れないのです。
音読が好きで、一文がなめらかに言えたことに一憂し、、それは私にとって歌を歌うみたいに薄っぺらいものでした。実際、車の中でシャドーイングを毎日していますが、それは運転がメインに頭が働いて、シャドーイングはしてるけど、意味まではまったく降りてきていない状態です。
しんや先生のセミナーで、何を取り入れたらリスニングができるようにならますか?
よろしければ教えてください。
岡本さん
いつもありがとうございます。
発音が上達したと言われたんですね!
しっかり練習している証拠ですね。
言いたいことが中学英語で言えるようになったのは、素晴らしいです!
今はリスニングが課題だと感じているんですね。
リスニングができないもどかしさはよく分かります。
リスニングは、基本的には音読トレーニングを続けるうちにアップしていきます。
音読で仕上げた文章が一字一句聞き取れるようになっていれば、リスニングは確実に上達していますので、ご安心ください。
ただ、「多くの英語学習者が期待している上達ペース」と、「実際の伸びのペース」にはズレがあることが多いです。
特に、生の英会話の中でのリスニングとなると、
①その時の話題
②相手の性格や経験値
③自分と相手の英語の相性
などが絡み合って、「キャッチボールができた感」に大きな差が出ます。
僕も1年半後に「誰とでも同じ水準で会話のキャッチボールができるようになった」わけではありません。
このあたりはコメントの文章でお伝えするのには限界があるので、今後のYouTube動画やブログ記事のテーマで取り上げて詳しく解説していきたいと思います。
今しばらくお待ちください。
英語トレーニングは毎回ハッキリした実感がなくても、必ず自分の中に蓄積されています。
自分を信じて進んでみてください。
しんや先生
お久しぶりです。
youtobに取り上げてくださってありがとうございました。
あれから諦める事なく音読を続けています。むしろ、激しくなっています(笑)一度トレーニングしたベイシック2400をまたやり始めました。ほぼ忘れていますが、思い出すと初見で学んだ時よりもっとよく分かります。
未だ、初見のリスニングは「何言ってるんだろー?」と思うことも多いですが、パターンを覚えていると「あっ!」と思い、この「ああっ!」で、英文が流れていってしまう事もあったりで(笑)
(続き)
ですが、1周目より2周目の理解度が高くてそれが嬉しくて、3周目に突入したところです。
この度、YouTube にupしてくださり、わかりやすく説明して頂きありがとうございました。音読トレーニングの深い話しも楽しみにお待ちしております。
本当に嬉しかったです。
岡本様
コメントありがとうございます。
今回のYouTube動画がモチベーションアップのお役に立てて良かったです!
2周目に理解度の高さを実感できているんですね。
もう3周目に突入しているとは、スゴいです!
応援しています!