ネイティブをひとりじめ

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僕が英会話スクールに入学して、しばらくたった頃のこと。

僕は、スクールのロビーにいて、あることに気づきました。

それは、みんなレッスン以外の時間は、ネイティブの先生との会話を避けているようなのです。

きっと、

「まだ自分のしゃべりに自信がない」

「話しかけたけど、聞き取れなかったどうしよう・・・」

という不安があるのが理由だと思います。

僕も、最初の体験レッスンの日に冷や汗かきまくりだったので、その気持ちはよく分かります。

しかし、僕が思ったこと。それは・・・

「もったいない!」

です。

 

ネイティブとのフリートーク=有料?!

僕は、この英会話スクールに入学する前に、他のスクールの情報も調べていました。

その中に、当時、まだ新聞沙汰になる前で勢いのあった、ウサギのキャラで大ブレイクした某大手英会話スクールもありました。

そこは、ネイティブ講師の数をウリにしていて、当時の広告は、

「英語のシャワーを浴びていれば、自然と話せるようになる!」

という、素人にはとてもイメージしやすいコンセプトでした。

(当時の僕は、そのスクールを選ばなかったものの、その「理論」は信じていました)

その某スクールにはどうやら、

「ネイティブの先生とのフリートークをする部屋」

があり、生徒は普段のレッスン以外でネイティブの先生と話したい場合は、その「部屋」で英会話をするためのチケットを買ってネイティブとフリートークをする・・・という情報が、ホームページにありました。

(僕はそこを実際に見学に行ってないので、雰囲気は分かりませんが)

また、僕の友達の友達がそのスクールに通っていて、

「そこのネイティブ講師は、生徒とプライベートで遊ぶことを禁じられていて、それが会社にバレるとソッコーでクビになる!」

という情報も得ていました。

そんな「下地知識」があったので、僕の中ではなんとなく、

「ネイティブとのフリートーク=有料」

というイメージがありました。

 

 

無料でネイティブをひとりじめ!

ところが、僕の入った英会話スクールでは、ネイティブの先生がレッスン前後にふつうにロビーをウロウロしているのです!

そして、話しかければ気さくに答えてくれます。周りも生徒がたくさんいましたが、みんな静かに待っているか、日本人同士で日本語で話しています。

僕は、ネイティブの先生を、ほぼひとりじめできることに気づきました!

もちろん、僕の当時の英語力では、たいした会話はできませんでしたが、

「ネイティブと話してる自分、スゲー!」

という感覚が楽しくて、毎週、早めにスクールに行って、丸暗記してきたフレーズを使ってロビーでネイティブの先生に話しかける、ということを始めました。

 

「うまくいかない状況」に慣れる

もちろん、失敗することもしょっちゅうでした。用意してきたフレーズが全然通じなくて、自分の顔が熱くなるのを感じたり・・・

 

逆にうまく通じた時は、ネイティブの先生が話に乗ってきて、ハイスピードでガンガン話しかけてくれたものの、全然聞き取れなくて、冷や汗が出てきたり・・・

ただ、そんなことを繰り返しているうちに、自分の中にある「変化」を感じるようになりました。

それは、「うまくいかない状況に慣れる」ことです。

話しかけても通じなかったり、聞き取れなかったり、思ったのと違う結果になっても、そこからの立ち直りが早くなってきたのです。

レッスン前に冷や汗をかいても、すぐに気持ちを切り替えてレッスンに入れるようになってきました。そのうち、だんだん英語に対する「度胸」がついてきました。

 

ネイティブの先生とスクールの外でも会えるのか?

僕が通っていたクラスは、一日の一番最後の時間帯だったので、レッスンが終わって僕がロビーでうろうろしていると、ネイティブの先生がスーツ姿にリュックを背負って、家に帰る姿を何度か目撃していました。

そしてあるとき、こんな考えが頭に浮かびました。

「ネイティブの先生を飲みに誘って、スクールの外で英会話することはできるのだろうか?」

 

どうやら、このスクールでそれをやっている人はいなさそうです。ロビーですら話しかけている人が少ないくらいです。

そもそも、ルール上OKなのかも分かりません。そこで、ためしにカウンタースタッフの人に聞いてみました。

「あの・・・ここって、ネイティブの先生をレッスン後に飲みに誘ったりしてもいいんですか?」

「え?・・・ええ!もちろん!OKですよ!中にはそれを禁止してる英会話スクールもあるらしいですけど、うちは全然OKです。ぜひ、遊びに連れて行ってやってください!喜ぶと思います!」

(おぉっ!なんと!OKなのか!しかも、歓迎されている!聞いてみるもんだぁ!この驚いた様子は、きっと、こんなこと聞く人は今までにいなかったのかな?ま、いっか!よし!これで堂々と誘えるぞ!)

「そうですか!よし!じゃあ、トライしてみます!」

おぉ!なんか、いい展開だ!これは無料でネイティブと話せるチャンス!やったるぜ! 

狙いは・・・彼にしよう!
あの、初回体験レッスンで僕の相手をしてくれた、

青い目をしたヒゲモジャのカナダ人男性です!

ヒゲ イラスト

 

・・・つづく。

 

人と同じ行動=人と同じ結果

・周りの人がやっていないから、きっとやっちゃダメなんだろう・・・

・やってる人が少ないってことは、やらない方がいいってことだろう・・・

・こんなこと、聞いたら恥ずかしいかな・・・

そんな風に思ったこと、ありませんか?
僕も、他の英会話スクールでダメなことは、どのスクールでもダメだろうな・・・やってる人もいなさそうだし・・・と思っていましたが、恐る恐る聞いてみたら、意外にあっさりOKでした。

このように、僕たち人間は、他の大多数の人たちの行動をお手本にして、自分の行動を決める傾向があります。

これは、身の安全を守るために、僕らの脳に組み込まれた本能です。

でも・・・

「みんなやっていないこと」=うまくいかない、やらない方がいい、ルールで禁止されている・・・とは限りません。

「実際にやってみなきゃ分からない」ことは、世の中にはたくさんあります。結果がどうなるかは、やった人にしか見えません。

人と違うことをすれば、人生で得することがたくさんあります。

もちろん、カッコ悪い思いをして、恥をかくこともいっぱいあります。批判されることもあります。

大勢の人たちと「同じ行動」をすれば、批判されることはありません。

ただし、大勢の人たちと「同じ結果」が待っています。

人と「違う結果」が欲しければ、人とは「違う行動」を取る必要があります。

日本には、英会話スクールや英語教材があふれています。でも、スクールに通ったり教材を買って、

「実際に英語がしゃべれるようになる人」

と、

「あんまり変化を感じられない人」

どちらの方が多いでしょうか?

TOEIC協会の発表データによると、
TOEICで860点以上(990点満点中)取れる人は、

全体の6%です。

残りの94%の人たちは、満足する英語力を得られていないのが現状です。

「残りの94%の人たち」に共通することは何でしょうか?

よく観察して、その「逆」をやれば、「トップ6%人たち」の仲間に入れる気がしませんか?

From  Shinya
(英語の達人養成ジム 師範代)

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自己紹介は、こちら

 

P.S.
もし、あなたが「人と違う方法でネイティブの友達を作りたい!」と思っているなら、この「対ネイティブ用秘密兵器」が大きな助けになるでしょう。