【試験後にやる気がゼロになる人へ ― 英語学習を続けるための3つのコツ】

from 師範代Shinya

今日は、こんなご質問にお答えします。

「試験までは英語学習に集中できていますが、試験終了後やる気が出ません。一か月ならまだいいほうで、半年近く続いてしまったこともあります。試験後、燃え尽きないようにするにはどうすればいいでしょうか。」

これは本当に多い悩みです。

僕自身も経験がありますし、多くの英語学習者を見てきて同じ状況の方をたくさん見てきました。

僕の場合は、英検TOEIC900点を超えた時と、英検1級に合格した時に、燃え尽きを経験しました。

嬉しいのに、ヤル気がなくなる、という現象です。

また、目標の点数を達成していなくても、燃え尽きそうになったこともありました。

そこで今回は、なぜこうなるのか、その理由と対策をお伝えします。

 なぜ試験後にやる気が落ちるのか

資格試験を目的にしていると、「目的=試験」になります。

「なぜ英語を勉強しているのですか?」と聞かれたら「英検準1級に受かるため」「TOEICで730点を取るため」と答える。そういう状態だと、勉強内容も試験対策がメインになります。

例えばTOEICならTOEIC専用の単語帳や問題集、英検なら英検用のボキャブラリー集や過去問。

さらに「いつまでに単語を何語覚えるか」「何ページこなすか」が明確なので、試験前は勉強がうまく回ります。

期日が迫るにつれてモチベーションも上がり、勉強量も増える。

そして問題が解ければ達成感もあります。

しかし、これはすべて「外発的動機」によるもの。外からの評価や報酬を目的にしている状態です。

試験が終わると目的が消えるため、一気にモチベーションが落ちます。

勉強量が増えすぎていた場合は燃え尽き症候群のようになり、次に何をすればいいか分からなくなることもあるのです。

 外発的動機から内発的動機へ

ここで必要なのが「内発的動機」です。

内発的動機とは、外からの評価や報酬ではなく、自分の中から湧き上がる動機。

「達成できたら嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」と感じるものです。

例えば、

・好きな映画やドラマを字幕なしで観たい

・海外旅行で現地の人と話したい

・SNSで世界中の人と交流したい

こうした動機は試験の有無に関係なく続きます。

試験を受けている間に内発的動機を見つけておくと、試験後の落ち込みを防げます。

すでにモチベーションが落ちてしまっている場合でも、今から取り組めます。

 

英語学習をやめないための3つのコツ

① 次の楽しみを見つける

英語に関係する楽しみを事前に決めておきます。

例えば、映画やドラマを観てセリフを音読する、海外旅行に行く、好きな本を読むなどです。

試験に追われている時にはなかなかできなかったことを、このタイミングでやるのがポイントです。

楽しみながら英語に触れる中で、試験勉強中に身につけた英単語が意外なタイミングで登場したりすることもあります。

映画を見ながら、

「あっ!これはTOEICで出てきた英単語だ!こんなカジュアルな日常シーンでも使われるんだ!」

と新しい発見があると、これまで自分がやってきたことが、ちゃんと試験以外でも使えることが分かって、モチベーションが上がることがあります。

 ② 軽いルーティーンを用意する

毎日5分でも良いから「英語学習をゼロにしない」習慣を作ります。

試験とは関係ない内容をやるのがおすすめです。

映画のセリフを一言だけ音読、好きな音楽の歌詞を分析して歌う、などでもOK。

勉強というより「英語を楽しむ時間」にすると続きやすくなります。

③ 自分に手紙を書く(セルフコーチング)

試験が終わった時の自分に向けて、モチベーションが高いうちに励ましメッセージを書く、という手法です。

「よく頑張ったね、私!少し休んでもいいよ。せっかくだから、次からは息抜き用の英文を使って勉強するのもありだよ。ほら、前に大好きだった、あの海外ドラマのセリフをもう一度聞いてみるとか。今だったら、どのぐらい聞き取れるのかな?」

など、語りかける口調で書くのがコツです。

もしあなたが、「自分自身に対して厳しくしてしまうタイプ」の場合は、大好きな友達に向かって励ましているイメージを持って書くと、優しい言葉が出てきます。

さらに、手紙の中では、「自分はなぜ英語を勉強しているのか?」「自分が最初にやりたいと思ったこと」を思い出せる内容にすると効果的です。

落ち込んだ時に読むと、気持ちを立て直せます。

 自分は何のために英語をやっているのか?を考え直してみるチャンス

試験後の燃え尽きは、実はチャンスでもあります。

「自分は何のために英語をやっているのか」を掘り下げて、内発的動機を明確にするチャンスです。

僕たちは、時間と共に「何のために?」を忘れてしまいます。

そしていつの間にか、別のものにすり替わってしまいがちです。

もちろん、自分のステージが変わって意図的に「何のために?」を変えた場合はOKです。

でも、そうではなくて無意識に変わってしまい、変わったこと自体に気付かないケースも多いのです。

せっかく試験に向けて増やした語彙や高めた文法力を、ここで止めてしまうのはもったいない!

その力を使って、本来やりたかったことに近づく楽しみを見つけながら、学習を続けていきましょう。

 

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