From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
最近、ネットで見つけた「家電レンタル」のサイトで、一眼カメラをレンタルしたストーリーの続きです。
2019年最強の動画撮影用一眼カメラとも言われている、ソニーの「α6400」が手元に届いた僕は、ドキドキしながら箱を開けました。
初めて手にする一眼カメラです。今まで3年間使ってきたビデオカメラとは、形が全然違います。
ビデオカメラは筒型ですが、この一眼カメラは全体的に角ばっていて、ゴツい雰囲気です。
手がひっかかるグリップの部分が飛び出していて、グリップのすぐ横にある大きな丸いレンズが、いかにも「一眼!!」という感じを主張しています。
サイズは思ったよりずっと小さいです。ただ、手に持つとずっしりとした重さがあります。
なんというか、いかにもメカっぽい「精密機器」という感じで、「中身が詰まっている感」があります。
ビデオカメラは年々小型軽量化が進んでいるため、素材もプラスチック部品が多く、軽くて中がスカスカな感じです。
そのため、ビデオカメラはたとえ価格が高いモデルでも、ちょっとした「チープ感」があります。
でも、この一眼カメラは違います。ボディーこそプラスチック製ですが、ボタンやレンズなどには金属パーツがたくさん使われていて、高級感にあふれています。
重いことが良いのかどうか?は置いておいて、このメタル素材感と、メカメカしさは、男心をくすぐります。
僕は今までこういう本格カメラでの写真撮影に興味を持ったことがないのですが、この道にハマる人の気持ちが分かった気がしました。
いざ!!動画撮影!!
僕は、ウキウキしながら動画の撮影を始めました。画面はキレイで見やすいし、レンズのすぐ真上に画面が来るので、ずっと画面を見続けていても、目線に不自然さはありません。
・自分が画面から外れていないかどうか?
・ホワイトボードに書いた文字がちゃんと画面内に収まっているか?
などを常にモニターしながら話せるのは、すごくラクチンです!
そして何よりも、「自分は今、人気ユーチューバーさん達が使っているのと同じカメラで撮影しているんだ!」という状態に、テンションが上がっていました。
勢いに乗って、YouTubeにアップする用の動画を、まとめて3本分撮影しました。
そして、その撮影データをパソコンに入れて、大きな画面で確認してみることにしました。
「一眼クオリティーの高画質動画が作れたぞ!!」
とウキウキしていました。
確認した動画を見てビックリ!!
ところが!!今撮った動画を実際にパソコンの画面に映し出して見たとたん、画面いっぱいに映し出されたのは、美しい画像ではありませんでした。
想像に反して、「不健康そうに見える自分の顔」でした!!
僕は自分の目を疑いました。
画面の中の僕の顔は、全体的に白っぽく、ところどころに赤みがあり、ヒゲのそり残し後も目立っていました。
ひと言で表現するなら、「貧相」です。
さっきカメラの小さな画面で見たときには、肌もキレイに映っているように見えたのに・・・なぜ??
すべてを鮮明に映し出す描写力
たしかに、この日の僕は、顔のところどころに「かぶれの赤み」が少しありました。
これは、今年初めてかかった「花粉症皮膚炎」という症状の名残でした。
スギ花粉が顔の皮膚につくと、赤くかぶれてしまう現象です。
最初は目の周りだけでしたが、だんだん広がってきて、ホッペタや口の周りも赤みが出るようになっていました。
皮膚科に行って塗り薬をもらってだいぶ良くなっていたのですが、季節的にまだ花粉シーズンまっただ中。
一度治ってもまた花粉の多い日には再発したりしていました。
ただ、「今日は比較的コンディションが良いぞ!」と思ったから、動画撮影しようと思ったわけです。
なのに、撮影した動画を見たら、ひどい「かぶれ顔」に映っていました。
しかもなぜか、顔全体が白っぽいので、不健康そうに見える上に、赤みがなおさら目立ちます。
さらに、ヒゲのそり残しも目立ちます。
ふつうに鏡で見るよりずっとひどく見えます。
なんてこった!!
ためしに、いつも使っているビデオカメラでテスト撮影してみたら、赤みは目立たず、顔も普通の肌色で、健康そうに映っていました。
同じ場所で、同じ環境で撮影しているのに・・・なぜだ??
僕はあせって、一眼カメラに詳しい人が書いている初心者向けの情報をネットで調べてみたりしました。
その結果分かったのは、どうやら原因は2つあるようでした。
原因①カメラの画質が良すぎるから(画素数が多い)
原因②僕の知識&スキルが足りないから(細かい設定変更ができない)
今回借りた最新一眼カメラは、僕がふだん使っているビデオカメラをはるかに上回る画素数を持っています。ビデオカメラが207万画素で、一眼カメラは2,420万画素です。
その差、約10倍!!ナメック星でピッコロ VS 変身後のフリーザが戦った時ぐらいの戦闘力の差があります。
そのため、一眼カメラは撮影している対象物の細かい質感や色などを超鮮明に映し出して記録します。
撮影対象が風景や植物などだったら、表面の質感などがリアルに撮影できるのですが、同じ描写力で僕の肌のデコボコや赤み、毛穴やヒゲのそり残しなどが鮮明に映し出されてしまったようです。
また、一眼カメラは光を取り込むセンサーのサイズが大きいため、特に設定をいじらないで撮影した場合、ビデオカメラに比べると全体的に明るく映るようです。
そのため、部屋の蛍光灯の下で撮影した僕の肌は全体的に白っぽく映ってしまっていたようです。
あまりに高い戦闘力を使いこなす知識とスキルがないと・・・
一眼カメラが持つ戦闘力(描写力)は、使いこなせれば美しい映像を撮れますが、知識やスキルが足りずに使いこなせなかった場合は、今回の僕のようにパワーが暴走して、「見たくないもの」まで鮮明に写し出して記録してしまうようです・・・
僕は、一眼カメラのレンタル初日から、早くもピンチに陥りました・・・
・・・つづく。
※僕が今回借りた一眼カメラはこちら
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