from 師範代Shinya
英語を話そうとして言葉に詰まってしまうこと、ありますよね?
その理由の1つに、頭の中に同じ意味の英単語が2つ浮かんで、どっちを使えば良いのか?わからない、なんてこと、ありませんか?
たとえば、
アイスクリーム「屋さん」=ice cream (store / shop)どっち?
「家」の電話番号= (home / house) number どっち?
「会社」に行く = go to the company で合ってるの?それとも別の言い方をしなきゃダメ?
どちらだと思いますか?
もしあなたがこの言い回しを何度か聞いたことがあれば、「こっちの言い方はする / しない」というジャッジができると思います。
でも、おそらく1回聞いたことがある程度では、記憶があいまいで「どっちだったかなぁ~」と悩むことでしょう。
また、正しい方を選べても、「なぜ、こっちなのか?」と聞かれたら、答えられないのではないでしょうか?
でも、もしここに自信を持って理由まで答えられるようになれば、英会話の最中に言い間違える確率が減って、すぐに口からポン!と英単語が飛び出す確率が大です。
もしあなたが今、
・日本語にするとまったく同じ訳になる英単語を、どう使い分けたらいいのか分からない・・・
・辞書で調べて、その時はなんとなく意味の違いが分かっても、時間がたつとすぐに忘れてしまう・・・
・日本語なら1つの同じ単語なのに、英語では何種類もあって覚えるのが面倒・・・
そんな悩みがあるなら、今回ご紹介する本はあなたの英語学習に役立つかもしれません。
1つの日本語訳に、複数の英単語
英語学習をしていると、日本語訳1つに対して、英単語は種類が多すぎるなぁ~と感じることがありませんか?
・日本語の「店」に対して、英語は shop と store があったり。
・日本語の「家」に対して、英語は home と house があったり。
・日本語で「会社に行く」は、英語では go to the comapy とは言わなかったり。
僕ら日本人が英語を話するのが難しいと感じる理由の1つは、実はこういった「1語1訳で覚えられない」英単語が多いからです。
【クイズ】
冒頭の例を元に、この3つのクイズに答えてみてください。
↓↓↓
クイズ①
次に並んだ「店」のうち、shop と store どちらが入るでしょうか?
・喫茶店:coffee ( )
・花屋:flower ( )
・床屋:barber ( )
・デパート:department ( )
・自転車屋:bicycle ( )
・靴屋:shoe ( )
クイズ②
「家」の電場番号は、
home number
house number
どちらでしょうか?なぜでしょうか?
クイズ③
「会社に行く」は go to company とは言えませんが、その理由を説明できますか?
いかがでしょうか?
英語の中上級者でも、けっこう迷う部分があったのではないでしょうか?
たとえ正しい答えを選べても、「なぜ、その答えになるの?」と聞かれたら、答えづらいですよね。
ネイティブは答えを知らない
おそらくネイティブの人達に同じ質問をしても、
「そう言うもんだよ。理由なんか考えるより、覚えた方が早いよ。」
としか答えられないことが多いと思います。
日本で長年英語を勉強し続けている人に聞いても、ネイティブと同じように、
「大量の例文に触れているうちに、これは言う、言わないとか分かってくるものだ。とにかく量をこなして覚えてしまうことが大事だ。」
という答えが返ってくるでしょう。
もちろん、それも正解です。
暗記してしまった方が早いこともあります。
ただ、初心者にとっては、それはものすごく長い道のりに見えます。
いったい、いつ自分はその領域に辿り着けるんだろう?
TOEICで良い点が取れるようになっても、自分が英語を話そうとすると、いまだにどの英単語を使えば良いか迷うし・・・
という気分になる人も多いです。
日本語訳がピッタリ合う英単語がない理由
そもそも、なぜ英語と日本語にはピッタリ対応する単語がないのでしょうか?
それは、「文化の違い」があるからです。
言葉には、その国の文化が深く根付いています。
日本語には、英語のような名詞の単数形&複数形の使い分けがありません。
本は何冊あっても、「本」です。僕ら日本人は決して「本たち」とは言いません。
たまに、親しみを込めてモノを擬人化しながら「~たち」ということはあります。
「この子たち(本たち)を本棚にしまっておいてくれる?」
みたいな感じです。
でもそれは、英語の複数形とはまったく違う感覚です。
また、僕ら日本人は主語や目的語を省くことが多いです。
「それ、あげるよ。」
と言ったら、
「(私はあなたに)それをあげるよ。」
という意味です。
でも、僕らはわざわざ「私」「あなた」を入れません。
英語圏の人達が日本語を学ぶ時に、名詞の単数と複数を使い分けないどころか、主語と目的語すら省くなんて、信じられない!どうやって意思疎通してるの?
と驚くそうです。
これはもう、文化の違いです。
違う国の言語を理解するには、分解の違いを理解する必要があります。
文化とは、歴史の積み重ねで作り上げられます。
つまり、英語が上達したかったら、歴史を学ぶことが、実は近道なのです。
特に英単語を使い分けられるようになりたかったら、英単語の歴史=語源を学ぶことがベストです。
ネイティブが直感的に使いこなしている英単語を、僕ら第2言語の話者は歴史から覚えることで、同じレベルで使い分けられるようになるのです。
そして今回、その語源と分かりやすいイラストをベースにした「使い分け英単語の本」が発売されました。
・・・つづく。
P.S.
※上記のクイズの答えは、次の記事で詳しく解説します。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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