from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※日本語にすると同じ単語なのに、英単語にするといくつも種類がある時、どっちを使えば良いの?という「迷い」を解消する本のレビューの続きです。
前回の記事では、shop と store の違いを、「もっとくらべて覚える英単語:名詞」の本の中からシェアしました。
shop = サービスに焦点が当たっている英単語。店員さんが材料に手を加えてから、お客さんに提供するタイプのお店。アイスクリームや花屋さん、床屋、喫茶店など。
store = 商品に焦点が当たっている英単語。店員さんの仕事は、品出しや商品整理、レジ打ちがメイン。コンビニ、デパートなど。
ということでした。
僕はこれまでは、
・shop = 小規模なお店
・store = 大規模なお店
ぐらいの認識でした。
でも、どこからが大規模と呼べるのか?
日本のお店の標準サイズと、アメリカのお店の標準サイズは全然違うし・・・という引っかかりはありました。
でもこの本を読んだことで、今後はお店の面積の大小に関わらず、shop と store を見分けられる自信が付きました。
僕の個人的な覚え方
僕の中で上記の違いを一言でまとめると、
無人化できる店 = store
無人化できない店 = shop
という覚え方がしっくり来ます。
無人化できる店(store)は、お客さんが棚に並べてある商品を自分で取ると、自動で会計が済まされて、レジに並ぶことなくお店を出ることができるタイプの業態です。
一方で、無人化できないお店(shop)は、お客さんが店内に入るだけでは欲しいものが手に入らないタイプのお店です。
無人の床屋さんにお客さんが1人で入っても、そこにあるハサミやクシを使って自分の髪を切ることはできません。
理容師さんの手によるサービスがあって、初めて欲しい結果が手に入ります。
この「無人化できるかどうか?」の分け方は、分かりやすい気がします。
もちろん、この先AIがさらに進化して、イスに座れば自動で髪を切ってくれるマシンが開発される・・・なんて未来がやって来るかもしれません。
でも、僕が生きている間はまだそこまでの技術は実現しない確率が高そうです。
home VS house
次は、home と house の違いに注目してみましょう。
「家の電話番号」は、house number ではなく、home number でしたね。
なぜでしょうか?
本の中の解説を見ると、こんな風に書いてあります。
(以下、本からの引用)
↓↓↓
homeの解説
homeは普段済んでいる場所、つまり「自宅」のことです。
食事をしたりテレビを見たり睡眠を取ったりするように、何らかの活動をする場所で、心が安まる快適な場所を暗示させ、そこから「家族」の意味が生まれます。
戸建てでもアパートでも自分が住んでいる場所がhomeなので、キャンピングカーで生活をする人であれば、そこがhomeとなります。
単なる建物ではなく「家庭」という象徴性が高いため、at home(家で)のように、冠詞を付けずに名詞として使うことができます。
ただし、She came home at eight.(彼女は8時に帰宅した)や、I’m home.(ただいま)に使われているhomeは「家に」という副詞です。
※以上の理由から、「家の電話番号」は、「自宅」の番号と考え、home numberになります。
houseの解説
houseは、「外界から自分を隠すもの」が語源で、ドア・窓・柱・屋根・壁などの構成物の集合体としての「家」、つまり「建築物としての場所」です。
基本的には「戸建て」で、そこに暮らしている人がいてもいなくてもよく、home が持つ活動や温かさは感じられません。
「幸せな家庭」は a happy home で、 a happy house とは言いません。
また、「彼は在宅中です」を He is in the house. と表現すると、外にいるのではなく家の中にいることを強調する感じになるので、 He is at home. が自然です。
house は、家族・家系・一族などの構成員の集まりでもあるので、「王室(the Royal House)」や「講義堂(the Houses of Parliament)」などの意味で使うことができます。
※以上の理由から、house number と言うと、建物1軒1軒に付けられた番号のことで、通りの名前と組み合わせて「住所」となります。
なるほど!って感じですよね!
ここまで知れば、もう「家の電話番号=home number」 という図式が、すぎに頭の中に浮かびそうです。
他にも「家」を表す英単語を2つ収録
ちなみに、この本には4つずつ英単語があるので、home と house 以外にも、place と residence の解説もあります。
place は単に「場所」なので、賃貸アパートでも戸建てでも使える便利な言葉です。
Come to my place tomorrow.
(明日、私の家においでよ)
みたいに、使います。映画やドラマのセリフでも、この place はよく使われます。
residence は「邸宅」というイメージです。
house や home の格式ばった言い方なので、あまり日常会話では使われません。
本の中には、もっと詳しい解説がありますので、興味があったらぜひ本屋さんで見てみてください。
次回の記事では、この本に収録されている英単語の種類の全体像の紹介と、この本のオススメの使い方を解説します。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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