From 師範代Shinya(新村真也)
僕はこれまでパソコンはずっとWindowsを使い続けてきました。
これまでパソコンは小さいものも含めて6台使ってきましたが、すべてWindowsです。(先日、一番古い2台を処分して、手持ちは4台になりました)
実はパソコン買い足しのタイミングで何度か「マックブックを試してみたいなぁ・・・」と思ったことがあります。
でも、毎回踏みとどまってきました。
理由は「コスパ」です。
同じ金額を出すなら、Windows機の方がずっと安くてスペックの高いパソコンを買えたからです。
同じスペックのWindowsパソコンとマックを比べると、だいたい1.5倍~2倍ぐらいの差が出ます。
同じスペックのパソコンで10万円と20万円の差は大きいです。
動画編集は台数が必要
僕は仕事でほぼ毎日、動画を撮影して編集をしています。
動画作りは、撮影よりも編集の作業が一番時間がかかります。
完成品の動画が10分だった場合、編集してアップする作業だけで5倍ぐらいの時間がかかります。
有名ユーチューバーのようにテロップや効果音をバシバシ入れて凝った編集をしようと思ったら、10分の動画を作るのに8時間ぐらいの編集作業が必要です。(僕はそこまでやっていません)
編集作業が終わった動画は最後に「データの書き出し」という作業があります。
書き出しをすることで、細切れの動画データを1本の動画にまとめるのです。
書き出し作業は、パソコンにとってすごく負荷が高い、重い作業です。
時間がかかる上に、書き出している間は同じパソコンで他の動画を編集したりすることができません。
僕は1日に何本も動画を作るので、パソコン1台では待ち時間が多くて効率が悪すぎます。
僕にとってはパソコンは台数がたくさんあった方が助かるのです。
台数を増やそうと思ったら、1台あたりの単価を抑える必要があります。
マックのパソコンを1台買うより、Windowsのパソコンを2台買った方が、仕事上では圧倒的にコスパが良いのです。
コスパ抜群のマックブックが出た!
でも今回、新しく出たばかりの「M1チップ版マックブック」は、パソコン業界に大きな衝撃を与えるほどの革命を起こしました。
今、世界中のユーチューバーがこぞってレビューしています。
理由は大きく3つあります。
1.価格が安くなった(10万円で買える)
2.スペックが恐ろしいほど高い(4K動画もサクサク編集できる)
3.電池持ちがめちゃ良くなった
という3点です。さらに細かいところを入れると、
4.冷却ファンがなくなったので、音がまったくしない(マックブックProの方は冷却ファンあり)
5.起動が超早い(開いたら1秒で立ち上がる)
マックブックは2020年に新しいモデルを2回出していますが、2回目のモデルがスゴすぎて、性能は雲泥の差になってしまったようです。
1回目のモデルでは40万円~60万円ぐらい出して組んだスペックと同じぐらいのパワーが、2回目のモデルの最安10万円版で出せるそうなのです。
なぜ、そんなに安くてハイパワーなの?
今回の革命的な安さとパワーが出せた秘密は、アップルが独自に開発した「M1チップ」というパーツを入れたからだそうです。
そもそもパソコンというのは、「違うメーカーが作ったパーツ」を何個も組み合わせて1台にしているものです。
これまでのマックブックも、できるだけ自社で開発した部品を使ってきたそうですが、「CPU」というパーツは他社製品(インテル)を使ってきました。
CPUは、パソコンの脳みそに相当します。
CPUの性能が良いと、頭の回転が速くて、しかも余裕があるので熱が出ません。
性能の高いCPUはコストも高いです。
でも今回、アップルは自社開発のCPUをマックブックに乗せました。それがM1チップだそうです。(厳密にはCPUだけではなく、他の部分も含むらしいですが)
自社のモデルのためだけに開発したCPUは、「ムダを省いて最適化」することができます。
他社のモデルでも幅広く使うことを想定して作られたインテル製のCPUよりも、コストを抑えてより高性能にできるらしいのです。
それが、今回の革命の秘密だそうです。
ユーチューバーが絶賛して、何台か買って動画編集に使っているのを見て、僕もついに初めてのマックに手を出してみることにしました。
一番安いモデルをゲット
僕にとっては初めてのマックなので、深追いはせずに一番安いマックブックエアーの10万円モデルにしました。
一番安いやつでも、1つ前のモデルの40万円以上のモデルと同等のパワーが出せると言われています。
見た目がオシャレで中身がハイパワーで、しかも安いなんて!!
僕は期待に胸をふくらませながら、アップルのホームページで注文しました。
発売したばかりでしたがすでに品薄になっていて、注文後は数週間の納期待ち状態で、年末ギリギリに届きました。
期待に胸をふくらませていた新型マックブックでしたが、僕にとっては意外な落とし穴がありました!
・・・つづく。
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