【交通費が出ない?!】

From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダで一人旅していた頃の体験談です)

(→前回のつづき)

 

ジェフの実家からトロントの自宅までの帰りのクルマの中で、ジェフと僕はお互いの仕事についての話になりました。

 

僕の方は、

 

・僕がここへ来る前にはジーンズショップの店長をしていたこと。

 

・長時間労働&長時間通勤だったけど、その通勤のクルマの中で音読トレーニングを毎日することで、英語力を高めることができたこと。

 

・バンクーバーで経験した職場でのカルチャーショックの話。

 

などをしました。

 

ジェフは、その中の「通勤時間の長さ」にビックリしていました。

 

ジェフ:「どうしてそんなに長い時間をかけてまで職場から遠い場所に住むの?」

 

僕:「遠いかな?通勤片道1時間は、日本では普通だよ。」

 

ジェフ:「でも、そこまでのお金と時間が無駄になっちゃうんじゃない?」

 

僕:「え?まあ、時間はどう活用するかで変わってくるけど、お金は交通費が出るから問題ないよ。」

 

ジェフ:「へぇ~日本は会社が交通費を出すのか!」

 

僕:「え?カナダは違うの?」

 

交通費が出ない

ジェフ:「交通費は基本的には自腹だよ。だって、自宅から遠い場所にある職場に応募してきたのは、自己責任じゃんね?

会社がそんな個人の事情にお金を出すという考え方はないね。

 

もちろん、中には大企業で福利厚生が整ってて、交通費を出してくれるとこもあるかもだけどね。少なくとも、俺が経験した限りでは、交通費を出してくれる会社はないよ。」

 

僕:「そうか。日本だと、都心のオフィスに勤めながら、郊外に家を買って、片道2時間満員電車に揺られながら通う人は多いよ。

 

もちろん、その交通費は会社が負担してくれるんだけどね。」

 

ジェフ:「カナダだと、職場の遠くに住むメリットは何もないから、仕事に合わせて引っ越す人が多いよ。」

 

僕:「家を買った人はどうするの?」

 

ジェフ:「引っ越すときには、家は売るさ。うまくやれば、買ったときより高く売れることもあるしね。」

 

僕:「でも、せっかく買った自分の家を手放すことに抵抗はないの?」

 

ジェフ:「なくはないけど、たぶん日本人ほど家に思い入れが強くないのかもね。」

 

 

感じるリスクの違い

僕:「そういえば、カナダの人は家を新築で買うことは少ないの?日本だとサラリーマンでも新築で買う人が多いけど。」

 

ジェフ:「ないない!新築で買ったら、ものすごく高いでしょ?

 

そんなことしたら、手放すときにすごく価値が下がっちゃうじゃん!

 

ふつうのサラリーマンが新築の家を買うなんて、大きなリスクだよ。」

 

僕:「そうか、その発想はクルマと一緒だな。」

 

ジェフ:「そうそう!日本人はクルマも新車で買うみたいだけど、カナダでは、いかに中古で掘り出し物を見つけて自分好みにカスタマイズするか?がカッコいいと思われてるからね。

 

家も一緒。中古でいい物件を見つけて、DIYでカッコよくするのが腕の見せ所!って感じ。」

 

僕:「そうなのか!やっぱ、日本人とカナダ人は、どこにリスクを感じるかがだいぶ違うなぁ。

 

日本人は、引っ越したり家を手放したりすることにリスクを感じるけど、新築の家や高いクルマをバリバリのローンを組んで買うことにはあまりリスクを感じてないからね。」

 

ジェフ:「だからきっと、日本人は世界の人々から裕福だと言われてるんだと思うよ。

 

ふつうのサラリーマンが新築の家とピカピカの新車を持ってるなんて聞いたら、誰だって『裕福な国だなぁ~日本は!』って思うよ。」

 

僕:「当の日本人には、裕福な生活をしてる実感はあんまりないけどね・・・日本人は労働時間が長くてプライベートの時間が少ないし。

 

ちなみに、今ジェフが住んでるトロントの家は、買ったの?」

 

ジェフ:「いや、あれはレンタルだよ。毎月家賃を払うタイプ。」

 

僕:「へぇ~!ちなみに、家賃ていくら位?」

 

ジェフ:「1200ドルだよ。」

 

1200ドルってことは・・・12万円?!

 

あんな都心の超ど真ん中で、あんなにデカい庭付き2階建ての家の家賃が、月たったの12万円?!

 

僕は衝撃を受けました!!

 

ルームシェア

ジェフ:「けっこう安いでしょ?しかも、あの家はルームメイトのダンと半分ずつ折半してるから、ひとり6万円の家賃で済んでるさ。

 

近いうちメアリーが引っ越してくるかもだから、そしたら3人で分けて1人400ドルで済む計算だね。」

 

なんてこった!!

 

そういえば、日本には「ルームシェア」という考え方もあまりありません。

 

デカい家を買ってルームメイトとシェアするより、狭い部屋にひとりで住む人の方が圧倒的に多いです。

 

これはきっと、カナダの土地の広さが日本とはケタ違いだからこその傾向だと思います。

 

土地の広さや文化の違いが、住宅文化に大きく影響しているのでしょう。

 

バンクーバーでのビックリ体験

そんな話をしているうちに、僕はふと、バンクーバーで売り家を見た時のことを思い出しました。

 

そういえば、あのときにも売られている家を見て、度肝を抜かれました。

 

見た目やサイズ、価格が、あまりにも日本とは違ったからです。

 

・・・つづく。

—————————————

※「たった2時間で英語耳になる!体験セミナー」はこちら

※「文法力アップ」7日間メールセミナーはこちら

※「英単語力アップ」7日間メールセミナーはこちら

※「英語でマジック」8日間メールセミナーはこちら

—————————————

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください