
from 師範代Shinya(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
英語を勉強していると、
「自分は本当に上達しているんだろうか?」
と思う時があります。
毎日ちゃんと勉強している。
音読もしている。
英会話レッスンも受けている。
それなのに、自分ではあまり変化を感じない。
僕自身も、英語学習を続ける中で何度もそんな感覚を経験してきました。
英語の上達というと、
「TOEICが100点上がった。」
「英検に合格した。」
「外国人と会話のキャッチボールが30分続いた。」
というような、分かりやすく大きな変化をイメージしがちです。
もちろん、こういう結果は嬉しいです。
ただ、実際の英語力は毎日少しずつ変化していて、その小さな変化に気づけるかどうかが、長く学習を続けるうえではかなり大事だと僕は感じています。
英語力は、ある日突然伸びるわけではない
英語学習を始めたばかりの頃は、成長が分かりやすいことがあります。
知らなかった単語を覚える。
読めなかった英文が読める。
言えなかった自己紹介が言える。
こういう変化は、自分でもすぐに気づけます。
ところが、ある程度続けていくと変化が細かくなってきます。
以前なら3秒考えていた英文が、2秒で出てくるようになった。
音読で毎回つまずいていた場所を、今日はスッと言えた。
オンライン英会話で、先生の質問を聞き返さずに理解できた。
以前覚えた表現の1つが、会話中に初めて自然に口から出た。
こういう変化です。
でも、このレベルの変化はかなり地味です。
意識していなければ、そのまま通り過ぎてしまいます。
そして変化に気づけない状態が続くと、
「毎日やっているのに全然伸びない。」
という感覚になってしまいます。
実際には伸びているのに、本人だけが気づいていない。
これは、すごくもったいない状態だと思います。
僕が毎日同じ教材を繰り返しても飽きない理由
僕は今も、自分の英語学習で同じ英文を何度も繰り返しています。
「日本語のように話せるキレッキレ英語リローデッド」のテキストも、同じユニットを何周もします。
普通に考えると、
「同じ英文ばかりで飽きないの?」
と思うかもしれません。
でも僕の場合は、むしろ同じ英文だから面白いです。
昨日より少しスムーズに言えた。
以前は口が回らなかった部分が、今日はラクに言えた。
日本語を見た瞬間に英文が浮かぶまでの時間が短くなった。
前は頭で文法を組み立てていたのに、今はそのまま口から出てきた。
同じものを繰り返しているからこそ、こういう違いが見えます。
毎日まったく違う英文をやっていたら、
「教材が違うから今日は言いやすかったのかな?」
となってしまいます。
でも条件が同じなら、自分自身の変化が分かりやすいです。
これは筋トレで、昨日と同じ重さのダンベルが少し軽く感じる感覚に近いかもしれません。
数字としては何も変わっていなくても、自分の中では確実に何かが変化しています。
オンライン自習会でも、自分の変化に驚いた
以前、オンライン自習会を開催した時にも、面白い体験がありました。
僕はそれまで、自分のテキストを1日に2周するぐらいが限界だと思っていました。
ところが自習会で、
「今日はいつもの1.5倍のスピードで進める。」
と宣言してやってみたところ、本当にできました。
しかも、その日だけではありません。
自習会が終わった後も、そのスピードをかなり維持できました。
僕の中で、
「これぐらいのスピードでもできるんだ。」
という基準に書き換わったような感覚がありました。
もしそこで、
「今日はたまたま調子が良かっただけ。」
と流していたら、その変化には気づかなかったかもしれません。
小さな成功をちゃんと拾って、
「お、自分変わってるな。」
と認識する。
その積み重ねが、次の行動につながっていくのだと思います。
上達が続く人は、自分をホメる材料を見つけるのが上手い
英語学習が続く人というと、
「意志が強い人。」
「努力家。」
「モチベーションが高い人。」
というイメージがあるかもしれません。
もちろん、それもあると思います。
でも僕がこれまで英語を教えてきて感じるのは、続く人ほど自分の中の小さな変化を見つけるのが上手いということです。
「今日は10分しかできなかった。」
ではなく、
「忙しかったのに10分できた。」
と考える。
「まだ全然スムーズに話せない。」
ではなく、
「今日はこの表現が一発で出てきた。」
と考える。
「またリスニングで聞き取れなかった。」
ではなく、
「前半部分は前より聞こえた。」
と考える。
これは、無理やりポジティブ思考になるという意味ではありません。
できていない部分を見ないようにするわけでもありません。
自分の現在地を正確に見るために、できていない部分だけではなく、できるようになった部分にも目を向けるということです。
人間は、自分が前に進んでいると感じると、もう少し続けたくなります。
逆に、どれだけ努力しても何も変わっていないと思えば、だんだんやる気は落ちていきます。
だからこそ、小さな変化を見つける力は英語学習を続けるための大事なスキルだと思います。
昨日の自分と比べてみる
英語学習では、つい他人と比べてしまいます。
YouTubeを見れば、流暢に英語を話す人がたくさんいます。
SNSを見れば、
「半年でTOEIC900点。」
「1年で英検1級。」
という人も目に入ります。
でも、その人たちと自分を比べても、自分の成長はなかなか見えません。
比べるなら、少し前の自分です。
1ヶ月前に音読した英文を、もう一度読んでみる。
以前受けたオンライン英会話の録画を見返してみる。
昔使っていた単語帳を開いてみる。
すると、
「あれ?これ前は難しかったのに。」
という瞬間が出てきます。
英語力は、毎日劇的には変わりません。
でも、毎日少しずつ変わります。
その小さな違いに気づくことができれば、
「自分はちゃんと前に進んでいる。」
という実感を持てます。
そして、その実感がまた次の日の英語学習につながります。
大きな成果だけを待っていると、英語学習は長い道のりに感じます。
でも、小さな変化を拾いながら歩けば、毎日の中にちゃんと達成感があります。
今日の勉強が終わった時に、
「昨日と比べて、何か1つ変わったところはないかな?」
と探してみてください。
ほんの小さな変化で大丈夫です。
その変化に気づけること自体が、英語学習を長く続けるための大きな力になると思います。
P.S.今回の記事で書いたような、
「さっきより聞こえた!」
「前よりスムーズに言えた!」
という小さな変化を、実際のトレーニングの中で体験してみたい方へ。
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