from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、僕がカナダ留学前のTOEIC735点だった頃に読んだ絵本「不思議の国のアリス」が全然読めずに撃沈した体験談をお伝えしました。
あれから約14年、僕は英語学習を続ける中で、自分の英語力が大幅に伸びたのを感じています。
その間に、TOEIC自己ベストは975点、英検1級も合格しました。
YouTube動画を見るときにも、海外ユーチューバーの英語の動画を見るのが当たり前になっています。
英語の動画を見るときにも、「英語リスニングの練習のため」という意識はなく、日本語動画を見る時とまったく同じように、情報を取りに行く感覚です。
今音読している素材は、ネイティブ向けの「男女の心理学」の本です。
僕は、アリスで撃沈して以来、自分が成長していることを実感しています。
なのに・・・まさか!!
自分が再び絵本に撃沈される日が来ようとは・・・
夢にも思いませんでした。
ことの始まり
僕が最近になって英語の絵本を買ったのは、オンライン英会話がきっかけでした。
僕はこの2年ぐらい、DMM英会話レッスンを毎日受けています。(週1休みは入れています)
僕は、英会話レッスン内容を毎回フリートークに設定しています。
「友達と英語で話す感覚」を磨くために、話題を限定せずに、話の流れに任せてアドリブで話すようにしています。
最近、僕のお気に入りの先生で、年齢が僕と近いアメリカ人男性と話しているときに、
「シンヤは、1才の娘さんとは普段どうやって遊んでるの?」
と聞かれました。
僕:「おもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせをしたりしてるよ。」
先生:「いいね!英語の絵本?」
僕:「いや、日本語の本だよ。」
先生:「せっかくだから、英語の本を読み聞かせしてあげたら?きっと役立つよ!」
僕:「そうか・・・英語の絵本ね。考えたことなかったな。アメリカでは、どんな絵本が人気なの?」
先生:「最初の1冊に選ぶなら、これ!ってやつ、あるよ!この本はね、大人が読んでも人生の学びになるんだ。子供に読み聞かせながら、大人も一緒に成長できる絵本。」
僕:「おぉ!!気になる!教えて!」
先生:「Talk about the monster っていうタイトル。俺が生まれ育ったニューヨークでは、かなり高く評価されていて、有名な本だよ。」
僕:「いいね!ありがとう!買ってみるよ!」
先生:「読んだら、感想聞かせてね!」
僕:「了解!」
そんなやりとりを経て、僕はアマゾンでその絵本を買うことにしました。
海外の本は高い?!
さっそくアマゾンで調べてみると、値段は3,000円以上しました。
絵本としては、けっこう高めです。
おそらく、海外の絵本なので、関税や送料など色々なものがかかって、上乗せされているのかもしれません。
しかも、海外から発送するためか、届くまでに3週間~1ヶ月ぐらいかかると書いてあります。
これなら、電子書籍で買った方が安いかな?とも思いましたが、電子書籍バージョンが見当たらなかったことと、僕の娘は紙のページを手でめくるのが大好きなので、多少高くても紙の本を注文しました。
ニューヨークで人気の本は、どんなにスゴいんだろう?
僕はドキドキ楽しみにしながら、待ちました。
現物が届いた時の正直な感想
3週間ほど経った頃、アマゾンから絵本が届きました。
僕は、ワクワクしながら箱を開けました。
まずは、外装からチェック!ということで、本を手に取ってみました。
すると・・・
なんだか、思ったより作りが雑でした。
ハードカバーなのですが、オモテとウラの表紙に若干ズレがあるし、日本の本のように、紙の素材に高級感がありません。
中のページをめくってみると、家庭のプリンターで印刷した紙のような、ペラペラな質感です。
ちょっとページ同士がくっついている箇所もあります。
「そうだった!!洋書は、紙のクオリティーが低いんだった!!」
僕は思い出しました。
洋書のクオリティーが低いというより、日本の本のクオリティーが高すぎるのかもしれません。
日本は折り紙を生み出すほどの、紙大国です。
昔から、紙の質感にこだわり、紙を進化させ続けてきました。
そんな日本の製本技術は、世界トップクラスと聞いたことがあります。
僕は、10年以上前に初めて洋書を買った時に、同じ落胆をしたのを思い出しました。
アメリカの本は紙質が悪すぎて、安っぽく見えたのです。
ここ数年は、僕は洋書をすべて電子書籍バージョンで買って読んでいたので、紙の質感のことをすっかり忘れていました。
この絵本が特別質感が悪いわけではありません。
アメリカでは、これがデフォルトなのです。
いざ!娘に読み聞かせ!
僕はさっそく、娘に向かって読み聞かせを始めました。
もちろん、事前にページに目を通したりはしていません。
どうせ子供でも理解できるように書いてあるだろうから、そんなに難しい英単語は使われていないだろう・・・と思っていたのです。
ぶっつけ本番でも、まったく問題ないだろう、と。
さっそくページを開いて、1才の娘に向かって音読し始めました。
1ページ目は、問題なく読めました。
2ページ目に入ると、知らない英単語が2つ、目に飛び込んできました。
ぬぬ!!これは・・・読めない・・・
とりあえず、スペルから発音はなんとか予測できました。
でも、意味が分かりません。
絵を見ても、ざっくりし過ぎてよく分かりません。
僕は、何となくイヤな予感がするのを感じました。
14年前の悪夢が再びやって来たような気がしたのです!
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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