from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※僕が5年前に買った「ポケトークS」にアップデートをかけて、中身が生まれ変わったレビューの続きです。
ここまでのレビュー内容をまとめると、
①通訳機能は、毎年確実に進化している。これからもポケトークは、ネット上の翻訳エンジンの進化の恩恵を受け続けられる確率が高い。
②AI英会話モードは、大きく進化しているとは言える程ではない。ただ、場面が実戦的で、十分使えて楽しい。特に初心者にはオススメ。上級者にとっては、もう少し自由度の高い会話ができるといいかも。
③新しく加わった「発音チェック機能」は、まだ改善の余地あり。単語だけで発音すると、細かく修正してくれるが、文章全体で読み上げると、ジャッジ規準がすごくユルくなる。現時点では「英語学習にフル活用できる」とは言いがたい。
という感じです。
一番メインの機能である①が進化しているので、目的は果たせると思います。
辞書代わりに使える
ポケトークを英語学習に活かそうと思った場合、実は一番役立つ方法は「辞書代わりに使うこと」だと思います。
ポケトークの最大のメリットは、音声の聞き取り精度の高さです。
こちらの日本語を確実に聞き取って、それを英語に翻訳してくれます。
スペルはもちろん、クリアな音声でキレイな発音を読み上げてくれるのです。
さらに、音声の種類も自由に変えることができるので、各国のアクセントを学べます。英語だけでも、
①アメリカ英語
②イギリス英語
③オーストラリア英語
④インド英語
⑤フィリピン英語
と、5種類も用意されています。
確かに、インド英語はすごくインドっぽい発音になっていました。
またイギリス英語も、「これぞブリティッシュイングリッシュ!」と言いたくなるほど、特徴的な発音になっています。
ただ、フィリピン英語だけは、アメリカ英語とどこが違うのかイマイチ分かりませんでした。
実際に、フィリピンは公用語が英語で、子どもの頃から学校ですべての授業が英語で行われるそうです。
そのため、フィリピン人はキレイな発音のアメリカ英語を話す人が多いので、わざわざポケトーク内で英語の1つの種類として分けているのはなぜなのか?が分かりません。(接続先の翻訳エンジンが分けているのを表示しているだけかもしれませんが)
ただ、フィリピンの現地に長期間住んでよ~く聞いていれば、「あっ!これはフィリピン英語っぽいね!」という、どこか違いに気付くのかもしれませんね。
海外旅行でどこまで役立つか?
先日、ちょうど良いタイミングで妻のサヤの弟のS君が海外旅行に行くことになりました。
しかも、行き先は英語圏ではなく、スペイン語圏です。
行き先は、アルゼンチンのパタゴニアなので、おそらく都市ではありません。
英語を話せる人の数がどのぐらいいるのか?未知数です。
そんな時こそ、ポケトークの出番!
ということで、僕のポケトークをS君に貸して、旅のお供に使ってもらいました。
帰国後、S君からポケトークの使用感を聞いてみました。
すると・・・
結果は「ほとんど使えるシーンがなかった」とのことでした。
これには理由があります。
僕が貸したポケトークは、Wi-Fiモデルです。
Wi-Fiが通じる場所でないと使えません。
一応、「アルゼンチンには公共Wi-Fiがどこでも飛んでいる」という前情報を元に、S君はポケットWi-Fiなどの追加装備を持っていきませんでした。
実際に現地では公共Wi-Fiはあったそうですが、ポケトークをつないで使ってみると通信速度が遅く、読み込みに時間がかかってしまい、待ってもちっとも翻訳結果が出て来なかったそうです。
S君がポケトークを使いたかったシーンは大きく2つ。
①ホテルのチェックインでトラブった時。
②バスで他の乗客と雑談しようとした時。
どちらも通信速度が遅すぎて諦めたと言っていました。
代わりに、言いたいことをすべてまとめて日本語でスマホに手打ちして、それをDeepLにコピペして翻訳させた文字を、受付の人に見せることで、なんとかチェックインできたそうです。
ちなみに、S君がチェックインで手こずったのは、ビザ無しでOKのはずなのに、なぜか受付でビザを出せと言われたのが原因だそうです。
こういうことは、海外旅行ではよくあります。
「えー!日本で事前に聞いてた話と違うじゃん!!」
と叫びたくなる事態は、避けられません。
あとは、バスので隣り合った現地人に話しかけた時にポケトークを使ったそうです。
でも、はやりバス内のWi-Fiが弱すぎて、使えなかったと言っていました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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