from 師範代Shinya
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※最近新しく発売(復刻)された「パワー音読トレーニング」シリーズ3部作のレベル3:ビジネス編の本のレビューの続きです。
今回は、いよいよ最後のレベル「ビジネス英語パワー音読トレーニング」の本をレビューします。
この本は、普通のビジネス英語本とはまったく違うコンセプトで作られています。
普通のビジネス英語本は、「テンプレ集」のような作りになっていることが多いです。
①仕事の英会話でよく使われる言い回し
②仕事のメールや手紙でよく使われる「書き言葉」のテッパンフレーズ
などです。日本語で言えば、
①は、「~ませ。」とか、「かしこまりました。」など。
②は、「~御中」とか、「何卒よろしくお願い致します。」などです。
日常会話でほとんど登場しないけど、ビジネス上ではよく見かけるフレーズというのは、英語にもあります。
(ただ英語は、日本語ほどには日常会話表現とビジネス表現の境目がハッキリしていない部分もありますが)
こういったテンプレ集は即効性が高く、仕事のメールを書くときにページをパラパラとめくりながら、辞書的に使うことができます。
ただ一方で、このようなテンプレ集にも弱点があります。
それは、「アドリブが効かない」ということです。
アドリブで話さなければならない恐怖
想像してみてください。もしあなたが、「ビジネス英語のテンプレ集」をフル活用してプレゼン資料を作ったとします。
その資料の内容を全部暗記して、海外のクライアントの前でカンペキな英語プレゼンをやってのけたとします。
当然、会場のクライアント達は、あなたが「英語がデキる人」という目で見てきます。
そして、プレゼン終了後のQ&Aコーナーになったら・・・
会場中の人たちが、あなたに次々と質問をぶつけてくるでしょう。
中には、まったく想定外の質問もあるはずです。
そんな時、あなたはアドリブでQ&Aコーナーを切り抜けられますか?
また、仕事の後に海外クライアントとの会食に行ったとします。
そこでは、仕事以外の話も当然出てくるでしょう。
そんな時に、あなたはアドリブで幅広いトピックに対応しながら英会話できる自信がありますか?
おそらく、答えはNOだと思います。
アドリブで話さなければならない状況が、一番怖いのではないでしょうか?
でも、安心してください。それはあなただけではありません。
仕事で英語を使っている人たちがみんな言うこと
僕がこれまで会って話したことがある100人以上の「仕事で英語をバリバリ使っているビジネスパーソン」達が口を揃えて言うのは、
「プレゼン後のQ&Aと、仕事後の会食での英会話が一番ムズカしい!」
ということだからです。
アドリブで話すのは、本当にムズカしいことです。
Q&Aコーナーの場で、言葉が詰まるたびに辞書を引っ張り出して、ページをめくるわけにもいきません。
また、スマホを取り出してGoogle翻訳に頼るというのも、なんだか微妙です。
できれば、自分の持っている英語力を引き出しながら、アドリブで話せた方が、相手に与える印象も良くなります。
アドリブに特化した本
この本「ビジネス英語パワー音読トレーニング」のメイン目的は、この「アドリブで英会話をする力を養う」ことにあります。
事前にじっくり用意できるプレゼンやメールではなく、その場で瞬間的に答えなくてはならないシーンで英語が口から出てくるようにするためのトレーニング本です。
そういう意味では、「ビジネスで英語を使っている人たちが本当に悩んでいる問題を解決する本」とも言えます。
実際、この本は商社やグローバルIT企業の社員に人気だそうです。
今回、この本が復刻される前の本のカスタマーレビュー(アマゾン)を見ても、仕事で英語を使う人たちのコメントで「このアドリブ力が欲しかった!」という声があります。
僕は今回、復刻されたこの「パワー音読シリーズ3部作」をすべて読み込みましたが、著者のカズ先生が最も気合いを入れて作ったのが、この「ビジネス英語パワー音読」ではないかと感じています。
カズ先生自身が英語を身に付ける過程でモヤモヤしたり落ち込んだりしてきた経験を元に開発したメソッドが詰まっているからです。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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