from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※DUOセレクトで人生が変わった「藤岡頼光さん」の著書のレビューの続きです。
日本に帰って書店でDUOセレクトを手に入れた後、フィリピンの留学先に戻って、学習を始めました。
DUOセレクトを使った学習を先生に頼んで、マンツーマンの授業でやってもらったのです。
内容的には、発音重視のレッスンです。
(以下、本から引用)
①先生に例文を読んでもらう
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②各単語の発音やアクセント、さらにセンテンスの切れ目などを教えてもらう
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③それに沿って私も読んでみる
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④先生におかしなところを直してもらう
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⑤すらすら言えるようになるまでくり返す
という流れです。
「あれ?でも、発音練習ならDUOには専用CDがなかったっけ?」と思われたかもしれません。
その通りです。
DUOには専用の別売りCDがあります。
でも、頼光さんは日本に一時帰国した時に、書店でCDを買い忘れてしまったそうです。
そこで、フィリピンの先生に発音指導してもらったのです。
僕はこの話を聞いて、「日本の英語学習者の環境は、なんて整っているんだ!」としみじみ実感しました。
母国語で書かれた英語テキストの選択肢が充実していて、DUOのような名著もあり、ネイティブのお手本音声は当たり前のように付いている。
しかも、英語テキストの値段は、そんなに高くない。
そんな恵まれた英語学習環境にある国の人は、世界中を見渡しても日本だけかもしれませんね。
1冊のテキストを使い倒す
テキストの選択肢が多いのは良いことですが、デメリットもあります。
それは、「すべてが中途半端になりがち」ということです。
1つのテキストを少し進めたら、すぐに次のテキストが気になってしまい、学習が浅いまま次のテキストに移る、というサイクルを繰り返す人は多いです。
でも、それだと英語力の伸びを実感するのは難しいです。
語学は、同じ例文を徹底反復して身体に刷り込むことが、一番効果があります。
スポーツで正しいフォームを身に付けるのと似ています。
頼光さんは、フィリピンの留学先でレッスンを活用しながら、10ヶ月かけてDUOセレクトの例文377本を暗記しました。
その間、他のテキストには見向きしていません。
あくまで1冊を使い倒すスタイルを貫きました。
もちろん、同じ例文を何度も繰り返すと、途中で飽きてしまうこともあります。
そこで頼光さんは、ゲーム性を取り入れた勉強法で変化をつけて、自分に合った形で進めていきました。
(詳しい勉強法については、本の中で細かく解説されていますので、ぜひ読んでみてください)
大事なことは、「自分の性格に合った形の勉強法を見付けて、自分を飽きさせない工夫を続ける」ということです。
DUOセレクトの例文で、夢が叶う
頼光さんが英語学習を始めたきっかけは、仕事の取引先の社長さん(イタリアのバイクメーカー)とバイク談義で楽しみたいということでした。
それが、DUOセレクトの例文を覚えたことで、実現したのです。
最初に対談した時には、まったく話が通じなかったのがウソのように、意思疎通ができるようになって、イタリア人の社長さんと仲良くなれました。
会話の中でDUOセレクトの例文を丸ごと使ってみたり、ちょっとだけ変えて使ってみたりしながら、会話を続けることができたのです。
夢が叶ったことで、頼光さんの英語熱はますます高まっていきました。
目標を達成した後に、燃え尽きてしまうパターン VS ますます燃えるパターン
よく「目標を達成すると、燃え尽きてしまう」ということがありますが、これはどんな目標を設定しているかによります。
僕がこれまで見てきた英語学習者の方々の例では、
①TOEICの点数アップや英検の合格だけを目標にしているパターン
②英語を使って外国人とコミュニケーションを取ることを目標にしているパターン
の2つに大きく分けられました。
①の場合は、目標達成後に完全に英語から離れてしまう確率が高いです。
特に会社から言われて仕方なくTOEICの点数を取ろうとしている人は、達成後にあっさり英語学習を辞めてしまうケースを何度も目撃してきました。
僕は「せっかくここまで続けたのに、もったいない!」と思うのですが、やはり強制力や苦痛を原動力にして勉強しても、続かないと思います。
一方で②のパターンは、目標達成後に新しい目標ができることが多いです。
「英語を話せるって楽しい!次はもっと深い話ができるようになりたい!」
という、さらなる欲が出てきて、モチベーションが上がります。
特に、「英会話でどんな内容を誰と話したいか?」までを決めて目標にしている人は、実際に目標を達成した後の方が、むしろモチベーションが上がることが多い印象です。
頼光さんもこのパターンだったので、イタリア人の社長さんとのバイク談義を楽しんだことで、英語へのモチベーションはさらに上がっていきました。
・・・つづく。
DUOセレクトで人生が変わった「藤岡頼光さん」の著書はこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
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