from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※僕がこの半年間受け続けている、アメリカ人起業家(兼ユーチューバー)のショーンさんのオンライン講座を受けた体験談の続きです。
前回の記事では、英語のスキル(Production value)が高くなくても、英語で話す中身(Content value)が高い人が、外国人と仲良くなっている、というお話をお伝えしました。
話の中身は、英語の質を上回るのです。
もちろん、ある程度の発音スキルや文法スキルがないと、せっかく良いことを言っても、内容が伝わらないでしょう。
ただ、僕たち日本人はどうしても自分に厳しくなって、「まだ足りない」という思考になりがちです。
その結果、英語を話す時にも自分の発音や文法ミスにばかり目が行ってしまうことが多くなります。
でも、相手の外国人は僕たちの「カンペキな英語」を聞きたいわけではありません。
僕たちが英語で「何を話すか?」に興味があるのです。
でも、話す内容を面白くするのに、特殊な経験をしている必要はありません。
自分の体験の中で「どこを切り取って話すか?」によって、話の中身=Content value は変わるのです。
では、どこを切り取れば良いのでしょうか?
僕がこれまで話してきた外国人の方々とのやりとりで、共通する「ウケる話題」は、こんな内容でした。
↓↓↓
①今までの人生経験の中で、めちゃくちゃ大変だったこと
②今までの人生経験の中で、大失敗したこと
③今までの人生経験の中で、うまくいったこと
④子供時代にハマったTVゲーム(同世代の外国人と話す時)
⑤日本文化の変なところ
⑥今、日本で起こっていること。(時事ネタ)
上記6個が、今まで僕が試してきた話題の中で、ウケるものです。
ちなみに、並んでいる順番は「ウケる順」です。
この順番に注目すると、ある共通点が見えてきます。
トップ3は自分の体験談
ウケる話題のトップ3は、自分の体験談が占めていることです。
特に、失敗経験や大変だった体験などは、ウケます。
体験談がなぜウケるのかと言えば、「自分のオリジナルストーリー」だからです。
自分の体験談は、人とカブりません。
たとえ他の人と似たような体験をしていても、感じ方は人それぞれです。
「こんな出来事があって、その時にこう感じたんです」
というパターンで話せば、自分オリジナルの英会話コンテンツを作ることができます。
そして、相手の外国人も、食いついてくるでしょう。
話を面白くするコツは、アップダウン
映画や小説の主人公は、必ずアップダウンを経験します。
決して平坦なストーリーでは描かれません。
「親が資産家で、顔もイケメンに生まれて、若いうちからモテモテで、大学卒業と同時に親の事業を継承して大金持ちになり、絶世の美女と結婚して子供が3人できて、誰も病気もケガもせずに、幸せな人生を送る男の物語」
なんて、誰も読みたいと思いません。
人はハッピーエンドを求めますが、それはあくまでアップダウンがあっての話です。
同じように、英会話でもアップダウンを作るようにすると、話に食いつかれます。
もっと言えば、アップなしの「ダウンだけ」でもウケます。
小さな話でも、伝え方次第でウケる
もしかしてあなたは今、
「え~!でも、今までにそんなに大きな失敗体験談やツラい体験談はないよ~」
と思ったかもしれません。
大丈夫です。
小さなことでも、まったく問題ありません。
たとえば、
「テレビの野球中継が延長したせいで、楽しみにしていたテレビドラマが、放送延期になった」
という出来事があったとします。
ドラマを見ていない人からすれば、「大したことないじゃん」と思われるかもしれません。
でも、楽しみにしていた自分にとっては大問題です!
その感情を伝えれば、会話は盛り上がります。
「昨日の夜、楽しみにしてたドラマの最終回が、野球中継で延期になっってさ、もう悔しくて泣きそうになっちゃったよ~。アメリカのテレビでも、こういうことってあるの?」
という感じで話し始めれば、盛り上がりやすいです。
しかも、アメリカのテレビ事情なども聞けて一石二鳥です。
アドリブで話す必要はない
もしかしてあなたは今、
「えぇ~!そんな内容を流ちょうに英語で話すなんて、ムリ!」
と思われたかもしれません。
大丈夫です。
アドリブで話す必要はありません。
事前に台本を用意するばいいのです。
もし、英文を書くのが面倒なら、日本語文をGoogle翻訳やディープLなどの翻訳ソフトにコピペして、そのまま読み上げればOKです。
もちろん、翻訳ソフトだと不自然な英語になる可能性もありますが、少なくとも言いたいことは伝わります。
大事なのは、正確な英語を話すことではなく、自分の言いたいことを不完全でもいいから伝えることです。
外国人相手の英会話レッスンでは、できるだけ「英語でコミュニケーションを取る体験」を重視するのがオススメです。
自分の話す英語で、相手が食いついてきたら、気持ち良くなります。
気持ち良くなれば、英語学習へのモチベーションが上がります。
英語学習へのモチベーションが上がれば、トレーニング量が増えて、英語力(Production value)が上がります。
英会話レッスンで会話の内容(Content value)を意識して盛り上がる会話を目指すことは、結果的に自分の英語スキル(Production value)を上げることにつながるのです。
次回の記事では、僕がこれまで自分が受けたオンライン英会話レッスンで試した中で「最強の話題」と、それを伝えた時の外国人の先生たちの反応をお伝えします。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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