From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕が中学~高校時代にハマっていたゲーム機のミニチュア版「メガドライブ・ミニ」を妻のSayaから誕生日
プレゼントでもらいました。
今から30年以上前に発売された初代メガドライブは、「職人集団メーカーのセガが作ったこだわりのゲーム機」でした。
当時の主流だったニンテンドーのファミコンは、BGMが「ピコピコ音」でした。
いかにも家庭用ゲーム機っぽい音なので、チープ感にあふれていました。
一方、メガドライブは「音」にこだわっていました。
家庭用ゲーム機とは思えないほど音質が良く、とってもオシャレな雰囲気でした。
当時僕がハマっていたアクションゲームのBGMは、今聞いても、古さは感じません。
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さらに、この音質をステレオサウンドで楽しんでもらおうと、本体にはヘッドホンをつなげる穴と音量ボリュームが付いていました。
当時のテレビのスピーカーでは、この高音質を存分に味わうことができなかったからです。
BGMにこだわるゲームというのは、当時としてはとても珍しい存在でした。
メガドライブは「玄人ウケ」する独自路線を走っていました。
日本よりアメリカで大ヒット!
この独自路線は、日本よりもアメリカでウケました。
アメリカは「みんなとの違うこと」をカッコいいと考える文化なので、個性的なメガドライブのファンが増えたようです。
当時の日本での出荷台数トータルが300万台に対して、アメリカでは2,000万台を記録しました。(ウィキペディアよりデータ引用)
メガドライブは、先進的で西洋的な発想だったのかもしれません。
Sayaと一緒にプレイしたら、まさかの展開に
そんなメガドライブのゲームの中でも歴史に残る名作「ベアナックル2」をサヤと2人協力プレイしてみました。
ベアナックル2は「横スクロールアクション」と呼ばれるジャンルで、キャラクターが右に進みながら敵を倒していくスタイルです。
選べるキャラは4人いて、警官やプロレスラーなどの屈強の男女です。
悪の組織に監禁されている友人を救い出すために、スラム街を通り抜け、ボスのいる建物の最上階を目指します。
ちなみにベアナックル(bare knuckle)というのは、英語で「素手のこぶし」という意味です。
ボクシングのようなグローブを付けずに素手で戦う、という意味です。
文字通り、ゲームのキャラも素手で戦います。たまに出てくるナイフや鉄パイプ、日本刀などを持って戦うことができますが、基本は素手のパンチ&キックです。
そんな硬派でmanly(男っぽい)ゲームをSayaと一緒にプレイしたら、意外にもSayaはこのゲームにハマりました。
主人公キャラの必殺技を研究して、どんどん上達していきます。
これは僕にとってすごく意外でした!
Sayaは僕より11才年下なので、メガドライブやファミコンの世代ではありません。
この手のゲームに何の思い出や懐かしさもないのです。
しかもSayaは戦いが嫌いで、ボクシングの試合も見れません。
そんなSayaが、まさか格闘アクションゲームにハマるとは!!
Sayaが格闘アクションゲームにハマった理由
Sayaは自分がメガドライブのゲームにハマった理由を、こんな風に自己分析していました。
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今はスマホゲームが主流なので、小さな画面上で一人で黙々とプレイするか、オンライン上で顔を知らない他プレーヤーと一緒に戦う、といったゲームの進め方が多くなってきています。
でも、メガドライブやファミコン時代のゲームは、テレビ画面を一緒に見ながら「2人協力プレイ」や「対戦プレイ」ができるゲームが多い印象です。
この時代のゲームは「ひとりで黙々とプレイする」というより、「仲間と一緒に騒ぎながらプレイする」ことで楽しめるような作りになっています。
友達や家族など、「日常生活で一緒にいる人たち」と1つの画面を共有しながら、コントローラーの操作方法を教え合って一緒に上達していく・・・そんなプレイの仕方ができます。
つまり、この時代のゲームは「もともとの知り合いと一緒に楽しい時間を過ごして親睦を深めるためのツール」でもあるのです。
それが、メガドライブのゲームをSayaが楽しいと感じる理由だそうです。
たしかに、言われてみたらその通りです。僕も当時は友達や弟と一緒にプレイすることがほとんどでした。
一人でプレイしている時にも、友達の顔を思い浮かべながら、「スゲー!いつの間にそんなにうまくなったの?」と言われたくて個人練習している感じでした。
また、初めてプレイする友達が参加した時には、ゲームの操作方法を教えることが喜びでした。
そして今はSayaに操作方法を教えて、Sayaが上達していくのを見るのが楽しいです。
きっと僕のライフワークは、「自分が苦労して身につけたことを、できるだけ分かりやすくかみ砕いて人に教えること」なんだと思います。
僕がアドバイスすることで、僕よりも短期間で上達している人の姿を見ると、ワクワクします。
「英語を教える仕事を続けるモチベーションも、きっとここから来ているんだなぁ・・・」と、今回のメガドライブ・ミニを通じて改めて感じました。
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