From 師範代Shinya(新村真也)
9月の「ハイブリッド型英語トレーニング」体験セミナーの日程が決まりました。
今回は、9月9日(土)&9月16日(土)の2回やります。(内容は同じです)
会場は2回とも同じ五反田駅前で、参加費は1,000円です。
各会場ともに人数制限があるので、定員になり次第募集をしめ切ります。
お申し込み&詳しい情報はこちらをクリックしてください。
「ハイブリッド型英語トレーニング」とは何か?
今までにも何度かご紹介していますが、改めて「ハイブリッド型英語トレーニング」とは何か?をご紹介します。
英語はスポーツや武道と同じジャンルです。
いきなり数週間でマスターできるような種類のものではありません。
何か魔法のメソッドを使って、ある日突然しゃべれるようになるようなものではなく、毎日薄皮を重ねていくような感覚で、少しずつ上達していくものです。
上達のステップも、スポーツや武道と同じように、大きく3つあります。
上達の3ステップ
ステップ① 知識
まず最初に、知識を入れます。たとえば空手だったら、「拳の握り方」とか、「蹴りの力の入れ方」などです。
それを先生から口で説明されます。
「拳は、最初から握るとスピードが落ちるから、最初は軽く握って、当たる瞬間に強く握り込むんだ!」
とか、
「蹴りは、蹴った後に敵に足をつかまれないよう、素早く引いて戻すんだ!」
とかいう説明です。
このパートは大事です。この「口によるわかりやすい説明」がないと、
「動きを見て盗め!」
みたいな根性論になってしまいます。それでは、自分の中で勝手に解釈して間違って覚えてしまう可能性もあります。
人間の脳は、まずは頭できちんと理解しないと、次のステップには進めません。
このステップが抜けていると、「我流」でめちゃくちゃなフォームになったりして、上達しづらくなります。
ステップ② 技術
こんどは、知識を技術に変えるステップです。「わかる」ことを「できる」ことに変えるためには、「反復」が必要です。
ステップ①で得た知識のパートを意識しながら同じ動きを何度も繰り返すことで、技の正しいフォームや力の入れ方を身体に刷り込んでいきます。
空手だったら、自分の全身を鏡に映しながら技のフォームを練習したり、サンドバッグに何百回も突きや蹴りを打ち込むことです。
このステップが抜けていると、「うんちくは語れるけど、実際にやらせたら何もできない人」になってしまいます。
ステップ③ 試合
身につけた技術を試す場として、試合をします。自分と同じレベルくらいの人を相手に、実際に技を駆使して戦います。
空手なら、自分の練習してきた技が当たって相手を倒したとき、大きな自信になります。
この試合のステップが抜けていると、自分の実力が測れないので、なかなか自信がつきません。
どのステップも大事
この3つのステップのうち、どれが一番大事、というものはありません。
3つがバランスよく備わったときに、大きな効果を発揮します。
そして、それは英語の習得でも同じです。
英語の場合
英語の場合の3ステップは、こんな感じです。
ステップ① 知識
文法のルールや英単語の意味を覚える
ステップ② 技術
正しい英単語を、正しい発音で、正しい並び順(文法)でしゃべるトレーニングを繰り返す。
ステップ③ 試合
ネイティブやクラスメイトを相手にフリートークの「英会話」をする。
現状の問題点
今の日本の英語教育は、ステップ②の「技術」の部分がスッポリと抜けています。
学校では、ステップ①の知識の詰め込みばかりやらされます。
分厚い英単語帳を渡されて、中の英単語の意味をすべて丸暗記させられるのは、苦痛でしかありません。
学校の英語の授業では、先生が小難しい「文法用語」を駆使して、解説していきます。
生徒は、日常会話すらまだできない状態なのに、学術書のようなハイレベルな長文記事を渡されて、それを時間をかけて「正しい日本語」に書き換えていく作業をします。
しかも、それを教える先生自身が、ステップ②を経験したことのない「うんちくだけは語れるけど、実際にやらせると何もできない人」であることが多いのです。
もちろん、すべての学校の先生がそうではありませんが、実際の統計では、こんな数値結果が出ています。
日本の英語教員のTOEIC平均スコア
・中学の英語教師=560点
・高校の英語教師=620点
・中学英語教師の7割が英検準1級(TOEIC730点)レベルに及ばない英語力。
これが日本の英語教育の現状なのです。
社会に出たら、試合のみ!
そして、社会へ出ると急に「英会話スクール」の看板があちこちにあることに気づきます。
いろんなスクールでいろんなメソッドを打ち出しています。どこも「うちのネイティブ講師が一番!」とか、「うちのオリジナルテキストが一番!」とか言っています。
でも、どこも英会話スクールである以上、やっていることは「試合」であることに変わりはありません。
「経験豊富なネイティブ講師とのマンツーマン英会話」でも、「オンラインのフィリピン英会話」でも同じです。
問題は、英会話スクールの質にあるのではなく、「英会話だけしていれば英語は上達する」というような広告の仕方です。
これは、「試合だけしていれば武道は上達する」と言っているのと変わりません。
そんな売り文句を掲げた空手道場があったら、うさん臭くて誰も入門しないでしょう。
でも、英語に関しては、それがまかり通っているのが現状です。
理由は、「英語はスポーツや武道と同じジャンル」だと気づいていない人が多いからです。
ステップ②を教える場所はない
このことに気づいた僕は、ステップ②を教えてくれる英語スクールを探しました。
でも、見つかりませんでした。このステップ②には、「華やかさ」や「派手さ」がないので、商品としてアピールしづらいのかもしれません。
僕の場合は仕方なく独学でやりました。
そして、続けた結果、英検1級&TOEIC975点を取ることができました。
もちろん、紙のテスト上の結果だけでなく、実際に会話でも使えるレベルです。
(英検1級に合格するには、ネイティブの面接員と社会問題について高度なディスカッションをする必要があります)
英会話スクール講師に転身
僕は英語力を高めた後、転職して全国チェーンの大手英会話スクールの講師になりました。
そこで社会人を専門に英語を8年間教える中で、改めて、今の日本にはステップ②の技術の習得を教える場所が必要だ!と強く感じるようになりました。
しかし、なかなかそういう場所が出てくる気配はありません。
ないなら作ってしまえ!
そこで、今年の4月に独立して「英語の達人養成ジム」を立ち上げました。
英語の達人養成ジムでは、ステップ②の技術の習得訓練に加えて、ステップ①の知識の部分を、丸暗記に頼らずにネイティブ感覚で使いこなせるようにするメソッドを取り入れています。
この2つのメソッドをミックスしたスタイルを、「ハイブリッド型英語トレーニング」と名付けました。
東京の五反田に教室を開き、毎週対面のトレーニングセミナーを行っています。
対面セミナーだけではなく、こうしてブログやメルマガを通じて情報発信しています。
インターネットを使えば、「真の英語習得法」を全世界にいる同志の英語学習者に向けて発信していくことができます。
そうすることで、日本の英語教育を少しずつ変えていくことができたら・・・と思っています。
9月の体験セミナーの詳細はこちらをクリックしてご覧ください。
※同じ内容でオンライン動画セミナーもご用意しました。詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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