from 師範代Shinya
※今、海外で大流行している日本を舞台にした時代劇の感想の続きです
(→前回の続き)
前回の記事では、このドラマが純粋なエンタメとして楽しめるのが、1つの魅力だということをお伝えしました。
日本の時代劇だと、日本人視点だけで作られています。
でも、このドラマ Shogun は、西洋人のジョンの視点で日本の戦国時代が描かれていくので、異国情緒あふれる作りになっているのです。
普通だったらそんなに時間をかけて撮らないお茶を入れるシーンや、それを飲むシーンが、めちゃくちゃ丁寧に描かれています。
日本の漆器の美しさを表現するような描写が多いのです。
また、女性キャラが身にまとう着物や、男性キャラが身に付ける甲冑なども、すごく美しく描かれています。
このドラマを見て、日本に旅行したくなる外国人の数がドカンと増える予感がします。
そして同時に、日本に対するイメージが伝統的な部分だけ強調されて伝わる気もしています。
「日本に行ったら、みんな着物を着て歩いているに違いない」
みたいに勘違いして、期待しながら来る西洋人が増えるかもしれません。
ちなみに、アクションシーンで言うと、チャンバラのような戦闘シーンは後半に少しだけ出てくるぐらいです。
ただ、武士が切腹したり、大砲で爆撃を食らって手足が吹き飛ぶシーンなどは、かなりリアルに描かれています。
過激な映像が苦手な人には向きませんので、お伝えしておきます。
②英語の勉強になる
次にこのドラマを僕がオススメする理由は、英語の勉強になるからです。
ネイティブと英会話をしていると、日本に関する質問をされる機会が出てきます。
中でも、やはり海外の人たちは日本の伝統文化に興味があることが多いので、質問の内容も伝統文化になりがちです。
でも、僕らはよほど歴史好きでない限りは、伝統文化について詳しく知りません。
当然、英語で伝統文化をうまく話すこともできません。
見た目で分かりやすい寺や神社などの建物の説明はまだできますが、そこで行われていた習慣や、昔の人々の思想などを聞かれても、うまく英語で表現できないことが多いのです。
正直、TOEIC900点を超えても、英検1級を持っていても、うまく語ることはできません。
なぜなら、日本の伝統文化を英語で語る問題は、TOEICにも英検にも出題されないからです。
やったことがないことは、当然できません。
だから僕たちは、「日本文化を語る練習をする」必要があるのです。
でも、だからと言って、「日本の伝統文化を英語で語るためのテキスト」を買ってまで勉強する気になる人は、多くはないでしょう。
でも、この Shogun のドラマを見ていると、そういう日本文化を欧米人に説明する時の英語表現を学ぶことができるのです。
通詞の鞠子様のセリフが最高
このドラマの最大の特徴は、イギリス人のジョンに鞠子様という通詞(通訳)がついて、日本の文化やしきたり、習慣を英語で伝えながら紹介していくシーンが多いことです。
鞠子様のセリフは、日本文化をまったく知らない西洋人に向けて、彼らの言葉で分かりやすく伝える内容になっています。
だから、そのセリフを丸ごと覚えて英会話で使えば、ネイティブの先生たちに日本文化を分かりやすく伝えることができるのです。
ドラマの中では、日本人のキャラがジョンに対して日本語で日本文化を説明して、それを鞠子様が訳して伝えていく、という順番で話すシーンが多いです。
僕は先に日本語を聞きながら、「自分だったら、これをどう英語で表現するだろう?」と考えるようにしていました。
でも、まったく言葉が浮かんでこないほど、難しいのです。
そして、鞠子様の答えを聞くと、
「なるほど!こう表現するのか!」
とヒザを打つシーンがたくさんありました。
次回の記事では、その一部をご紹介します。
・・・つづく。
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