From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
※僕が英検1級に合格した後に、TOEICテストで満点を狙っていた頃のストーリーの続きです。
 
 
TOEIC問題集を解きまくるトレーニングをやめてからも、僕は1ヶ月おきに本番試験を受験し続けていました。
 
 
その時点では、僕は「英語を教える仕事をしている時」以外の時間の使い方はこんな感じでした。
 
 
①英語トレーニング(音読)
 
②マジックの練習&ステージで実演
 
③コピーライティングの勉強
 
 
このうち、TOEIC満点に結びつく確率のあるものは、①の英語トレーニングでした。
 
 
英語力を高めれば、TOEICの点数も上がると思ったのです。
 
 
ところが、僕のTOEIC点数は、950点~970点あたりをずっとウロウロしている状態でした。
 
 

ある日の本番テスト

ある日、僕はいつものようにTOEIC本番テストを受けに、いつもの会場に行きました。
 
 
もう、本番前にドキドキしたり、気合いを入れたりすることもなくなっていました。
 
 
本番のテストの最中でも、まったく感情の起伏はありません。
 
 
清流のごとく、乱れのない心で、欲もなく、失望しているでもなく、目の前の出来事をありのままにとらえる修行僧のような気分で受けるようになっていました。
 
リスニングも、いつものように心が乱されることなく、淡々と問題を解いていきました。
 
 
そして、リスニング問題が終わりました。
 
 

リーディング問題で起こったハプニング

リーディング問題に入りました。パート5&6の穴埋め問題は、いつものように乱れのない心のまま、サクサクと秒殺で解いていきました。
 
 
トータル15分くらいで穴埋め問題を全問解き終わり、長文読解問題に入りました。
 
 
60分あれば、時間的には十分です。僕は、パート7も清流のごとく乱れのない心で、淡々と解いていきました。
 
 
ところが・・・長文問題の5つ目ぐらいにさしかかったとき、僕の心がざわつく出来事が起こりました。
 
 
問題の答えが見つからないのです!!
 
 
そんなに長い文章ではありませんが、どこをどう見ても、答えが見つかりません。
 
 
ぬぬ??どういうことだ??
 
 
いつもなら、分からない場所はサッと流して、すぐ次!!という感じで進んでいくのですが、この問題だけはどうしても流す気になれませんでした。
 
 
すぐ答えられそうな問題なのに、答えが見つからない!という状況は、「あと少しで解けそうなんだけど、解けないパズル」をやっているような気分でした。
 
 
これを放って置いて、先へ進むことがどうしてもできなくなったのです!!
 
 

乱れた清流

それまでは、北斗の拳のトキのごとく流れに身を任せながら清流の動きを保っていた僕でしたが、この問題が気になり始めてからは、急に心が乱れ始めました。
 
 
「そんなバカな!!いったいどういうことだ??どこをどう見ても、この問題の答えは本文には書いてないだろう?マジか?!この問題の答えはどこだ??本当に分からないぞ!!」
 
 
探しても探しても、見つかりません!時間がどんどん過ぎていきます。
 
 
僕は、頭に血が上ってくるのを感じました。
 
 
「こんなに時間をムダにしたんだ!こうなったら、意地でも正解を見つけてやる!!」
 
 
僕の心は、いつの間にか剛拳を振るうラオウのごとく、激しい怒りに支配されていました。
 
 

正解を見つけた時の衝撃!!

そして、それから5分ぐらい格闘したあげく、やっと答えを見つけました!
 
 
1問の答えを見つけるのに5分もかけるというのは、TOEIC戦略としては完全にミスです。
 
 
でも、怒りに燃えるラオウと化した僕の心には、そんな理性の声はもう、聞こえてきませんでした。
 
 
せっかく答えを見つけたものの、僕の心はおさまりませんでした。
 
 
なぜなら、その答えは、とんでもない「イジワル問題」だったからです。
 
 
ウラのウラをかくような、ひどいトリック問題でした。
 
僕は、この問題の答えを見つけた瞬間、自分の中で燃えていた炎が急速に消えていくのを感じました。
 
 
次の瞬間、TOEICに対する「失望」がこみ上げてきました。
 
 
あまりの落胆に、左手に持っていたペンをコロン!と机の上に落としてしまいました。
 
 
・・・つづく。
 
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