From 師範代Shinya(新村真也)
(※最近行ってきたカリブ海クールズ10日間の旅での体験談のシェアの続きです。)
(→前回のつづき)
僕と妻が行ってきた西カリブ海クルーズ10日間の旅では、次の8つのステップを通りました。
↓↓↓
①成田を出発
②アメリカのダラス空港で乗り換えてマイアミへ
③マイアミ空港付近のホテルに1泊
④マイアミ港からクルーズに乗船(5泊)
⑤メキシコの港で下船
⑥メキシコの現地ホテルに2泊
⑦メキシコの空港からダラス空港へ
⑧ダラスから成田行きの飛行機へ乗り換え
これだけのステップがあると、各ポイントで必ずと言っていい程、トラブルが起こります。
もしこれが、
①成田から直行便でクールズ乗船
②ずっと船上だけで過ごす
③下船してから直行便で成田へ
というシンプルなステップだったら、もしかしてトラブルは少ないかもしれません。
でも僕らには「飛行機乗り換え」という大きなミッションがありました。
これまで僕が海外旅行体験者の方々から聞いた話では、ほとんどの人が飛行機乗り換えでトラブルに遭遇しています。
「乗り継ぎ便を逃して足止めを食らった」
「予定していた便が遅れて、乗り換えに失敗した」
などなど。
そして、今回の僕らのケースも例外ではありませんでした・・・
ダラスで乗り換え
最初に成田を出発して、まずはアメリカのダラス国際空港に到着しました。
ここは出入りしている便がものすごく多いらしく、とにかく面積が広いです!
飛行機に乗るためのゲートが何十個もあって、各ゲートに移動するに徒歩では行けないくらいの広さがあります。
なので、各ゲートのエリア間の移動は、空港内を走るモノレールに乗っていきます。
幸い、僕らがダラスで乗り換える「マイアミ行きの飛行機」の便は、成田からの便の到着ゲートと同じエリア内にあるので、徒歩で移動できる「はず」でした。
ところが・・・
話が違う!
まず、空港に着いてから同じ「Cゲート」の中で乗り継ぎが完結すると聞いていましたが、到着したCゲートのエリアには、次のマイアミ行きの便が見当たりませんでした。
電光掲示板で確認すると、なんと「Aゲート」のエリアに変更になったようです。
そこで僕らは、モノレールに10分くらい乗って移動し、Aゲートに到着しました。
時計を見ると、まだ搭乗開始まで1時間くらいあります。
そこで僕は、ゲート前の通路を散歩することにしました。
成田からここダラスまで、約11時間のフライトをエコノミー席で過ごしてきた僕は、とにかく身体を伸ばして思い切り動かしたい気分でした。
また変更!
20~30分くらい歩いて身体がほぐれてきた僕は、妻がベンチで待っているAゲートに向かいました。
ゲートに着くと、他の乗客は誰もいなくなっています。
そして、妻がカウンターの人と話していました。
「ん?何かあったのかな?」
僕の存在に気づくと、妻が血相を変えて走ってきました。
妻:「またゲートが変わったんだって!こんどはDゲートに!!」
僕:「えーー!!マジ??あの電光掲示板が間違ってたってこと??」
妻:「あのときはその予定だったけど、また変わったらしい!」
僕:「マジかぁ-!!」
妻:「どうなることかと思った!私たち、やっぱり離れちゃダメだよ!今、館内放送で呼び出してもらおうかと思ってたんだから!」
僕:「え?その交渉をしてたの?英語で?」
(ちなみに、妻はほとんど英語がしゃべれません。ただ、学生の頃に中学英語はしっかり勉強したようで、基礎文法の知識はしっかりしています。)
妻:「My husband is lost.って言ったら、係の人に笑われた。でも、たぶん伝わったっぽい。」
僕:「そうか(笑)ニュアンスは置いといて、たしかに、言いたいことは伝わるよ。」
ちなみに、
My husband is lost.
の意味は、
「私の夫が迷子になっています。」
になります。
英語圏では主に子供に対して使われるので、これを聞いたネイティブの人の頭の中には、おそらく
「道が分からなくなって泣いている子供」
の姿が思い浮かぶはずです(笑)
それでも、とりあえず「夫がそばにいない」という今の状況は伝わります。
自分の知っている中学英単語と中学英文法を駆使して、しっかりと今の状況を的確に伝えている妻に関心しました。
またもやトラブル?!
とりあえずダッシュしながらまたモノレールに飛び乗って、急いでDゲートに向かいました。
なんとか時間通りに間に合った!と胸をなで下ろしましたが、搭乗口はまだ開いていないようです。
あれ?おかしいな・・・
人はたくさんいるのですが、みんな混乱している様子です。
とりあえず搭乗ゲートの前にたくさん人が並んでいますが、状況がよく分かりません。
電光掲示板には、僕らが乗る予定の10:25の便が表示されています。
今の時刻は10:05です。
あと20分で出発する計算です。
そして、掲示板には
「少なくとも20分前には搭乗をお済ませください」
と英語で書いてあります。
でも、搭乗口が開いているのかどうかも、ここからでは分かりません。
そもそも、この行列は何待ちなのか?
そこで僕は、カウンターにいる係員の人に聞きに行きました。
いいかげんな掲示板
僕:「10:25の便に乗りたいんですが、どこで待てば良いですか?」
係員:「ここでアナウンスがあるまで待っていてください。」
僕:「もう出発20分前ですけど、どうなっていますか?」
係員:「あの掲示板は間違っています。飛行機は遅れているんで、出発時刻はズレます。」
僕:「え?そうなんですか?いつ出発予定なんですか?」
係員:「分かりません。とりあえず今はアナウンスを待っていてください。」
そう言うと、係員の人はデスクを離れてどこかへ行ってしまいました。
う~ん・・・遅れてるなら、電光掲示板にそう表示して欲しいもんだ。
と思いながら、ベンチで待ちました。
その後、アナウンスが何度か流れましたが、フライトの予約を変更する人の名前を呼び出したりしていて、肝心な出発時間の情報が聞こえません。
係員のアナウンスはめっちゃ早口なのと、途中でマイクが切れたりして最後まで聞き取れないので、待っている間はかなりの集中力を要しました。
結局、10:25発の予定だったフライトは、11:00発に変更になりましたが、無事乗ることができました。
焦って移動したり、よく分からない状況で待たされたりで、僕と妻は、この時点でかなり意思の力を消耗して、グッタリしていました。
そして、無事乗り継いだ飛行機の4時間のフライトでは、また驚く経験をすることになりました・・・
・・・つづく。
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