【英語学習は必要ない?!コスパが悪い?!アベマTVを見て思ったこと②】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

アベマTVの討論番組で、英語学習についての賛否両論を見て、僕が思ったことをシェアします。

まず1つ目は、英語学習の「コスパ」についてです。

ここで言うコスパは、お金の話ではなく、習得にかかる時間とエネルギーの話です。

司会を務めるアナウンサーの平石直之さんは、ご自身のやり直し英語学習体験を振り返りながら、このような意見を述べていました。

↓↓↓

①英語学習はコスパが悪いと思います。身に付けるまでに、めちゃくちゃ時間と労力がかかるんですよね。

すごいガンバって勉強しているのに、本当にちょっとずつしか伸びないんです。

②さらに英語は一度一定のレベルまで身に付けても、その後に力を維持するのも大変です。

日本に住んでると英語を使う機会がほとんどなくて・・・せいぜい海外旅行ぐらいじゃないですか?

仕事で英語を使う人でない限りは。

そうなると、街でムリヤリ外国人を見付けて話しかけたり、英会話レッスンに通い続けたりしなきゃらならいんです。

もう、維持コストが大変で、イヤになってしまうんですよね。

とうようなことをおっしゃっていました。(要約しています)

 

平石さんの言葉に、ゲストの何名かも賛同していて、

「確かに、僕も昔は英語ガンバっていたけど、最近はコスパの悪さに気付いて英語学習から離れています」

というようなことを言っていました。

確かにコスパは悪い

この「コスパが悪い」という意見に関しては、僕も賛成です。

英語学習は始めてみると、思ったより進みが遅いことに気付きます。

かけた時間の割には、本当に少しずつしか上達しません。

自分が初心者の頃に「何となくこのぐらいのペースで伸びたら良いなぁ~」と思っていた予想よりも、ずっと遅いペースで進むのが普通です。

また、苦労して積み上げても、こんどはその英語力を維持するのも大変です。

完全に英語学習から離れた場合、数年経ってからまた復帰した時に、力の衰えを感じる人は多いです。

英語を本気で学べば学ぶほど、

「短期間でラクして英語ペラペラになる方法」

などないことに気付かされます。

そして、自分の英語力の伸びが感じられない時ほど、

「本当に英語学習にここまで時間と労力を費やすことが、賢いことなんだろうか?この時間で別のジャンルの勉強をした方がいいんじゃないのか?」

というような疑いがわき上がってくることもあります。

 

コスパだけを求めると、英語学習は続かない

これまで16年間英語学習を続けてきた僕個人の感覚としては、英語学習はコスパだけを求めると、続かないと思います。

・これだけやったら、これだけ伸びて欲しい

といった期待は、ことごとく裏切られます。

また、

・しばらく離れても、今の力を維持できたらいいなぁ~

といった期待も、すぐに幻想であることが分かります。(とはいえ、スポーツのようにある程度のレベルに達した後は、ちょっと離れてもそう簡単には落ちないことも事実です)

また、英語の世界には「帰国子女」という強者がいます。

英語力を活かして転職すると、帰国子女のいる世界に身を投じることになります。

どんなに英語学習を続けていても、帰国子女の持つ「英語を操る力」には敵いません。

はやり、幼少期から英語と日本語の両方を母国語として身に付けた人の脳と、僕たち「やり直し英語組」の人の脳との間には、埋められないカベを感じることが多いです。

自分の英語力が上がるにつれて、その埋まらない差にガッカリすることもあります。

だから、コスパだけを求めていると、英語学習は続けられなくなります。

「やってられないよ!もう!!」

と言いたくなることが、何度も襲ってくるからです。

空手をやっていた時と同じ感覚

実はこの「コスパが悪い感覚」は、僕が空手をやっていた頃にもまったく同じ気分を味わいました。

空手も、毎日練習して上達するペースは、本当に少しずつです。

まず、僕は足が180度開くようになるまでに、2年半かかりました。

上段蹴りが出来るようになるまでに、2年半もかかったのです。

しかも、しばらくストレッチを怠ると、すぐに身体は硬くなってしまいます。

筋トレも同じです。すごいガンバってウェイトを持ち上げても、見た目の筋肉は全然増えていきませんでした。

実際には少しずつ増えているのでしょうが、変化がほとんど目に見えません。

また、空手の技も正しいフォームで打てるようになるまでには、ものすごい時間がかかりました。

さらに、空手などの格闘技の世界では、「身体のデカい人」が圧倒的に有利です。

体重が重い方が、筋肉の量が多いので、突きや蹴りが重くなります。

身体が大きい方が、防御力も上がります。

そのため、ボクシングなどの試合でも体重ごとに細かく「階級」が分かれています。

それぞれの階級で世界チャンピオンが1人ずついる状態です。

そのため、よく格闘技の世界では「もし体重を無視して全階級のチャンピオン同士が戦ったら、ヘビー級の人が最強」と言われることが多いです。

また、チャンピオン同士のような頂上対決でなくても、

・身体がデカくて体重が重い初心者

と、

・身体が小さくて体重が軽い中上級者

が戦った場合、デカい人の方が勝つ確率が高いです。

たとえどんなに修練を積んでも、体格差をくつがえすのは難しいのです。

これは、「帰国子女」と「やり直し英語学習者」の関係に似ています。

自分の方がたくさん努力しているのに、生まれつき恵まれた人を相手にした場合、どう転んでも敵わない・・・

という無力感に襲われることがあるのです。

僕が習っていた空手の流派は、体重無差別で試合をする極真空手でした。

そのため、ふだんの組み手でも、体重が違う人同士で組んで練習するのが当たり前でした。

道場の先輩で、ボディービルをやっている人がいました。

筋肉ムキムキで、僕より体重が2倍ぐらいあったと思います。

この先輩と組むと、毎回挫折感を味わいました。

僕の突きや蹴りは、先輩の身体に当たってもボヨ~ン!ボヨ~ン!と跳ね返されました。

そして、先輩が軽く手を抜いて放った突きが僕のみぞおちにヒットすると、息ができなくなってその場に倒れ込みました。

先輩が回し蹴りを放ったら、僕はちゃんと両手でガードしているのに、身体ごと吹っ飛ばされました。

先輩は性格的に優しい人だったので、ちゃんと手を抜いてくれていたし、僕が倒れた後にも心配して何度も「大丈夫?」と声をかけてくれました。

でも僕は、その後数日間ひきずるほどのダメージを受けました。

僕は練習量では先輩に負けてない自信があったのに、まったく歯が立ちませんでした・・・

あの時の「埋められない圧倒的な差を感じた時の悔しさ」は、今でも忘れません。

それから約10年後、僕は英語学習を始めました。

しばらく修練を積んで自信が芽生えてきた頃、初めて「帰国子女の人の話す英語」を目の前で聞きました。

その時も、空手で先輩に敵わないと感じた時と、まったく同じ感覚を味わいました。

「あぁ、またこれか・・・」

と。

そして、現実を受け入れて前に進むことにしました。

そんな体験があるので、「英語学習はコスパが悪い」という意見には賛成です。

ただ僕は、コスパが悪い中で続けるからこそ、見える世界があると思っています。

次回はそこをシェアします。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

—————————————

 
 
—————————————

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

やり直し英語達成道場 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください