from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
僕の人生2度目の大きな移動は、40歳の時でした。
それまで9年間続けた大手英会話スクールでの講師の仕事を辞めて、独立することにしました。
最初は地元の静岡で自分のスクールを立ち上げようと思ったのですが、起業する2年前に今の妻のサヤに出会ったので、計画を変更しました。
当時サヤは銀行員で、国内最大級のメガバンクの本部(東京駅前)で働いていました。
一方、僕は起業するために仕事を辞めると決めていたので、「どうせやるなら、東京で起業すればいいじゃん!」ということで、サヤの通勤しやすい地域にアパートを借りて、2人で住むことにしたのです。
①引っ越し
②起業
③結婚
の3つを同時に行いました。
これにより、僕の生活は激変しました。
新しい土地で新しい仕事を始め、新しく結婚生活を始める。
このライフスタイルの変化は、僕の考えや価値観、行動パターンも大きく変えていきました。
移動した後に、ゼロから作る人間関係
僕は東京に引っ越した後に、知り合いゼロの状態から新しく人間関係を作っていきました。
最初の頃は、経営者向けのセミナーや交流会に参加して、そこで知り合った人達とご飯を食べに行きました。
YouTubeチャンネルをやり始めてからは、ユーチューバーだけが集まる飲み会に参加しました。
僕がYouTube動画でレビューした英語テキストの著者の先生に誘われて、ご飯を食べに行く機会も増えました。
Meetupというアプリを使って、言語交換イベント(外国人と日本人が交互に英語と日本語で会話するイベント)に参加するようになりました。
こういったイベントで、「自分のことをまったく知らない人達」とゼロから交流することで、僕は新しい自分のイメージを作ることができました。
特に東京の場合、いろんな地域の出身者が混じっているので、「地元トーク」ができません。それが逆に良い効果を生み出しました。
引っ越したメリット
これは東京に引っ越して気づいたのですが、東京はリアルで人と会うには便利な場所です。
たとえば、大きなセミナーなどは、たいてい東京の会場で行われます。
大手の出版社も、東京に本社があることが多いです。
売れている英語テキストの著者の先生方も、たいていは東京都内か、東京までアクセスしやすい地域に住んでいる確率が高いです。
Meetupのイベントも、東京エリアなら平日から週末まで、毎日開かれています。参加者の数も多いです。
そのため、僕は静岡に住んでいる時よりも頻繁にセミナーやイベントに参加できるようになりました。
しかも、会場と自宅の距離が近ければ、電車賃も安くて済みます。
より気軽に人と会えるようになったのです。
「自分もできる」実感
僕は東京に引っ越してイベントに参加する中で、
・自分より経験値が高い経営者
・本をたくさん出している著者
と交流する機会が増えていきました。
その結果、だんだん「自分もできる実感」がわいてきたのです。
僕が憧れていた敏腕経営者や英語テキストの著者の先生方は、良い意味で特別感のない、普通の雰囲気を持った人達でした。
そしてみんな口を揃えて、「俺にできるんだから、シンヤ君にもできるよ!やった方がいいよ!」と言ってくれたのです。
おかげで僕は、だんだん「できるのが当たり前なのでは?」という気持ちにさせてもらえるようになりました。
そして、その思考は現実化したのです。
大手出版社から自分の本を出すことができたり、YouTubeの登録者は、2万人を超えました。
もちろん、自分はまだまだという意識もあります。
でも、少なくとも地元にいた頃の自分から見たら、東京へ来てずいぶん自分が変わったと感じます。
これは、「思い切って移動したからこそ手に入った結果」だと思っています。
とはいえ、僕のような大移動をする人は多くないでしょう。
でも、僕は小さな移動でも、習慣になると人生を変える効果があると思うのです。
・・・つづく。
※加筆&修正版の新刊「なぜ移動する人はうまくいくのか?」はこち
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