【「ネイティブ英語発音のカベ」を越えるための音読トレーニング用教材&僕の失敗談】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
前回の記事までは、ネイティブ発音6つのレベルの詳しい解説をしてきました。
 
 
①初心者向けのゆっくりナレーション
 
②初心者向けのゆっくりアドリブ
 
③中上級者向けのノーマルナレーション
 
④中上級者向けのノーマルアドリブ
 
⑤ネイティブ向けの早口&いい加減ナレーション
 
⑥ネイティブ向けの早口&いい加減アドリブ
 
 
今日は、レベル6のための教材と僕の失敗談をお伝えします。
 
 

レベル6のための教材

レベル6のための教材は色々あります。よくあるのは、映画のセリフの台本を使ったトレーニング教材です。
 
 
映画はリアリティーを出すために、役者さんがアドリブっぽい雰囲気で話すため、発音もかなりいい加減になります。
 
 
だいぶ前に本屋さんで立ち読みした英語本で、
 
 
「自分のお気に入りの映画のセリフを1本分丸々覚えて暗唱できるようになれば、英語力が劇的にアップする」
 
 
みたいなメソッドを見たことがあります。たしか、韓国人の著者の本の和訳版でした。
 
 
この方法は、たしかに「映画を字幕なしで見れるようになりたい!」という願望が強い人にとっては、モチベーションが保ちやすいと思います。
 
 
ただ僕には、「これが世界で一番大好き!」と言えるような映画がありません。
 
 
「映画を字幕なしで見れるようになりたい!」という願望もあまりないのです。
 
 
(TOEIC600点前後の頃は、練習のために字幕を消して洋画を見たりしていましたが、理解できなくてストレスになるのでやめました)
 
 
僕は子供の頃から、「金曜ロードショー」や、「日曜洋画劇場」を見ていたためか、「洋画の日本語吹き替え版」が好きです。
 
 
日本語吹き替え版の方が、味があって面白く感じるのです。
 
 
今でもアマゾンプライムの映画などで「字幕版」と「日本語吹き替え版」の両方が選べるときには、迷わず「日本語吹き替え版」を選びます。
 
 
また、好きなジャンルの映画は、アクションです。格闘アクションや刑事もの、ロボットものが好きです。
 
 
これらの映画の特徴は、「セリフのシーンが少ない」ことです。
 
 
また、たまにはさまるセリフも、
 
 
「この命知らずめ!」
 
 
「死ぬ覚悟はできているんだろうな?」
 
 
「おまえは明日には刑務所の中さ」
 
 
みたいな感じが多いです。
 
 
自分が日常でこれらのセリフを使うシーンは思い浮かびません。
 
 
シャドーイングや音読トレーニングで仕上げるには、アクション映画のセリフはあまり向かないのです。
 
 
 

僕の失敗談

よく言われるのは、「海外のホームドラマのセリフを題材にして練習すると良い」というものです。
 
 
それを聞いて僕は、英語学習を始めてすぐの1年目に、アメリカのホームドラマ「フレンズ」のセリフを丸暗記したことがありました。
 
フレンズは、よくあるコメディーで、アメリカンジョークであふれています。
 
 
2~3分に1回ぐらいのペースで会場に笑いが起きます。(たぶん後から編集で入れているニセの笑い声だと思いますが)
 
 
フレンズに出てくるセリフは日常的なので、よく「英語教材として優秀」と言われることが多いです。
 
 
でも、使うタイミングを間違えると、あまり効果がありません。
 
 
また、基本的にはジョークが多いので、特に初心者レベルでフレンズのセリフを覚えても、あまり使いこなせないことに、後になってから気付きました。
 
 
 

チグハグな会話

当時の僕は、フレンズの中で「これは使えそうだ!」と思えるセリフをノートに書き取って丸暗記したりしました。
 
 
文法も何もわからない状態で、ただ文字の列として丸暗記したのです。
 
 
すると、すごくチグハグなことになりました。
 
 
バーに行って外国人と話しているとき、さっきまですごくカタコトで文法もメチャクチャで単語を並べるだけの会話だったのに、フレンズのセリフが使える時だけ、急に「こなれた話し方」になるのです。
 
 
当時の僕の英語を日本語にすると、こんな感じです。
 
↓↓↓
 
「ワタ~シハ、行キマシタ。今日、買い物ニ。シ、シカシ・・・ワタシ買っタ時計ガ、フ、フ、フリョヒン・・・不良品デシタ・・・こうなったら明日、店に行ってトラック1台分の時計を持ってこいって言うしかないね!」
 
 
みたいな感じです。後半の1文は、フレンズから引用した、「ユーモアたっぷりのアメリカンジョーク」のセリフです。
 
 
このセリフだけ、何度も練習しているのでとても流ちょうなのです。
 
 
このチグハグ感は、自分でもしゃべっていてひどいと思いました。
 
 
相手のネイティブも、カタコトで話している僕が突然、流ちょうにアメリカンジョークを飛ばしても、ポカンとするだけで、リアクションはありません。
 
 
まったく無反応で流されることもありました。ひと言で言うと、「スベる」のです。
 
 
当時の僕は、にわか仕込みのフレンズのセリフを使って、ひたすらスベりまくっていました。
 
 
これはハッキリ言って、「カッコ悪い」です。
 
 
以上が、僕の失敗談です。
 
 
文を自分で組み立てて話せないレベルの初心者が、ドラマや映画のセリフを丸暗記したところで、ドラマの中のような会話のキャッチボールができるようにはならないのです。
 
 
・・・つづく。
 
 
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