
from 師範代Shinya(セブのサボイホテルより)
(→前回の続き)
帰りのフライトに乗るための空港へ行く、6人乗りのタクシー。
全員が乗れるはずだったのに、まさかの「荷物が全員分積み込めない」という理由から、僕たち5人中3人しか乗れないことが判明しました。
タクシードライバーに、「じゃあ、どうすればいいんですか?」と聞いてみたら、
「もう一台、タクシーを呼ぶ必要がある」
と言われました。
ただ一方で、
「同じスマホだと、同時に2つの予約ができないから、他の人のスマホで呼んで」
とも言われました。
そこで僕は、メンバーの中にGrabのアプリをスマホに入れている人がいるか聞いてみました。
そしたら1名、Kさんだけが、日本でアプリを入れてきていました。
実は、前回の時にはトータル人数が10名と多かったので、1台では絶対に行けないため、事前にGrabeアプリのインストールを何度も告知していました。そのため、多くのメンバーがアプリを事前に入れていました。
でも今回は、トータル5人で僕一人で呼ぶタクシーで全員行けると思っていたので、あまり何度も告知していませんでした。
そのため、アプリを入れていたのはKさんだけだったのです。
僕は、Kさんと2人でホテルに残って、他のメンバー3名には先に行ってもらうことにしました。
Grabの落とし穴
さっそくKさんのスマホを使ってアプリを開き、配車の画面に進んでいきました。
ところが、最後のページで、「クレジットカードを登録してください」と出てきました。
僕はここで「もしや・・・」と思いました。
QQイングリッシュのスタッフの方からの事前情報で、「Grabのクレジットカード登録は、日本で済ませておいてください」という告知を、最初の時に受けていたからです。
試しにKさんのスマホで進みながら、Kさんのクレジットカード情報を入力してもらいました。
ところが、やはり最後の認証画面でエラーになってしまったのです!!
どうやら、海外からのアクセスは不正とみなされて、カード会社の方で弾く仕組みになっているようです。
ピンチ!!!
ホテルのフロントに相談
そこで僕は、ホテルのフロントの人に相談して、現状をすべて解説しました。
現時点で取れる手段を一緒に考えてもらったのです。
すると、このような提案をされました。
「私のスマホで立て替えてタクシーを呼び、代金を現金で僕に支払ってくれれば、今すぐに呼べますよ。」
とてもありがたい提案です。
でも、僕はこのような事態を想定していなかったので、手持ちの現金がありません。
Kさんも、手持ちの現金はおみやげ屋さんで使い切ってしまった後でした。
そこで、カードを使う手法は何かないものか?と聞いてみました。
すると、こんな提案をされました。
「ホテルの専用車を手配することもできます。今からだと最短で15分ぐらいかかるのですが、この場合はホテルのクレジット端末を使って支払いができるので、直接フロントデスクでカード払いできます。料金は1,000ペソです」
なるほど!そんな手段もあったのか!
ここで15分のロスをどう捉えるか?
また、料金もGrabに比べると割高です。
最初に予約した6人乗りの料金は、883ペソでした。
そして、僕たち2人を乗せるのに必要な4人乗りのタクシーをGrabで呼ぶと、295ペソです。
ホテルの専用車の1,000ペソは、かなり割高で、悩むところです。(おそらく専用車は小型バスのようなサイズ感だと思われますが)
最適な選択肢
そんなやりとりをしているうちに、だいぶ時間が経っていました。
ふと自分のGrabのアプリを見ると、先ほど空港に向かったタクシーが、もうすぐ空港に到着しそうな位置に来ていることが分かりました。
地図上で、タクシーが今どこを走っているのかを、リアルタイムで表記しているのです。
こんな機能があったとは!!
今まで自分がタクシーに乗っていた時には、わざわざアプリを見ることはないので、この機能は初めて知りました。
おそらく、あと2〜3分もすれば到着しそうな位置です。
フロントの人にもそれを伝えたら、
「そしたら、到着して自動支払いが終わったらすぐに、もう一台のタクシーがGrabで呼べるようになるから、そっちの方が早いかもしれません。今の時間帯だと、道も混んでないし、きっとすぐに着きますよ。」
と言われました。
しばらくすると、自動支払い完了の画面に切り替わり、すぐに次のタクシーを呼ぶ画面が出てきました。
そこで僕は、一番近くの4人乗りタクシーを探しました。
すると、「最短3分で到着」と出ています。
すぐに予約ボタンを押しました。
すると、なんと30秒もしないうちに、「予約した車が到着しました」と出てきたのです!
ビックリしました!
外を見ると、確かに呼んだタクシーと同じ番号の車が止まっています。
フロントの人にお礼を伝えて、すぐに外に出て、Kさんと一緒にタクシーに乗り込みました。
待ち時間ゼロで来てくれたのがありがたくて、思わず
「You are a life saver!」
という言葉が、自分の口から出てきました。
これは、自分のピンチを救ってくれた人に対して言う決まりフレーズです。
タクシーの中で、ドライバーさんにこれまで起こった出来事を説明し、予約してからこんなに早く来てくれたことが、とてもありがたかったことを伝えました。
するとドライバーさんは、「実はあなたも、私を救ったんだよ!」と言ってきました。
「え?なぜ?」
と聞いたら、
「私はちょうど今、自分の家の近くのエリアに移動しようと思ってたんだけど、ちょうど空港が通り道で、どうせなら空港までお客さんを乗せて移動すれば、そこまでのガソリン代を自腹で払わなくて済む上にお金をもらえるから、助かったんだ。最近は、ガソリン代が上がってて、大変だから。」
と言われました。
Grabのタクシーは、自家用車を使っている人が多いので、プライベートの移動とタクシーとしての移動の両方が満たされると、とても効率が良くなるそうです。
そう考えると、ヒッチハイクの要素があるのかもしれませんね。
彼は空港へ行くお客さんをつかまえるために、ホテルの前の通りに車を止めて、待機していたそうです。
そこで僕の予約が入ったので、30秒以内に来れたことが分かりました。
色んな偶然が重なって、僕たちはお互いにとって助け合ったのです。
・・・つづく。
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