【人生初のディズニーランド②他の人の目を通して見る喜び&感動】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

初めてのディズニーランドで、ニコニコモードと、泣きまくりモードを繰り返す娘と一緒に過ごすことで、僕も大きく感情が揺れ動きました。

しかも、予想外のことが多いのです。

たとえば、僕が「これを見せたら喜ぶだろうな~」と期待していたショーやアトラクションを見ても、娘のリアクションがイマイチだったり。

逆に、「え?ここでそんな喜ぶの?」というポイントで大喜びしたり。

さらに、大人同士でディズニーに行った時には起こらないピンチもありました。

それは、乗り物待ちの行列でさんざん待って、あと少しで自分たちの番が来る!というタイミングで、娘が『トイレ~!』と叫ぶことです。

これにはもう、泣きました。

泣く泣く列を離脱して、トイレに連れて行き、また最後尾から並び直した時の、何とも言えないフラストレーションは、今まで味わったことがないものでした。

予測不能の出来事が繰り返されて、僕は精神的にも肉体的にも、けっこうボロボロになりました。

「これが、幼児と行くディズニーラインドか・・・なんて修行なんだ・・・」

と、心で涙を流しながら、僕は自分を奮い立たせました。

最後は強引に「来て良かった」と思わせるパワー

ジェットコースターのような感情アップダウンがあったのの、娘は泣くときには大泣きして、喜ぶ時には大喜びします。

そんな姿を見ていると、「人は感情にオープンなほど、喜びも大きいのだろう」という感じがしてきました。

僕も、何度も怒りや落胆を味わいつつも、娘の喜ぶ顔を見ることで、「もう少し、ここにいよう」というモチベーションにつながりました。

なんだかんだで、閉園の21時近くまで僕たちはいました。

ディズニーには、最後に最後で強引に「来て良かった」と思わせるパワーがあると感じます。

夜になると、だんだん人が減ってきて、アトラクションの待ち時間が短くなってきます。

すると、昼にはあきらめかけていたアトラクションにも乗るチャンスがやってくるのです。

しかも、短時間で2つ、3つと乗れると、何だか得した気分になります。
さらに、僕と娘がご飯を食べている横の席に座っていた女子高生2人組が、娘にお菓子をプレゼントしてくれました。

そして、「寒いけど、最後まで一緒に楽しもうね!」と笑顔を向けてくれて、娘も喜んでいました。

こういう「お客さん同士の一体感から来るつながり」も、ディズニーならではの魅力だと思います。

普通に生活していたら、僕と娘が公園で遊んでいる最中に、通りがかりの女子高生がお菓子をくれるなんてことは、起こりません。

そういう出来事が重なることで、最後にはなんだかんだで「ディズニー楽しかったぁ!」となってしまうのでしょう。

自分が感じた喜びを追体験する楽しさ

僕は今回、娘の目を通して、新鮮な気分でディズニーを見ることができました。

もう、ディズニーを最初に見た時の感動を思い出すことはないだろうと思っていたのに、娘の目を通して、感動を再び味わうことができたのです。

僕は今回の体験を通して、自分が英語を教えることに魅力を感じ続けている理由を、改めて実感しました。

「自分の英語がレベルアップしていく喜び」は、一度しか味わうことができません。

ある程度満足いくレベルで英語が話せるようになると、話せなかった頃の感覚は薄れていくし、話せるのが当たり前になってしまいます。

もちろん、さらに上を目指してレベルアップすることはできます。

でも、さらに上を目指してレベルアップした時に感じる感動と、初心者レベルから始めて、満足いく内容の英会話が外国人相手にできたときの感動では、種類が違います。

英会話だけではありません。

・TOEICで初めて600点台を取れた時の、何とも言えない達成感。

・英検1級に合格した時の、「ヨッシャー!」と心の底から叫びたくなる喜びと、湧き上がってくる自信。

そういう感覚は、もう二度と味わうことはできません。

でも、英語を教える仕事を通して、僕はこの感動を何度でも味わうことができるのです。

他の人の英語力が上がるのを見る喜び

僕のセミナーを受けてくれた方が、

「毎日、少しずつ自分が成長しているのを感じます!」

「ついにTOEICで、初めての○○点台を取れました!」

「先日、道ばたで外国人に話しかけられた時に、うまく英語で切り返せて、自分でも本当に驚きました!」

「駅の英語アナウンスが一字一句聞き取れて、感動しました!」

「英検○○級についに合格しました!」

という嬉しい報告をしてもらえることがあります。

すると、僕はその方々の目を通して、感動を再び味わうことができるのです。

自分が初めて上達を感じた時の、感動を、再び味わうことができるのは、教える仕事をしている人だけのメリットだと思います。

僕は、英語が上達する時の喜び、感動、自信を味わうのが好きです。

だから、自分の生徒さんの上達を全力でサポートするセミナー作りをいつも目指しています。

自分のセミナーだけではありません。

僕がYouTubeやブログでオススメしたテキストを使って独学で勉強を進めて、「効果があった!」という話を聞くだけでも、嬉しくなります。

英語が上達する道のりやペースは、人それぞれです。

でも、続けてさえいれば、確実に伸びるジャンルでもあります。

英語は、僕たちの人生を豊かにしてくれる習い事だと思います。

ヨーロッパには、こんな格言があるそうです。

「2つの言語を話せる者は、一度の人生で2倍楽しむことができる」

今後も、僕は自分自身の英語力のブラッシュアップと、あなたの英語力を上げる教材作りに力を注いでいきたいと思います。

(完)

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