from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※8つの性格タイプの違いを元にした、「英語学習の得意&不得意」の続きです。
大学受験生を教える経験で自信を付けた僕は、自分自身はそれまで一度も手を付けたことのなかった「TOEIC戦略」を教えるレッスンを担当することになりました。
それまで僕は、「何の対策もなしで、実力で点数を取れてナンボ!」という、典型的な「ブレイズの性格タイプ」の考え方でした。
でも、僕のように考える人は少数派でした。
英会話スクールでのTOEIC戦略コースには、たくさんの需要がありました。
仕事で英語が必要な会社員の人たちの多くにとっては、決められた期限の中で、できるだけ早くTOEICの点数を上げることが必要だったのです。
土台の英語力を上げるのには時間がかかります。
でも、今持っている英語力で「正解の選択肢を選べる確率を上げる」ことは、割と短期間でもできます。
TOEICの点数を上げたい人たちの多くは、即効性を求めます。
そのため、TOEIC戦略コースは人気でした。
TOEIC戦略コースも楽しく
僕は、大人が受ける「TOEIC戦略コース」を担当するようになりました。
レッスン内では、とにかく「受験テクニックを教えること」に専念する内容です。
完全に僕の性格と正反対の、スチールタイプの性格の人向けのレッスンでした。
僕はここでも、大学受験生と同じように英会話と絡めながら、できるだけ楽しくなるレッスンを心がけました。
本来ならスチール的な要素の強いTOEIC戦略コースに、ブレイズの情熱を加えて、少しでも英会話につなげる解説をしてみたのです。
僕は、この手のレッスンはいかに「講師自身が教えることを楽しめる工夫をするか?」だと思います。
自分が楽しく教えていれば、その雰囲気は受講生にも伝わります。
(この考え方自体が、ブレイズ的なんだと思いますが)
その結果、本来ならお堅くて静かなTOEIC戦略コースの最中に、皆の間に笑いが起きることが増えました。
スチールの極み:英検1級への挑戦
英会話スクール講師になってしばらくしてから、僕は英検1級にチャレンジすることにしました。
英検1級は、お堅い英単語や英文がズラッと並ぶ、まさにスチール的な要素がいっぱいのテストです。
でも、僕は英語学習の領域なら、自分の苦手分野でもうまくやれるという自信がつき始めていました。
そこで、英検1級にチャレンジすることにしたのです。
やってみた結果、1次試験は2回目で合格、2次試験は1回で合格できました。
苦手は後から克服できる
僕がこれらの体験から学んだことは、「苦手ジャンルは後回しで良い」ということです。
もし僕が、英語初心者の頃からTOEICの点数アップ戦略に取り組んだり、難しい文法用語を覚えようとしていたら、きっとすぐに挫折していたと思います。
でも、一度自分の性格タイプに合った道で英語学習の山をある程度の高さまで登ってから、苦手な道を克服することは、割とカンタンにできることが分かりました。
苦手はことは後回しにして、最初は得意なことに専念する方が、時間効率が圧倒的に良いのです。
自分と違う人を批判する気持ちがなくなる
最後にもうひとつ、ウェルスダイナミクスを学んで良かったこは、自分と違う人を批判する気持ちがなくなったことでした。
たとえば、ブレイズの性格(外向型)の人の視点では、正反対のスチールの性格(内向型)の人は、「ノリが悪い人」という風に映ることが多いです。
一方で、スチールタイプの人の目には、ブレイズタイプの人は「軽薄でお調子者」という風に映ることが多いです。
ダイナモの性格(直感型)の人から見ると、正反対のテンポの性格(五感型)の人は、「想像力が乏しい、つまらない人」と感じやすいです。
一方、テンポの人の目には、ダイナモの人は「継続力がなくて、時間にルーズでいい加減な人」と感じます。
でも、ウェルスダイナミクスを学ぶと、それぞれの性格タイプの強みとと弱みが見えてきます。
自分の性格タイプの弱みと、他人の性格タイプの強みを客観的に見れるようになると、他人を批判する気持ちが薄らいでいきます。
それまでは、「何だよ、ノリ悪いな~」と思っていた相手に対して、
「あ、この人はスチールタイプか!じゃあ、○○と○○は得意だろうな。」
という認識に変わります。
「あの人、本当に時間にルーズだよね!どうやって時間を守らせようかな?」
と考えていた状態から、
「あの人はダイナモだから、先にみんなで始めよう。」
という考えに変わります。
相手を変えようとするのではなく、自分の認識が変わることで、人間関係がラクになるのです。
そのうち、自分と違う性格タイプの人と組んだ方が、ものごとがうまく進むことが分かるようになります。
違う者同士で補い合うことで、バランスが取れることに気付くからです。
夫婦で真逆の性格タイプの組み合わせが多いのは、本能的に自分の弱点を補う相手に惹かれるようにできているから、と言われています。
ウェルスダイナミクスは、仕事や英語学習だけでなく、日常生活のあらゆる場面で使える素晴らしいツールです。
自分を深く知るきっかけになるでしょう。
無料診断テストを受けてみる価値があります。
(完)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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