From 師範代Shinya(新村真也)
英語学習者にとって、「英語がペラペラになりたい!」というのは、ひとつのゴールだと思います。
よっぽど資格マニアでもない限り、「英語はしゃべれなくてもいいから、とりあえず紙のテストの上で良い点が取れれば良い」と考える人は少ないと思います。
でも、この「ペラペラ」という言葉の定義はすごくあいまいです。人によって「ペラペラの定義」も違います。
「プロの同時通訳レベルになれて、初めてペラペラだ」
と思っている人がいる一方で、
「海外旅行先でお店の人とちょっと世間話ができればペラペラだ」
と思って人もいます。
なので、「この状態がペラペラだ!」という共通の定義はありません。
だからこそ、「自分の中でのペラペラの定義」を先に決めておいた方が、目標も立てやすくなるような気がします。
今日は、僕の中での「ペラペラ状態の4つの条件」をお伝えします。
僕の考える「ペラペラ状態4つの条件」
①周りの人たちから「スゴい!英語ペラペラですね!」と言われて、尊敬のまなざしで見られる
②ある程度キレイな発音
③1時間以上英語だけで会話ができる
④反応時間が1秒以内
です。この4つの条件は、僕が28才で英語学習を始めた頃に思っていたことです。この4つを満たしたら、「自分は英語ペラペラだ!」と認められると思っていました。
①周りの人たちから「スゴい!英語ペラペラですね!」と言われて、尊敬のまなざしで見られる
僕が英会話を習い始めた理由は、たったひとつでした。それは、「女性にモテたい!」です。
英会話スクールで女性と出会って、カッコよく英語をしゃべれるようになって、僕が英語を話すところを見た女性たちから「スゴい!英語ペラペラですね!」と言われたかったのです。
そして、できればその後に続くセリフは、
「カッコいいですね!!」
と言われたいと思っていました。
もちろん、女性だけではなく、男友達や同僚、上司からも認められたいという思いがありました。
「おまえ、いつの間に英語ができるようになったんだ?」
「スゲー!!ペラペラじゃん!いつの間に!」
と言われたら、さぞかし気持ちいいだろうなぁ~と想像しながら、ニヤニヤしていました。
②ある程度キレイな発音
僕はテレビで帰国子女やバイリンガルのタレントが日本語を英語を話しているのを見て、「カッコいいなぁ~!」と思っていました。
彼らが英語を話すとき、明らかに日本語とは違う声のトーンになります。
英語の発音と日本語の発音は、音の周波数が違うので、まったく違って聞こえます。
この音の違いが、聞いた人の耳に「特別な言語を操っている感」を強烈に感じさせている気がしたのです。
僕は、「こんな風に日本語と英語をしゃべり分けられたらカッコいいなぁ!」と思っていました。
③1時間以上英語だけで会話ができる
これも、僕の中で憧れがありました。「ネイティブを相手に英語だけで1時間以上会話を続けらたらホンモノでしょ!」と思っていたのです。
もちろん、話す相手との性格の相性や、話題の尽きない共通トピックがあることが前提です。
④反応時間が1秒以内
いくら長時間話せても、自分が話す時に文法や英単語がなかなか出てこなくて、言葉が出るまでに沈黙が長く続いたり、長時間考え込むようであれば、あまり「ペラペラ感」はないかなと思っていました。
なので理想は、「相手が話し終わった後に、1秒以内に自分が話し始める」ぐらいのスピード感でした。
以上4点が、僕が英語学習を始めたばかりの頃に思い描いていた「英語ペラペラの状態」でした。
この頃は、TOEICなどの英語試験のことも何も知りませんでした。なので、最初の頃はあくまでこんな感じのざっくりした状態が、「英語ペラペラ」のイメージでした。
次回は、僕がこの4つの状態を手に入れた時、自分の人生に何が起こったか?
周りの人たち(英語学習をしていることを内緒にしていた同僚や上司)に英語がしゃべれることをカミングアウトした時の反応はどうだったのか?
をお伝えします。
・・・つづく。
—————————————
コメントを残す