from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、ユーチューバーと英語学習者の共通点として、
・カメラやマイクなどの撮影機材のアップグレード
と、
・英語力のレベルアップ
の共通点についてお伝えしました。
英語力も撮影機材も、レベルが上になればなるほど、上がり幅が少なくなっていきます。
同じコスト(お金、時間、労力)をかけても、最初の頃のような変化を感じづらくなっていくのです。
撮影機材では、グレードが上になればなるほど、「今感じているわずかな不満」を解消するためには、今持っている機材の倍以上の値段の機材に買い換える必要が出てきたりします。
英語学習でも、自分のレベルが上がれば上がるほど、今のTOEICスコアよりわずか50点アップさせるために、今までの倍以上の学習時間が必要になることがあります。
それが、2つ目の共通点です。
今回は、3つ目の共通点をお伝えします。
3つ目の共通点:他の人が短期間でドカン!と伸びているのを見るとヘコむ
僕はYouTubeに動画を投稿し始めて6年目ですが、これまでの道のりは、英語学習にすごく似ていると感じています。
最初の頃は、毎週動画を投稿しても、まったく再生されませんでした。
登録者も増えません。
ほとんど変化を感じられないまま、とにかく動画ストックを積み上げていく感じでした。
その後、ある一定のラインまで動画がたまってきたら、だんだん再生回数と登録者が増え始めました。
それでも、急にドカン!と増える感じではなく、ちょっと増えてから停滞して、またちょっと増えてからまた停滞して・・・という繰り返しでした。
登録者5,000人ぐらいまでは、微増&停滞を繰り返しながら、ものすごくゆっくり、ジワジワと進んでいった感じです。
その後、突然ブレイクスルーが訪れました。
それまで月に20~30人ぐらいのペースで伸びていた登録者数が、急に200~300人ぐらいのペースで伸び始めました。
僕は相変わらず今まで通りのペースで動画を上げているのに、急に増え始めたのです。
これは後から知ったのですが、ちょうどこの時期はYouTubeが教育系の動画の拡散に力を入れるようになったのが原因のようです。
それまでの典型的なユーチューバーのイメージは、
「テンションの高い若者が、テレビでは放送できないような過激なことをやって、再生回数を稼ぐ」
という感じでした。
そのため、視聴者層は若者が中心でした。
でも、ある時期から方向転換をしました。
英語やビジネスなどの学び系の動画をプッシュすることで、大人の視聴者層もYouTubeに取り込もうとしたのです。
その結果、それまでコツコツ動画をためてきた僕のチャンネルも、その時流に乗って「オススメ動画」のコーナーにたくさん表示されるようになったようです。
この時流に乗って、僕のチャンネルはかなり短期間で登録者1万人まで増えました。
ゼロから始めて登録者5,000人までにかかった期間と、5,001人から1万人達成までにかかった期間は、数倍の差があります。
おぉ!ガンバってきた甲斐があった!と思いました。
英語学習と似ている
英語学習でも、同じように急に伸びを感じ始めることがあります。
もちろん「急に」と言っても、それまでの伸びのペースに比べて、ですが。
自分の中では、
「おっ!なんか最近、伸びのペースがちょっと速くなった?!」
と感じるのです。
でも、その伸びは長くは続きません。
中上級者の停滞期
僕のYouTubeチャンネルが1万人を過ぎた辺りから、また状況が変わりました
コロナ禍でステイホームになり、人々がネットフリックスやアマゾンプライムなどで映画やドラマを見る機会が増えました。
YouTubeもそれに対抗すべく、再びエンタメ系動画のオススメに力を入れるようになりました。
といっても、以前のような過激なコンテンツが増えないように、色々と厳しいルールを増やして、変なことをする人のチャンネルは容赦なくバンする!という方向性になりました。
「みんな、モラルとルールの範囲内で楽しいことをやってね」
という感じです。
その結果、教育系ユーチューバーのチャンネルの伸びは、それまでに比べて全体的に緩やかになりました。
僕のチャンネルも、また初期の頃と同じような伸び率に戻りました。
元に戻っただけなのに、一度スピードの速い伸びを体験してしまった後は、すごく遅く感じて、ヘコみました。
英語も中上級で伸び悩む
英語学習でも、伸び盛りを過ぎると、こんどは停滞期に入ります。
それまで伸びを経験していただけに、停滞期のスローダウンは、より遅く感じられます。
焦りが出てきて、行き詰まりを感じたりします。
実際には伸びのペースが元に戻っただけなのですが、体感値としてはすごく遅く感じられるのです。
たまに急激に伸びる新人ユーチューバー
YouTubeの世界では、たまに新人なのに急激に伸びる人が出てきます。
僕よりずっと遅くにYouTubeを始めたのに、1年以内に登録者1万人を突破して、その後も勢いは止まらずに、10万人、20万人、30万人・・・と伸びていく人もたまにいるのです。
エンタメ系ユーチューバーなら、僕にとっては「違う世界の人だし!」と割り切れます。
でも、英語系ユーチューバーで僕より遅く始めて急スピードで伸びている人を見ると、たまにヘコみます。
実際には、急激に伸びる人は全体の1%以下で、すごくレアなケースです。
でも、急激に成功している人は目立つので、ついつい自分と比較してヘコんでしまうのです。
英語学習も同じ
英語学習でも、つい自分と他人を比べてしまいがちです。
英語を上手に話す日本人を見ると、「それに比べて自分は・・・」とヘコむことがあります。
特に、自分と同じか後から英語学習を始めた仲間が、自分より伸びが速いのを見ると、ヘコみます。
僕が英語初心者の頃に通っていた英会話スクールでは、「TOEICの点数が短期間で伸びた人たち」の顔写真がポスターで張り出されたり、ニュースレターで配られたりしていました。
僕は当時、TOEICにコテンパンに打ちのめされたばかりだったので、「あんな難しいテストで良い点を取れる人がこのスクールにこんなにたくさんいるんだ・・・」と思ってヘコみました。
急激に伸びた人は目立つので、ついつい自分と比べてしまいがちです。
・・・つづく。
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