from 師範代Shinya
(→前回のつづき) (→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、ユーチューバーと英語学習者の共通点として、
「自分より後から始めた人が、自分より早いペースで伸びているのを見ると、ヘコむ」
というお話をしました。
YouTubeの世界では、登録者や再生回数などの分かりやすい数値で示されているので、他人と自分を比較しやすいです。
英語の世界で言えば、TOEICの点数や、英検の級で表されます。
実は、他人と自分を比べてヘコむ時には、条件があります。
YouTubeの世界では、最初から雲の上のような存在のユーチューバーに対しては、ヘコむような感情は沸きません。
たとえば、登録者150万人の英語系ユーチューバー、バイリンガールチカさんを見ても、僕は「チカさんに比べて自分は・・・」なんて思いません。
純粋にチカさんの動画を楽しみながら見ているので、自分のYouTubeチャンネルとは切り離して考えられます。
でも、自分と同じ時期か少し遅くYouTubeを始めた、自分と同じ英語系ユーチューバーのチャンネルが急激に伸びているのを見ると、たまにヘコむのです。
これは、人間の特性だと思います。
自分と近い人が気になる
人間は、自分からすごく遠い存在の人に対しては、憧れを感じると言われています。
「スゴいなぁ~!こんな風になりたいなぁ~!」
と思えるのは、今の自分が届かない遠い存在だからです。
でも、自分と近い存在の人に対しては、嫉妬や自己否定などの感情が湧いてきます。
たとえば女性だったら、「芸能人の美女が超イケメンとデートしている写真」を週刊誌で見ても、「ふ~ん」と思うだけでしょう。
でも、自分の大学時代の友人が、超イケメンとデートして幸せそうにしている写真をFacebookで見たら・・・
「なんであの子がこんなイケメンと!!キ~!!」
と怒りや嫉妬心がこみ上げてくるかもしれません。(相手との関係にもよりますが)
英語学習も同じ
英語学習でも同じだと思います。
ネイティブと自分を比べて、
「自分の英語力は足りない・・・」
とは思うことは少ないでしょう。
また、YouTubeでバイリーンガールチカさんが話す英語を聞いて、「自分の英語はチカさんには及ばない・・・」とヘコむ人も少ないと思います。
バイリンガルのチカさんは、そもそも自分とは生まれ育った環境が違うから、別の世界の人、というイメージがあるからだと思います。
また、同じ日本人同士でも、自分が英語学習を始めて3年目の時に、英語学習歴30年で流暢に話す人を見ても、「雲の上の存在」に見えるのであまりヘコみません。
でも、もし英語学習歴が自分と同じで、自分より流暢に話せる日本人を見ると、「あの人に比べて、自分はダメだ・・・」と感じる確率が上がります。
これは、人間の本能なので、なかなか避けるのは難しいと思います。
ヘコんだ後に、どうするか?
本能でヘコむことは避けられません。
大事なのは、「ヘコんだ後にどうするか?」だと思います。
・そのまま失意のどん底でふてくされているのか?
・ヘコんだ後も、これまで通りのトレーニングを続けるか?
ヘコむことは避けられなくても、その先どうするかは自分で決められます。
他人も結果もコントロールできません。
コントロールできるのは、自分の反応だけです。
比べる相手は常に昨日の自分
僕は今年の始めに、アメリカの有名ユーチューバーのショーンさんの動画セミナーコースを受講し始めました。
世界中のユーチューバーたちが受けているコースで、受講生の中にはすでに登録者100万人超えを達成した人達もゴロゴロいます。(世界なので、規模が違います)
このコースのコンセプトは、
「みんなで一緒に知識や経験を共有し合いながら、自分のYouTubeチャンネルを伸ばして、人生を豊かにしよう!」
というものです。
受講生だけが入れるFacebookグループでは、メンバーが自分の学びや喜び、悩みなどを毎日シェアしています。
ショーンさんは、先生というより、グループのリーダーのような存在です。
自分のチャンネルを伸ばしてきた経験をシェアしつつ、受講生のチャンネル成功例を紹介しながら、YouTube戦略の立て方を教えてくれます。
たまに、受講生にインタビューした動画をアップしています。
とても役立つ動画コースです。
そのショーンさんが何度も何度も、口を酸っぱくして言っている言葉があります。
「昨日の自分より1%良くなるのを目標にしよう」
です。
自分を他人と比較しない。
短期間で成長を求めない。
昨日の自分より、1%良くなるには、今日何をすればいいか?
それだけを考えて、フォーカスしよう!
と言い続けています。
短期間の伸びに振り回されない
また、ショーンさんはこうも言っています。
↓↓↓
1%ずつの改善を積み重ねる過程で、たまに1本の動画がヒットしてドカン!と伸びることがあるかもしれない。
でも、伸びた動画が作れたからといって、これまでの積み上げ作業をやめてはいけない。
一発成功狙いに走ってはいけない。
また翌日から、1%の改善をコツコツ積み上げていく。
この繰り返しができる「習慣を身に付けること」が、このコースの目的なのです。
というセリフを、ショーンさんは何度も繰り返すのです。
この考え方は、
「YouTubeでバズって、今すぐドカン!と大もうけ!」
みたいなアメリカンドリーム的な発想とは、真逆です。
コツコツ積み上げ式は、むしろ日本的な発想です。
ショーンさんの言葉は、英語学習にも通じる部分だと思います。
人と比べず、昨日の自分よりも今日の自分が1%良くなっているかどうか?に集中することが、確実に進んでいく方法です。
僕はこれからも、自分の英語力もYouTubeチャンネルも「昨日の自分より1%上を目指す」を意識しながら、コツコツ積み上げ行こうと思います。
一緒にガンバりましょう!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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