【少年時代の「バック転ができるようになりたい夢」を31才になって叶えた話⑫】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が子供の頃から夢見ていた「バック転ができるようになりたい!」という願望を叶えた時の体験談のつづきです。
 
 
ついに薄いマットの上でのバック転に成功した僕は、嬉しくてひとりでガッツポーズをしていました。
 
 
「よっしゃー!!できたぞ!!感覚をつかんだぞ!!いける!!」
 
 
一度できたら自信がついて、その後何度か繰り返しバック転することができました。
 
 
極厚マットの上で回転する感覚をつかんでいたので、ほとんど同じ感じでできました。
 
 
ちゃんと思い切り踏み切れば、手を床についた時にも体重が両手にずっしりのしかかることはなく、遠心力でほとんど自動で着地できることがわかりました。
 
 

薄い方がやりやすい

僕は薄いマットの上でのバック転を繰り返しながら気付きました。
 
 
マットは薄い方が足の力をダイレクトに床に伝えることができます。
 
 
その結果、バック転のフォームが安定するのです。
 
 
フォームが安定すると、安全性が増す感じがします。
 
 
僕はさっそく、横から撮影していたビデオを見返しました。
 
 
ビデオカメラの液晶画面の中に、
 
 
「キレイに弧を描きながら真後ろにバック転している自分の姿」
 
 
が映し出されました。
 
 
「おぉーーー!!できてる!!できてるぞーーー!!」
 
 
僕は嬉しくて叫んでしまいました。
 
 
これが自分のバック転を見る初めての瞬間でした。
 
 
バック転している時には、自分の身体がどうなっているのかよく分かりません。
 
 
身体が縦方向に回転しているのは分かりますが、どんな風に跳んでいるのかまでは分からないのです。
 
 
真横に全身を映せる大きな鏡がありますが、バック転の場合はダンスの時のように鏡を見ながら動くことはできません。
 
 
回っている最中は目の前の景色が高速回転するので、何が起きているのか分からないような状態になります。
 
でも、これがバック転をしている人に見える光景なのです。
 
 
その光景を自分もついに味わえるようになったことが、嬉しく感じました。
 
 

マットなしでもいける?

僕はふと気付きました。
 
 
「薄いマットの方が両手をついた時にかかる体重の負担が減るということは、マットなしの堅い床の上だったら、もっとフォームが安定して、もっと両手への負担が減るのでは?」
 
 
普通に考えたら、柔らかいマットの上の方が手にかかる負担は少なそうです。
 
 
でも、バック転に関しては「遠心力」を付けられるかどうか?両手への負担のがカギを握ることが分かりました。
 
 
だったら体育館の木の床の上の方が、さらにやりやすいのではないか?
 
 
そんな考えが浮かびました。
 
 
実際、ジャッキー・チェンは屋外や床の上でバック転しています。
 
 
僕より身体が大きくて重いジャッキーがあれだけ軽々バック転できるということは、床の固さは関係ないということです。
 
 
僕はおそるおそる、マットを横にずらしました。
 
 
そして、木の床の上に立ちました。
 
 
さすがに、今までの「マットで守られている安心感」がなくなるのは恐いです。
 
 
でも、やるしかありません!
 
 
僕は深呼吸しながら深くヒザを曲げて、一気に後ろに跳びました。
 
 
さっきまでと同じ感覚で、目の前の景色がグルッと高速回転しました。
 
 
そして、伸ばした両手に床の感触が伝わりました。
 
 
そして次の瞬間、身体がフワッと浮く感触がして、両足で着地していました。
 
 
「できた!!」
 
 
やはり予想通り、両手にかかる負担はほとんどありませんでした。
 
 
僕はさっそく回していたビデオを見返しました。
 
 
キレイな弧を描いて、危なげなくバック転をしている自分の姿が映し出されました。
 
 
できた!!これでやっと、憧れたジャッキーと同じ動きが同じ環境でできるようになったぞ!!
 
 
僕は嬉しくて、その後は何度も床の上でバック転してしまいました。
 
 
マットの上でおっかなびっくりやっていた時と比べて、今の方が気持ちよく跳べます。
 
 
僕は、喜びと達成感でいっぱいになりました。
 
 
31才で、社会人としては何の役にも立たないバック転を身につけて、こんなに充実感を味わえるとは思っていませんでした。
 
 
正直、「TOEICテストで高得点を取った時」を超える達成感と充実感がこみ上げてきました。
 
 
木の床の上でできるようになったら、残るは「外のコンクリートの道の上でのバック転」に挑戦するだけです。
 
 
・・・つづく。
 
 
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