【ユーチューバーと英語学習の共通点②レベルが上がるほど変化が少ない】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

前回の記事では、多くのユーチューバーがハマる「機材沼」と英語学習の共通点についてお伝えしました。

自分で撮ったYouTube用の動画を自分で編集していると、だんだん細かい部分が気になり始めます。

・全体の色味

・明るさ

・マイクの音質

などが気になってしまうのです。

でも、本人が気にしているほど、視聴者は気にしていない、それどころか、カメラを替えたことに気付いてもいない・・・なんてことがよくあります。

それよりも、ユーチューバーがどんな内容を話すのか?の方にずっと興味があったりします。

英語学習も同じです。英会話レッスンを受けている時に、

・自分の話す英語がちゃんと文法的に合っているか?

・今、自分が言った英単語のニュアンスは正しかったか?

・自分の発音はネイティブっぽいか?

など、細かい部分が気になってくることは、よくあります。

でも、聞いている相手はそんなに気にしていなくて、むしろ僕らが何を言うのか?の話の中身に興味があったりします。

これが、ユーチューバーと英語学習者の共通点の1つ目です。

実は、さらにもう2つ共通点があります。

2つ目の共通点:上に行けば行くほど、わずかな違いを出すのに大きなコストがかかる

3つ目の共通点:他の人が短期間でドカン!と伸びているのを見るとヘコむ

です。

2つ目の共通点

カメラやマイクなどの機材は、上位モデルになればなるほど、違いが分かりづらくなります。

実際には違いがあるのでしょうが、素人目には分かりづらくなるのです。

逆に、最初の頃のステップアップは変化が大きく感じます。

・それまでスマホでの撮影してたけど、一眼カメラを買って使い始めた。

という場合は、視聴者にも違いが分かることが多いです。

急に背景がボケたり、画面がクッキリしたりすると、ステップが大きいので、誰に目にも変化が見えます。

マイクの音質も同じです。

・それまで離れた位置にあるカメラの内蔵マイクで音を拾っていたけど、初めて無線ピンマイクを胸元につないで収録した。

という場合は、変化が分かりやすいです。

マイクに詳しくない視聴者の耳にも、

「それまで声が遠くに聞こえてたけど、なんか急に声が近くでハッキリ聞こえるようになったぞ」

と感じます。

でも、マイクやカメラなどもある一定ラインを超えると、違いに気付きにくくなります。

たとえば、

・一眼カメラを、初心者向けモデルからセミプロ用の高価格モデルに買い換えた。

・外部マイクを、お手頃な小さい機種からプロ用のゴツくて大きなやつに買い換えた。

などの違いは、視聴者には気付きにくくなります。

違いに気付くのは、ユーチューバーと同じようにカメラやマイクに詳しい少数派の人達だけです。

わずかな違いに、高価な機材

そして、上に行けばいくほど、わずかな違いを出すためにかかるコストが大きくなります。

たとえば、照明が少ない、暗い場所での映像ノイズ(ザラザラした砂嵐のような現象)を減らそうと思った場合、今持っているカメラより何十万円も高いモデルに買い換える必要が出てきたりします。

でも、そのノイズの違いは、素人目にはわずかなものだったりします。

そのわずかな差に、何十万円もの追加コストがかかるのです。

これは、マイクの世界も同じです。

音を収録している時に、後ろにわずかに流れる「サー」という音(ホワイトノイズと呼びます)を減らそうとすると、今のマイクの何倍もの追加コストがかかります。

上に行けば行くほど、わずかな違いに大きなお金がかかるようになるのです。

英語学習も同じ

英語学習も同じです。

最初の頃は、自分のちょっとした変化に気付きやすいことが多いです。

・先週知らなかった文法知識を今週覚えたら、また1つ自分が賢くなった気分になります。

・音読の教材の中にも、日常会話に使えそうな英単語がたくさん登場するので、やっていてワクワクしてきます。

・TOEICや英検などのテストでも、最初の頃は対策すればすぐに点数が伸びますが、

でも、自分のレベルが上がってくると、だんだん上達の伸びが遅く感じられるようになってきます。

・文法知識を一通りインストールしてしまえば、後は重箱の隅をつつくような知識の習得しか残らなくなってきます。(そこまでやるか?やらないか?はまた別として)

・音読教材も、自分が知らない英単語が入っている教材をやろうと思ったら、あまり興味の持てないジャンルの英文にも手を出す必要が出てきます。

・TOEICや英検などのテストも、上に行けば行くほど、わずかな点数を上げるために、何十時間も費やさなければならなくなります。

英語学習の場合は、上に行けば行くほど、時間と労力の面で大きなコストがかかります。

そして、自分は払ったコストに見合うだけの結果が得られているのか?と常に不安と疑問を感じながら、進むことになります。

これが、ユーチューバーと英語学習者の共通点2つ目です。

・・・つづく

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