from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※「マイクラ英会話のすすめ」の本の中にあるメソッドのレビューのつづきです。
もう1つ、この本の中で僕が一番大事だと思っている部分が、「学習記録」です。
この本の中では、著者の遠藤先生が毎回のレッスンで感じたことを、日記のような形で記録している内容を公開しています。
僕はこの記録が、とても大事だと思っています。
英語学習は、日々の成長実感を味わうのが難しいジャンルです。
確かに、毎日少しずつ積み上がってはいるのですが、それが明らかに目に見える形で、英会話の中で使える実感はわかないのが普通です。
TOEICや英検などの点数も、そんなにカンタンに上がるものではありません。
そのため、「自分は成長しているんだろうか?」といった疑いの気持ちが、常にわき上がってきます。
そこで役立つのが、学習記録です。
自分ができたこと&できなかったことを毎回記録することで、自分のわずかな成長を、見逃さずに気付けるのです。
また、英語の伸び実感にはアップダウンがあることが分かります。
前回のレッスンではうまく話せたと思って上達を感じられたのに、今回はボロボロだった・・・なんてことは、よくあります。
実際に、遠藤先生の記録を見ていても、そんなアップダウンから来る心の葛藤が感じられます。
この葛藤を乗り越えるためには、自分の状態を客観的に見る必要があるのです。
たとえば、自分が成長できていないと感じる時には、最初の頃の記録を見返すことで、
「あぁ、あの頃はこんなことも出来なかったな・・・懐かしい。あの頃に比べたら、今の方が成長している気がする。」
と、客観的に伸びを感じられるのです。
これが、記録を付けるメリットです。
具体的な記録の付け方
とはいえ、具体的にどんな形で記録を付ければいいのか?最初は分からないと思います。
あまり気合いを入れすぎると、記録作業自体に時間がかかってしまい、続かなくなります。
また、あまり記録内容が少なすぎても、後から見返して分かりづらいかもしれません。
そこで、ある程度モデルになる学習記録を見ることが大事になってきます。
遠藤先生の記録は、ポイントを抑えて分かりやすく書かれています。
もちろん、これでも情報が多すぎると感じたら、自分の記録項目は少し削っていくのもアリでしょう。
ただ、具体的にどんな風に書けばいいのか分かることは、最初の一歩を踏み出す上で大きなメリットになります。
赤裸々な学習記録を公開
僕が知る限り、著者が自分自身の学習記録をここまで赤裸々に公開している本は、他に見たことがありません。
僕が個人的に感じるこの本のメリットは、この記録ではないかと思います。
ゲームを使って楽しみながら行う英会話レッスンでも、
「あの時、これが言えなかった!悔しい!」
という思いをすることが多いようです。
むしろ、本気でゲームとコミュニケーションを楽しんでいるからこそ、先生に対して言いたいことが言えなかった時の、心のダメージが大きいのかもしれませんね。
大ヒットの英語の文法本を書いている遠藤先生でさえも、こんなに色んな葛藤を経験しているんだという事実が、多くの英語学習者の励みになるでしょう。
子どもや孫と一緒に楽しめる
さらに、マイクラ英会話の副次効果として遠藤先生が実感しているのが、「お子さんとの交流」です。
遠藤先生は、娘さん一緒にマイクラ英会話をやるようになってから、夕食の話題が英語になることが増えたそうです。
娘さんが「あの時に、英語で何て言えば良かったんだろう?」とつぶやいて、遠藤先生が「じゃあ、調べてみようか!」とその場で調べる。
「あっ!こう言えば良かったんだね!」
とお互いに気付く。
そういうやりとりを通して、自然に親子の交流が生まれて、家族関係も良くなり、娘さんの英語への関心も高まるという、副次効果を感じているそうです。
世代を超えて楽しめることで、あなたのお子さんだけではなく、お孫さんとも一緒に英会話を楽しめる確率が上がるでしょう。
以上、新しい英語勉強法である「マイクラ英会話」をご紹介しました。
今後、時代が「ゲーム×英会話」になっていく可能性を感じる本です。
もし興味があったら、ぜひチェックしてみてください。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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