【名著「結婚滅亡」から学んだ、中高年が英語を学ぶメリット:コミュニティーを広げる】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※最近読んだ本「結婚滅亡」というタイトルの、「英語学習者目線」でのレビューの続きです。

前回の記事では、英会話を学ぶことで、「接続するコミュニティー」の幅を広げることができるとお伝えしました。

会社、家族、地域などの従来型の「所属するコミュニティー」では、所属が外れた後は、疎遠になりがちです。

若いうちはまだ所属するコミュニティーに属している期間が長いのですが、年齢を重ねてくると、だんだん先が見えてきます。

そして、いざ所属するコミュニティーを外れると、急に生きがいを失ってしまうことが多いのです。

退職後に孤独感を感じたり、熟年離婚した男性がその後病気にかかる率が激増したり、地域住民の集まりが減ることで、無気力になったりすることがあります。

だからこそ、ゆるくつながる「接続するコミュニティー」が必要になるのです。

「接続するコミュニティー」をたくさん持つことで、「ソロで生きる力」が身に付きます。

退職しても、離婚しても、地域のつながりがなくなっても、孤独を感じない状態で楽しく人生を生きられるようになるのです。

「結婚滅亡」の著者の荒川先生は、「既婚者ほど、ソロで生きる力が必要です」と言っています。

なぜなら、独身者の方が早いうちから「ソロで生きる力」を磨いて、自分の周りに接続するコミュニティーをたくさん築いています。

一方、既婚者は家族という「所属するコミュニティー」の中で安心感があるので、接続するコミュニティーを築くのを怠ってしまいがちです。

その結果、配偶者との死別や離婚を経験した時に、孤独に耐えられなくなってしまうそうなのです。

だからこそ、接続するコミュニティーを早めに築いておく必要があります。

英会話は、「人とつながる力」を高めてくれる

ここからは僕の個人的な感想ですが、英会話のスキルを身に付けると、「人とつながる力」が高まると感じます。

それは、外国人とつながる力だけではなく、日本人と世代や地域を越えてつながる力です。

よく中高年の人たちが口にするセリフの代表として、

「最近の若いモンは何を考えているのか分からん。」

「東京モンの考えることは分からん。」

というように、「年代や地域が違うからコミュニケーションが取れない」という表現があります。

でも、おそらく僕達日本人にとって、一番何を考えているのか分からない「外国人」だと思います。

特にアメリカやイギリスなどの西洋文化の人たちは、考え方も価値観も日本人とは真逆のケースが多いです。

英会話スキルを身に付けるということは、この考え方の違いのカベを乗り越えることを意味します。

英会話スキルとは、英語での会話を続かせる力です。

会話を続かせるためには、文法や英単語を勉強するだけでは足りません。

・相手とコミュニケーションを取り続けようとする姿勢。

・たとえ意見が食い違っても、その違いを良しとして楽しむ姿勢。

・相手が自分の期待に応えなくても、傷つかない姿勢。

・相手の言動で自分が傷ついたら、なぜかを自己分析して相手に言葉にして伝える姿勢。

これらがないと、英会話はできません。

そして、外国人相手の英会話の練習を繰り返すことで、日本人同士のコミュニケーションの仕方にも変化が現れてきます。

・最近の若い人が、何を考えているのか分からない

・東京モンが何を考えているのか分からない

と言う姿勢から、

・最近の若い人は、何を考えているんだろう?話す機会があったら聞いてみよう。

・東京の文化はどんな感じなんだろう?聞いてみよう。

という姿勢に変わってきます。

そして、自分の価値観と違うことを言われても、うろたえない自信を持つことができるようになってくるのです。

日本文化は同調文化なので、自分の言ったことを否定されると、ショックを受けて心が少し傷つきます。

でも、最初から「相手は考え方が違う」ことを前提に話していると、自分の言ったことが否定されてもショックを受けづらくなります。

まったくゼロとは言いませんが、心のダメージは軽減できます。

おそらくそのスキルが「心の柔軟性」につながるんだと思います。

中高年になると、身体の柔軟性が減って硬くなってきたと感じることが多くなります。

でも実は「心の柔軟性」もなくなってきていることに気付くのは難しいです。

僕の考える「心の柔軟性」は、

「自分が積み重ねてきた経験や価値観とはまったく違うものを見せられた時に、拒絶するのではなく好奇心を持って知ろうとする姿勢」

ではないかと思います。

そして、英会話スキルは心の柔軟性をアップするのに役立ちます。

心の柔軟性をアップさせれば、いつでもどこでも人とつながる自信ができて、「接続するコミュニティー」を築くことができます。

接続するコミュニティーが自分の周りにたくさんあれば、退職しても、熟年離婚しても、地域から村八分にされても、心のダメージは軽減されます。

人とのつながりさえ感じられれば、人間は幸せを感じられるのです。

僕の経験

僕はこれまでの人生で、「所属のコミュニティー」で安心感を感じたことはほとんどありません。

・大学には行っていないので、大学時代の友はいません。

・18才から働き始めて5回転職しているので、「同期入社で数十年間一緒に働いた仲間」もいません。

・今は独立したので、会社というコミュニティーから完全に外れました。

・31才で1度目の結婚を経験しましたが、わずか数ヶ月で破局しました。

・今は幸い、サヤと結婚6年目を迎えましたが、「絶対の安定などない。男女の関係は、いつでも壊れる可能性がある」と思いながら生活しています。

そんな感じで、所属のコミュニティーから安心を得られたことはありませんが。代わりに習いごとを続けることで、「接続するコミュニティー」は増やしてきました。

そして、今は英会話レッスンやFacebookグループなどを通じて、自分が「接続するコミュニティーを提供する側」になれたことに喜びを感じます。

以上、僕が最近読んでハマっている「結婚滅亡」という本の紹介と感想でした。

未婚者も既婚者も、ぜひ読んでみることをオススメします!

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「結婚滅亡」の本はこちら

 

 

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