from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、円安の影響で海外に出稼ぎに行く日本人の数が増えている、というニュースをお伝えしました。
アメリカのカリフォルニア州の最低時給は2,200円で、日本の2倍以上です。
また、来年1月からは、マクドナルドなどのファーストフード店の最低時給が、3,256円に引き上がるそうです。
(時代は違いますが、僕が高校生の頃にバイトしていたモスバーガーの時給は、当時630円でした。5倍の違いです!)
こういう現状になったことで、海外に出稼ぎに行く人が増えているのも納得できます。
でも、海外で賃金が上がっているということは、その分、物価も高くなって、生活費も高くなるのではないでしょうか?
生活費が上がれば、結局同じになるのではないでしょうか?
これに関しては、他のニュース記事やYouTube動画を色々と見て回って、総合的に判断するのが良いと思ったので、そうしました。
住む場所&国によってだいぶ違う
その結果、住む国によって生活コストや満足度に差が出ているように見えました。
また、同じ国でも場所によって生活費は環境は大きく変わります。
たとえば、ニューヨークに住んでいる日本人でアベマTVのインタビューを受けた人は、「生活はカツカツで、苦しい」と言っていました。
僕もニューヨーク出身のアメリカ人の先生数人と話したことがありますが、みんな口を揃えて「ニューヨークは家賃が高すぎる!あそこは住む街じゃない!」と言っていました。
さらにその方は、奥さんとお子さんもいるので、安くてせまいアパートを借りるわけにはいかないのでしょう。
一方で、オーストラリア在住の独身日本人でインタビューを受けた人は、かなりお金に余裕があって、貯金できていると言っていました。
カナダのバンクーバー在住の人も、同じようにお金に余裕があると言っていました。(バンクーバーは日本の東京のような都会ですが、ダウンタウンを避けて家を探せば、家賃を安く抑えられるのかもしれません)
このあたりは、結局日本と同じなのかもしれませんね。
どのエリアに住むか?
家族持ちか?一人暮らしか?ルームシェアをするか?
自炊するか?外食メインか?
などによっても、生活コストはだいぶ変わります。
独身だとルームシェアがしやすいので、家賃は低く抑えられます。
僕が静岡から東京に引っ越してきた時には、東京の家賃と月極駐車場代の高さに驚きました。
結局、駐車場はあきらめて、20年乗り続けた愛車を手放す決断をしました。
同じ日本国内でも、こんなに物価が違うのに、国土が広い海外の国なら、もっと地域差があるのは当たり前かもしれません。
満足度は、個人の性格によっても変わる
また、今回色んな人達のインタビューを見ていて、海外生活の満足度は個人の性格にかなり左右されるのでは?と思いました。
満足度が高い人たちは、明るい雰囲気で生き生き話していました。
「そりゃ、お金に余裕があって満足していたら、生き生きするのが当たり前でしょ?」
と思われるかもしれません。
でも、僕は逆パターンもあると思っています。
つまり、前向きで元気な性格の人は、自立を重んじる西洋文化にフィットしやすく、現地の人達からも高く評価されるのでは?と思うのです。
その結果、給料の良いポジションにつけたり、ルームシェア仲間と楽しく付き合えて、ストレスなく生活費を抑えられるのでは?と思います。
どこへ行っても、自分と一緒
僕は今回のインタビューを見て、アメリカのベストセラー作家、リチャード・カールソン氏の一節を思い出しました。
Wherever you go, you take yourself with you.
(どこに行っても、あなたは自分自身と一緒)
この一節の章に書かれている内容は、ざっくり短くまとめると、こんな感じです。
「あなたがどこに行っても、常に自分自身が一緒について回ります。もし、あなたが他人や物事をネガティブに見るクセがあれば、どこに引っ越しても、仕事を変えても、誰と話していても、同じように不満を感じるでしょう。
あなた視点は、車のフロントガラスのようなものです。フロントガラスが曇っていれば、美しい景色もかすんで見えて、気付かずに通り過ぎてしまうのです。」
僕の経験上、アメリカやカナダなどの西洋の国に行って生き生きしている人達は、日本では生きづらさを感じて悩んでいた人が多い印象です。
僕自身もそうだったので、よく分かります。
日本の集団社会になじめずに、「あいつは空気が読めない」とか、「人と協力できない自己中なヤツ」などとレッテルを貼られていた人ほど、西洋の個人主義の文化では高く評価され、伸び伸び生きている気がしています。
そしてもう1つ、大事なテーマである「英語力」も、海外で生活する上での満足度を決める大きな要素になってきます。
次回は、そこを深掘りしていきます。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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