【英語の前置詞使い分け図鑑 レビュー②】

 
from 師範代Shinya
 
(→前回のつづき)
 
※2021年11月5日発売の新刊本、「英語の前置詞使い分け図鑑」のレビューの続きです。
 
 
90万部突破の大人気シリーズ「英単語の語源図鑑」の著者、清水建二先生の最新作が、今回レビューする「英語の前置詞使い分け図鑑」です。
 
 
これまで数え切れないほどの本を書き続け、ベストセラー本を生み出すまでに培ったエッセンスが、新刊本にもギュッと詰め込まれています。
 
 
僕が読んでみて感じた、この本の魅力トップ5をまとめると、
 
 
①イラストを使った「イメージ」で、前置詞を学べる。(日本語訳を介さずに、前置詞が理解できる)
 
 
②会話でよく使われる「熟語」も一緒に覚えられる。
 
 
③例文がシンプルでイメージが湧きやすい。
 
 
④1つの前置詞が持つ何種類かの「派生イメージ」も、1つずつイラストで丁寧に解説している。
 
 
⑤1つのイメージにつき、同じ3ステップで解説してるので、すべての前置詞を同じ流れで身に付けられる。
 
 
以上5点です。
 
 
前置詞をイラストで解説した本は他にもありますが、①~⑤がすべて揃っている本はなかなか見かけません。
 
 

図鑑としての使いやすさ

 
以上の5つのポイントが揃っていることにより、この本はタイトル通り「図鑑」としての使いやすさが生まれています。
 
 
僕は子供の頃に「昆虫図鑑」が宝物でした。
 
 
虫が大好きで、夏はセミやバッタが家の周りにたくさん出てくるので、天国でした。
 
 
虫かごと虫取り網を持って近所の林の中に繰り出すのが、夏休みの日課でした。
 
 
捕まえた虫を観察しながら、昆虫図鑑をめくって調べました。
 
 
1度読んだだけでは覚えきれないので、同じ種類の虫を捕まえる度に、図鑑で確認して、「あぁ、そうだった!この虫の名前は○○だった!」と確認していました。
 
 
虫がいない冬の季節も、たまに図鑑のページをめくりながら「世界の珍しい虫コーナー」を見て、「いつかこんな変わった虫を目の前で見てみたいなぁ・・・」と、ロマンを感じていました。
 
 
(ちなみに、僕が少年時代に一番心を引かれていた、日本にはいない「木の葉虫(コノハムシ)」は、31才の時についに目の前で見ることができました。カナダ留学のついでに旅行したモントリオールの動物園の中の、昆虫コーナーにいたのです!)
 
 
1冊の分厚い昆虫図鑑を、何度めくったか分かりません。
 
 
ページのつなぎ目がボロボロになって、ガムテープで補強しないと本としての形を保てないほどに、使いこみました。
 
 
いつでも手元にあって、必要な時にはすぐ参照できる。
 
 
それが、僕にとっての「図鑑」でした。
 
 
そして、今回の「英語の前置詞使い分け図鑑」は、まさに英語学習で同じように使えます。
 
 

前置詞図鑑の使い方バリエーション

 
 
①新しい前置詞や熟語を見かけたら、まずは図鑑でイメージを確認する。
 
 
②なぜこの文脈でこの前置詞が使われているのか?なぜこの熟語でこんな意味になるのか?をイメージで覚える。
 
 
③違う文の中でまた同じ種類の前置詞や熟語に出会ったら、図鑑で参照して再確認する。
 
 
④ふだんの英語トレーニングをしていない時にも、たまにペラペラとめくって、前置詞の奥深い世界に思いを馳せる。
 
 
そんな使い方ができます。
 
 

辞書と図鑑の違い

 
僕の中では、辞書と図鑑は少し違います。
 
 
辞書は文字がギッシリ詰まっている分厚い本です。
 
 
辞書は調べ物には役立つけど、「ヒマな時に寝っ転がりながらペラペラとめくる」ようなものではありません。
 
 
でも、図鑑は違います。
 
 
図鑑は読み物として楽しめます。
 
 
図鑑にはロマンがあります。
 
 
頭の中にイメージを描いて、ワクワクさせてくれるのです。
 
 
また、図鑑は調べる時にも直感的にページをめくれます。
 
 
僕は少年時代に昆虫図鑑を何度も見ているうちに、「セミのコーナーは何ページあたりにあるのか?」が感覚で分かるようになりました。
 
 
もくじを見なくても、すぐに見たいページを指先の感覚で見付けられるようになったのです。
 
 
この「英語の前置詞使い分け図鑑」も同じように、使い込めば直感的にページを見付けられるようになる気がします。
 
 
全てのページで左上にイラストが描かれているので、パラパラめくると、イラストが次々と出てきます。
 
 
一度通しで読んだ後には、調べたい時にはイラストで感覚的にページを見付けることができるようになるでしょう。
 
 
僕がこの本に感じる最大のメリットは、
 
 
「図鑑ならではの取っつきやすさ&ロマン」
 
 
だと思っています。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

 

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