2017年の2月も後半に入りました。あなたの新年の抱負は、どんな内容だったでしょうか?
「今年こそ、○○ができるようになるぞ!!」
と目標を立てて燃えるものの、気がついたら年末年始がやってくる・・・なんてこと、よくありますよね。
僕の尊敬するメンターに、「ルーク平野」さんという方がいます。
ルーク平野さんは、日本では珍しい「男女のパートナーシップ」の専門家です。
また、ご自身がサラリーマンから「パートナーシップを教えるセミナー講師」として独立起業して成功しているので、「個人が起業する方法」に関してもセミナーを開いています。
そのルーク平野さんから最近届いたメルマガ記事で、こんな内容のものがありました。
目標を達成する人と、目標を達成できない人のたったひとつの違い
※以下の文章は、引用です。
実は、目標を達成する人と達成できない人には、ある大きな違いがあります。その違いとは何でしょうか?それは、その目標に対してリアリティーがあるか、ないかです。目標を実現することにリアリティーがある人は、目標を達成します。しかし、リアリティーがない人は、目標を達成するのは難しいでしょう。たとえば、起業して、年収3,000万円を達成するという目標を実現することに、リアリティーがある人は、目標を達成することができるでしょう。その目標にリアリティーがない人は、目標を達成するのは難しいと思います。別の言い方をすると、紙に書いた目標を達成するのが、当然だと思っている人は、目標を達成するのが難しいでしょう。つまり、目標実現に対してリアリティーがあるか、ないか、目標を達成するのが当然と思っているか、難しいと思っているかが、目標を達成する人と、目標を達成できない人の違いです。
(引用終わり)
僕はこれを読んだとき、「あ、英語の習得も同じだな!」と思いました。
僕が28才から英会話スクールに通い始めて最初の1年間は、この「リアリティー」が持てずにいました。
その頃の僕にとっては、英語の習得には、「魔法のような近道が存在する」と思っていたのです。
「聞き流し教材で○○週間でペラペラ!」
とか、
「ネイティブの英語のシャワーを浴びていれば、ある日、自然に英語が口をついて出てくる!」
とか、まるで雲をつかむような話を信じていました。
「信じている」と書くと、「リアリティーがある」と同じに聞こえますが、微妙に違います。
当時の僕の心境は、単なる「希望」です。
「そんな、魔法のような方法があるはずだ!きっと自分もペラペラになれる!」
と信じていましたが、そこには「リアリティー=現実感」はあまりありませんでした。
なぜなら・・・
・毎日聞き流している英語のCDは、1週間たっても相変わらず聞けるようにはなりませんでした。
・ネイティブの友達を作ってひたすらフリートークをしていても、会話の中だけで新しい英単語を覚える機会は少ないな・・・と感じていました。
・英会話スクールでの50分のレッスン内だけでは、「話し続けられる長さが増えている!」という実感があまりありませんでした。
つまり、「今のままの生活を続けていても、あまり変わらない気がする」と薄々気づき始めていたのです。
そんな中、
「きっとそのうち、ある日突然ペラペラしゃべれるようになる日が来る!」
と信じていました。いえ、信じたかっただけかもしれません。
これは、残念ながら「リアリティーがない状態」です。だって、心の底では信じていませんからね(笑)
どうすれば、目標にリアリティーが持てるようになるのか?
その答えは、ルーク平野さんのメールの中にありました。もう一度引用させていただきます。
(以下、引用)
目標にリアリティーを持てるようになるためには、小さな成功体験を積み重ねることです。例をお伝えしましょう。以前、パーソナルコンサルティングに参加した方から、「起業して年収1,000万円を稼ぎたいけれど、どうしたら実現できるでしょうか」という相談がありました。その方は、まだ会社員で、自分でビジネスをした経験がなく、「起業して、年収1,000万円を稼ぐ」ことにリアリティーがありませんでした。このままでは、目標を実現することが難しいです。では、どうすればようのでしょうか?それは、「小さな成功体験を積み重ねること」です。彼は、自分でビジネスをして、お金を稼いだ経験がありませんでした。そのため、まず最初に自分でビジネスをして、1万円を稼ぐ体験をしてもらいました。ビジネスで1万円を稼いだことのない人が、1,000万円を稼ぐことはできません。0円から1万円を稼ぐことは、エネルギーがいるのですが、1万円を稼ぐことができるようになると、それを2万円に増やすことは、それほど難しくありません。そして、2万円を稼ぐことができれば、それを5万円、10万円に増やすこともできるようになります。(中略)このように、小さな成功体験を積み重ねていき、ビジネスでお金を稼ぐ感覚がわかるようになると、「起業して、1,000万円を稼ぐ」ことにリアリティーを感じるようになり、目標を実現できるようになります。そのためにも、最初は小さな成功体験を経験することです。
(引用終わり)
僕はこれを読んだとき、「まさに英語学習もそうだったな!」と気づきました。
僕がラーメン屋さんで音読メソッドに出会ったとき、「これならいける!」という、ビビっ!とくる感触がありました。
その後、たった1ページの英語の文章を1週間かけて、毎日音読しながら身体に刷り込む、という作業をやってみました。
1週間後、その英文で使われている英単語や文法が、自分の身体の中に完全に沈み込んで、「永久記憶」になったのを感じました。
これは、僕にとって初めての「小さな成功体験」でした。
その翌週からは、次の新しい英文、その次の週にはまた次の新しい英文・・・という感じで続けてみました。
僕がリアリティーを感じられるようになった瞬間
そして3ヶ月後に、12ページ分の英文を音読トレーニングで仕上げた時点で、自分の中でハッキリと「リアリティー」が感じられるようになったことに気づきました。
なぜなら、3ヶ月前に仕上げた最初の1ページを、今リスニングしても完璧に聞こえたからです。
あ、これは永久記憶に入ったな!3ヶ月前のものを覚えているなら、1年後になっても忘れないな!
ということが分かりました。
そして、
これを続けていれば、「できること」が積み重なって、それがある一定量にまで詰み上がれば、自分が望む英語力は必ず手に入る!
ということがハッキリと分かりました。
そうか!これが、語学が上達する道のりなんだな。なんだ、武道やスポーツと一緒じゃないか!
と、「腑に落ちた」のです。
この時点で、僕の中にあった英語学習に対する「幻想」が消えて、超現実的な「目標」として見えるようになりました。
「今は週に1ページを仕上げてるけど、これを2ページに増やせば、単純に倍のペースか。でも、1日に音読できる回数は限られてるから・・・」
と、リアリティーのある目標が立てられるようになりました。
その結果、TOEIC975点&英検1級まで伸ばすことができました。
ここに至るまでの道のりは、正直、「地味」なものでした。
毎日、小さな成功体験を積み重ねてきただけです。
でも、小さくても上達を実感できると、モチベーションは維持できます。
だから、僕はここまで来れました。今も、毎日音読トレーニングを続けています。
でも、周りを見渡すと、リアリティーを感じながら英語学習を続けられる人は少ないです。
なぜなら、世の中には「インスタントな結果」をチラつかせる、甘~い広告があふれているからです。
僕自身、インスタントな結果を1年間追い求めていたので、よく分かります。
だからこそ、僕はこの「英語の達人養成ジム」を作りました。
目標にリアリティーを持って、確実に達成できる感覚を、あなたにも味わってもらいたいと思っています。
一度リアリティーを持つ経験をすれば、もう元の「ふわふわ夢心地状態」に戻ることはありません。
あなたもまずは今年、「英語学習にリアリティーを持つこと」を目標にしてみませんか?
それができれば、あとは目標が自然に実現していくはずです。
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