from 師範代Shinya
先日、オンライン英会話のトータル受講数が800回に達しました。
僕の受けているDMM英会話では、積算時間が増えるごとに、だんだん称号が変わっていきます。
最初はブロンズから始まって、シルバー、ゴールド、プラチナ、クリスタル、と進んできました。
そして今回、「マスター」の称号を与えられました。
英語の習熟度ではなく、レッスンのトータル受講時間で称号のランクが決まる形式は、とても良いアイデアだと思います。
習熟度を基準にしてしまうと、テストを作らなければなりません。
テストの場合、どうしても偏りが出ます。
・個人の性格の違い
・個人の興味の違い
・これまで練習してきたボキャブラリーのジャンルの違い
・得意なスキルと不得意なスキルの違い
・元のしゃべり方の違い
などによって、ジャッジ基準は大きく変化します。
すべてをまんべんなく網羅したテストを作ることは、おそらくできません。
たとえば僕の場合、自分の興味のあるジャンルと興味がないジャンルがすごくビシッと分かれています。
得意で興味があるジャンルに関しては、英語で流ちょうにやりとりすることができます。
僕は男女のパートナーシップに詳しいので、離婚経験のある先生、奥さんと別居中の先生、近いうちに結婚を控えている先生たちとは、会話がすごく盛り上がります。
一方、自分が興味や知識のないジャンルに関しては、まったく話ができません。
特に、一般的によく外国人男性と英会話のネタになりやすい「メジャーなスポーツ」に関しては、僕はめっぽう弱いです。
サッカーや野球などの大きな試合があった後には、英会話のネタとして振られますが、僕は何も答えられないのです。
そもそも英会話のスタイルも違う
英会話と一口に言っても、色んなスタイルがあります。
①ニュースの時事ネタを使って、その話題についてディスカッションしたり(これが中上級者に最も人気)
②レッスン教材を使ってロールプレイ練習(初心者に人気)
③フリートーク(少数派)
④文法で分からない所を聞く(少数派)
など、スタイルによってそれぞれフォーカスされるポイントが違います。
また、その人の元の話し方も影響します。
ふだん日本語でゆっくり丁寧に話すタイプの人が、英会話になった途端に急に早口でラフな言い回しになる、なんてことはまず起こりません。
第2言語の処理スピードが、母国語の処理スピードを超えることはないのです。
(ごく希に、英語を話し始めた途端に別人のようになる人もいますが、その場合は言語が変わることで日本文化から解放されて、その人が元から持っているキャラが出ているような気がします。)
ということで、英語のスピーキング力をテストで正確に測るのは、かなり難しいと思います。
長い歴史と実績にある英検の2次面接試験でさえ、試験対策をしているかどうかで、点数に大きな差が出ることがあります。
そのため、積算時間で称号のランクを決めるDMM方式に、僕は賛成です。
モチベーションが上がる表示形式
またDMMは、積算時間の表示の仕方も絶妙です。
レッスン回数でもなく、レッスン時間数(hour)でもなく、レッスン分数(minute)で表記されているのです。
ちなみに、僕がマスターになったときの表記は、
「20000分」
でした。
2万!!
けっこうな数字に見えますよね。
お金でも2万円と言われたら、かなり大きな金額に聞こえます。
YouTube登録者やインスタのフォロワー数も、2万人と言われたら、けっこうスゴいと思われます。
この分数単位の数字のマジックが、絶妙です。
もしこれが時間表期だったら、「333時間」です。
だいぶ印象が変わりますね。
僕がカナダに留学していた時には、スクールの授業が1日6コマでした。
1コマ1時間で計算すると、土日を抜いて週に30時間です。
月に換算すると、120時間。
僕がいた3ヶ月間で、360時間になります。
つまり、「留学3ヶ月弱の時間」になるのです。
そう言われると、小さく見えてしまいます。
でも、20000分と言われた方がモチベーションが上がります。
それに、英語学習は小分けにした方が効果があるので、留学して3ヶ月でまとめてやるより、毎日25分を2年半かけて分散させた方が、効果があると思います。(目的にもよりますが)
表記場所もGood!
DMMでは、毎回レッスンに入るときに必ず通る「マイページ」の左上に、常に「20000」という数字が、ドーン!と表示されています。
人間の目線の動きは、最初左上から始まって、次に右上、それから左下、最後に右下、という順番に「Z」型で動くと言われています。
そのため、レッスン積算時間がすごく目立ちます。
このあたりの工夫が、よくできていると思います。
次回の記事では、20000分(800コマ)受けて自分の中に起こった変化について詳しくお伝えします。
・・・つづく。
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