from 師範代Shinya
(→前回の続き)
毎回レッスン前にドキドキしていたステージ1を抜けて、ステージ2では初対面の先生とも毎回楽しく話せるようになり、同じ趣味を持つお気に入りの先生たちも見付けました。
僕は、このまま楽しみながらどんどん上達していく日々になると思っていました。
ところが、そうではありませんでした。
ステージ3:マンネリ化
そうだ!この時期が必ず来ることを忘れていた!!
これは、英会話に限らず、僕がこれまでやってきた習いごとの空手、ダンス、など、すべてに言えることでした。
ちょっと慣れた先にあるステージが、「マンネリ化」です。
毎回のレッスンで、上達実感が持てなくなってくるステージです。
最初の頃の必死さが抜けて、楽しくなってくる反面、その楽しさもだんだん慣れてきて当たり前になってきます。
また、お気に入りの先生たちとも会話が毎回同じようになってきて、前回とあまり変わらない会話内容を繰り返しているような感じになってきます。
また、初対面の先生たちと話す時にも、用意した台本で会話が盛り上がっても、「やったぜ!」という感覚は薄れていきました。
もう、淡々とこなす作業のような感じです。
「これ以上続けても、あまり英語力に変化がない気がする」
という気分になってきました。
おそらく、9割の人がこのステージ3で挫折するのではないかと思います。
ステージ1の時の方がエネルギーの消耗が多くて大変ですが、モチベーションが高ければ乗り越えられます。
でもステージ3では、モチベーションそのものが落ちてしまうので、最もやっかいなステージかもしれません。
僕はこの時期、本気でオンライン英会話を辞めることを考えました。
「完全に辞めるのではなく、いったん離れて、数ヶ月ぐらいしたら復帰するのもアリかなぁ~」
みたいに思っていました。
でも、もしあの時離れていたら、おそらく数ヶ月では戻って来れなかったでしょう。
そのままフェードアウトして、数年後にまたやり始めて、またゼロからスタートになっていたと思います。
このステージ3では、まだレッスンに対する「よっこらせ感」はありました。
「レッスンから得られる刺激&成長している感覚」と、「面倒くささ」をてんびんにかけると、面倒くささの方が上回っていたのです。
その差がどんどん広がってきて、毎回のレッスンの作業感が強くなってきました。
ステージ4:省エネ優先
この時期になると、僕は省エネを優先するようにしました。
つまり、レッスンの面倒さをできるだけ減らす工夫を始めたのです。
レッスンから得られる刺激や成長している感覚は、急にアップすることはありません。
伸び悩みの時期から脱出するまでには、ある程度の時間がかかります。
だったらレッスンにかかる面倒な作業を減らすことで、続けやすくなると思ったのです。
僕が具体的にやった工夫は、次の3つでした。
①レッスン時間を毎日固定する。
②今日のレッスンが終わったら、画面を閉じる前にすぐ次のレッスンを予約する。
③次のレッスン予約の作業は、3分以内に済ます。たとえ良さそうな先生が見つからなくても、予約作業に5分以上はぜったいにかけない。
この3つを実行することで、だいぶラクになりました。
さらに意識したこととして、
④レッスンの効果に過剰な期待をしない。
⑤マンネリ化した会話を続けることを、自分に許す。
⑥レッスン中は常に上の内容を目指すのではなく、今まで通りの会話内容で、いかにエネルギー消費を抑えるか?を最優先する。
ということを加えました。
その結果、レッスンにかかる精神的&時間的コストがどんどん下がっていきました。
そして、レッスンから得られるプラスの感情と、レッスンに関わるマイナスの感情が、プラマイゼロぐらいなってきた時、面倒くささから解放されました。
毎日決まった時間になったらパソコンに向かい、気合いを入れずにレッスンを受け、終わったら軽やかに次のレッスンを予約する。
このリズムを毎日続けることが、僕のステージ4の戦略でした。
そしてこれは、うまくいきました。
・・・つづく。
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